四無量心(しむりょうしん)とは?
①慈(じ) 慈無量心
… 相手に楽しみを与えたいと願う「友情・慈しみ」
②悲(ひ) 悲無量心
… 相手の苦しみを取り除きたいと願う「共感・あわれみ」
③喜(き) 喜無量心
… 相手の喜びを自分のことのように喜ぶ「共に喜ぶ心」
④捨(しゃ) 捨無量心
… 好き嫌いや執着を捨て、平等に見つめる「偏らない心」
「無量」とは、カウントできないほど無限であるということ。
これは「特定の人(家族や友人)だけでなく、すべての人へ」という意味ですが、いきなり全員は難しいので、
まずは自分の幸せを祈る。
次に、自分の親しい人の幸せを祈る。
次に、生きとし生けるものの幸せを祈る。
最後に、私が嫌いな人・私のことを嫌いな人の幸せを祈る。
というように、どんどん心を広くしていくイメージで。
「他人のために」と思うと疲れてしまうけれど、「自分の一部を慈しむ」と思えば、少しハードルが下がりませんか?
☆日常で実践するヒント
慈:コンビニの店員さんに、心の中で「良い一日を」と唱えてみる。
悲:泣いている子供を見かけたら、批判せず「早く泣き止むといいね」と心で寄り添う。
喜:SNSで誰かの成功を見たら、指先だけで「いいね」ではなく、心で一瞬「良かったね」と言ってみる。
捨:「あの人は苦手」という色眼鏡を一度外して、深呼吸してみる。
☆四無量心は完璧を目指すものではなく「そうありたい」と願う心の方向性
私たちはご先祖様の命のバトンを受け継いだ「分身」です。
あなたが今、四無量心(慈・悲・喜・捨)を持って生きることは、
そのままご先祖様が徳を積んでいることと同じなのです。
僧侶である私自身も、日々この心に立ち返りながら修行しています。
皆さんと一緒に、少しずつ心を広くしていければ幸いです。