📒ノートに、心を置いてみる🖊

記事
コラム
今夜もどこかで、
誰にも見せない秘密の作戦会議をしている人がいる。

答えは出なくて。
結論がなくても。

ただ、
自分の本音を自分が聞いてあげる時間。

それは案外、
とても贅沢なことなのかもしれない。


考えても仕方ないって、わかっているのに。

頭の中だけで何度も同じことを考えて、
勝手に疲れて、
勝手に落ち込んでしまうことがある。

「ああ、またやってるなぁ」
そんな自分にため息をつくこともある。

迷宮入りしている自分に、
気づけるだけ、
まだ、いい。


そんな日は、少しだけスマホのwifiを切る。

そして、お気に入りのノートを開く。
お気に入りと言っても、
ほぼ、落書き帳。

怒りも悩みも、
ノートへ書き落とすことで
いくらか、軽くなる。

ノートを開く時、
書くことが決まっているわけじゃない。

モヤモヤして、
言いたいことが言えていないこと。
嬉しすぎるけれど、
人には言えない内容。
なんとなく引っかかった一言。

頭の中でおしゃべりしているものたちを、
ただ紙の上へ引っ越しさせていく。

すると、
あれほど大騒ぎしていた気持ちが、
少しずつ席についていく。

順番なんてない。
まとまりも、ない。

ただ、
「そうか、私はこんなことを気にしていたんだ」
と気づくだけで、
心は少し安心するみたい。

昔の私は、
こんなふうに考えすぎる自分が嫌だった。
考え始めたら、
無理矢理そこから離れようとしてた。

もっとサッパリした人になりたかったし、
気にしない人になりたかった。

でも、気にしないフリはできているかもしれないけれど、
時間がたつと、また戻ってくる。

こんなにも何度も思い出すのは、
それだけ自分にとって大切なことだったんだな、と。

自分のことも。
誰かのことも。
未来のことも。
きっと、いい加減に終わらせたくなかったんだ。
ちゃんと大事にしたかったんだ、と思う。


少し不安で、
少し不器用で、
それでも自分の気持ちを置いていかなかった。

そんなあなたが、
もし今、
ひとりで考えすぎて苦しくなっていたら。

全部を一度に整理しようとしなくて大丈夫
と、やさしく声をかけるよ。



今夜もどこかで、
ノートの上に本音を並べている人がいる。

答えは出なくても。
まとまらなくても。

自分の気持ちを、
自分が聞いてあげている。

それだけで、
なんだか少し安心する
ひとときがある。


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