事例の「代々、離婚を繰り返す家系」を家族的無意識の考え方に当てはめてみましょう。
※過去記事【事例】代々、離婚を繰り返す家系
この現象は、単なる「偶然」や「個人の性格」の問題ではなく、
「家族的無意識」による選択の強制である可能性が高いと考えられます。
なぜ女性ばかりが同じ運命をたどるのか…
「愛の対象選択」の遺伝
ソンディ博士は、「誰を好きになるか(対象選択)」という衝動こそが遺伝すると立証しました。
この家系の女性たちは、無意識のうちに「最終的に離婚に至るような要素を持つ男性」を直感的に選んでしまう「心の型(パターン)」を持っている可能性があります。
また、人間は未知の幸せよりも「見慣れた苦しみ」を無意識に選ぶ傾向があります。
例えば、母親や祖母が苦労したのと同じようなタイプ(浮気性、支配的、無責任など)の男性に、なぜか強く惹かれてしまったり。
これを「先祖の生き方の反復再現」と言います。
例えば…
子供は無意識のうちに、親と同じ不幸を背負うことで親への連帯感や忠誠心を示そうとすることがあります。
また、「自分だけ幸せになってはいけない」というブレーキが、無意識下で離婚へと舵を切らせるのです。
そして、先祖が抱えていた「パートナーシップにおける強い不満や怒り」が、解決されないままバトンのように子孫に受け継がれ、それが「離婚」という形で表面化し続けると考えられています。
これは個人のトラウマではなく、一族(家系)の「心的内傷(しんてきないしょう)」です。
彼女が生まれる前から「この家系の女性はこうなる」という目に見えないレールが敷かれているような状態です。
わかっているのに、なぜか上手くいかない相手を選んでしまう…
関係を壊すような行動をとってしまう…
といった、自分でもコントロールできない衝動が働いてしまうのです。
同じような悩みを抱えている人は少なくありません。
次回は、この連鎖を止めるためにできることについてお話したいと思います。