日本一の個人投資家として知られた故・武田和平さん(竹田製菓の創業者)の非常に温かく、本質的な哲学をご紹介します。
~ 徳を貯めることで、結果としてお金も人も集まってくる ~
〇「貯金」よりも「貯徳(ちょとく)」和平さんの考えの根幹は、
「お金を貯める(貯金)前に、徳を貯める(貯徳)べし」
というものです。
【徳とは何か】
相手を喜ばせること、感謝されること、世の中に貢献すること。
【なぜ徳を貯めるのか】
お金は「ありがとう」という感謝のしるしとして回ってくるエネルギー。
徳(感謝される行動)を積めば、結果として後からお金は自然に付いてくるという考え方です。
〇魔法の言葉「ありがとう」と「麿(まろ)」
和平さんは、自分自身の心を清らかでワクワクした状態に保つことを大切にしました。そのための具体的なメソッドがこちらです。
1.「ありがとう」を連呼する
彼は工場で「ありがとう」という声を聴かせてお菓子を作ったり、自身も一日に何千回も「ありがとう」と言っていました。感謝の言葉が、幸運を引き寄せる「磁石」になると説いています。
2.「まろ」の精神
「真心(まごころ)」を略して「まろ」。
自分のエゴ(欲)を抑え、純粋な真心で人と接することで、
人からもお金からも信頼されるようになります。
3. 「ワクワク」が富を生む
「苦労して稼ぐ」のではなく、「ワクワクしながら楽しんでいたら、豊かになった」というのが和平流です。
〇ワクワク投資法
投資先を選ぶ時も、その企業が世の中を良くしているか、
応援してワクワクするかを重視しました。
〇「花咲か爺さん」を目指す
自分の利益だけを考える「欲」ではなく、周りに幸せを振りまくことで、
自分も豊かになるという循環を目指します。
【「貯徳体質」になるための3つの習慣習慣具体的なアクション】
1.言葉の習慣どんな小さなことにも「ありがとう」と言う。
2.心の習慣自分の「まろ(真心)」に問いかけ、ワクワクする方を選ぶ。
3.お金の習慣お金を使う時に「ありがとう、いってらっしゃい」と感謝を込める。
武田和平さんの教えは、
「幸せな金持ちになりたければ、まず自分が周りを幸せにする存在(徳のある人)になりなさい」
というシンプルなものです。
「お金がないから貯めなきゃ」と不安になるのではなく、
「どうすれば目の前の人を喜ばせられるかな?」と考えることが、
貯徳体質への第一歩です。
~ 徳を積むための具体的なワーク ~
(ステップ1)言葉で脳を書き換える「ありがとう千回」
和平さんは、工場のボーロに「ありがとう」を100万回聞かせていたことで有名ですが、自分自身にもこれを行います。
やり方: 毎日、感情がこもっていなくても良いので「ありがとう」と口に出します。
※数えるのが大変なら、カウンターを使ったり「10分間唱え続ける」と決めてもOKです。
効果: 脳が「ありがとう」と言いたくなるような幸せな出来事を勝手に探し始めるようになります。これが「まろ(真心)」を磨く基本のトレーニングです。
(ステップ2)
自分の中の「まろ」に聞く「ワクワク自問自答」
何かを決断するとき(買い物をするとき、仕事を引き受けるときなど)、自分の損得勘定ではなく、「魂の純粋な願い(まろ)」にアクセスする練習です。
やり方: 「これをやることで、自分も周りもワクワクするか?」と自分に問いかけます。
判断基準:「得(とく)しそう」で選ぶのはエゴ。
「徳(とく)を積みそう、ワクワクする」で選ぶのが「まろ」。
効果: エゴによる「不安からの行動」が減り、運気の波に乗りやすい体質になります。
(ステップ3)
お金の出口を整える「お賽銭(さいせん)ワーク」
和平さんは「お金は天下の回りもの。出し方が大事」と説きました。
お金を出す時の心の持ち方を変える練習です。
やり方: コンビニの募金箱でも、支払いのレジでも構いません。お金を手放す瞬間に心の中で「いってらっしゃい、みんなを幸せにしておいで」と声をかけます。
ポイント: 「お金が減る」という痛みではなく、「このお金が誰かの給料になり、誰かを笑顔にする」という循環のイメージを持ちます。
効果: 「お金=感謝のエネルギー」という実感が湧き、不思議と「入ってくる」流れが作られます。
(ステップ4)
先祖や親を敬う(根っこの徳)
和平さんは、自分という存在を「命のバトン」の最先端だと捉えていました。
命の源に感謝する: 両親やご先祖様を大切に想うことは、自分の「根っこ」に栄養を送ることと同じです。根っこがしっかりすれば、人生という木に豊かな実(徳)が成ります。
墓参りや仏壇を大切にする: 形式的なこと以上に、今の自分があるのは先人たちのおかげであるという「敬意」を持つことが、大きな徳積みになります。
【和平さんのアドバイス】
「徳を貯めるのは、貯金よりずっと簡単。笑顔で挨拶するだけで、それはもう立派な貯徳なんだわね」
まずは、このあと最初に会う人や、手に取るモノに対して、心の中で「ありがとう」と呟いてみることから始めてみませんか?