青白いスマホの光だけが、暗いリビングに浮いている。
寝室からは、すやすやと眠る子供たちの寝息。 本来なら、幸せを感じるはずのこの時間に、 あなたは検索窓に、呪いの言葉を打ち込んでいませんか?
「母親 失格」「子育て 限界 怒鳴る」「人生 空っぽ」
震える指で画面をスクロールしながら、
「こんなに最低な母親、私だけだ」
そう確信しては、また涙がこぼれてしまう。
実は、僕には忘れられない光景があります。
それは、僕が小さかった頃の、母の背中です。
まだスマホなんてなかった時代。
逃げ場のない台所で、一人で家事をこなしながら、 時折、僕たちに激しい怒りをぶつけては、 夜、布団の中で声を殺して泣いていた母の姿です。
子供だった僕は、ただ怖かった。
でも、大人になり、自分も親となり、 そして「なぜ、あんなに優しい母が、あんなに苦しまなければならなかったのか」 その理由を探究し続けて、ようやく気づいたことがあります。
「お母さん、あなたは1ミリも悪くなかったんだよ」
あなたが今、消えてしまいたいくらい苦しいのは、 あなたが「ダメな母親」だからではありません。
小さな頃から、あなたが誰にも迷惑をかけずに、 一人で必死に生き抜くために身につけてきた「頑張り方のクセ」が、 いまの生活に、少しだけ合わなくなっているだけなんです。
昔のあなたを救ってくれたその「必死さ」が、 いまは、皮肉にもあなた自身の首を絞めてしまっている。
「もっと、あの頃の母の話を聴いてあげたかった」 その届かなかった想いが、今の僕の活動の原点です。
難しい理論はいりません。
いまあなたに必要なのは、正しい答えではなく、 流れている心の血を止めるための「止血」です。
洗濯機が止まるまでの、15分だけでいいです。
あなたの名前を「ママ」から「一人の人間」に戻す時間を、僕に預けてみませんか?
まとまらない愚痴も、情けないと思う本音も、全部僕が受け止めます。
「あの頃の母」を救いたかった僕だから、 あなたのどんな感情も、怖がらずに聴かせてもらえます。
もし、一人で抱えるのがもう限界なら、今夜はその荷物をここに置いていくだけでも大丈夫ですよ。
明日の朝、あなたが少しだけ深く息を吸って、 「おはよう」と言えるように。
僕は、ここでお待ちしていますね。