今日の夜、ひとりで梅蘭に焼きそばを食べに行った。
あの、パリパリの麺の下に餡がとろりと隠れてるやつ。
でも、今日の主役は焼きそばじゃなかった。
隣のカップルに、釘付けになってしまったのだ。
彼はずっとスマホを見ながら、彼女に話しかけている。
内容は、スマホに届いた「女友達からの恋愛相談」。
その相談の内容や、自分がどう返事すべきかを、彼女に話している。
リアルタイムでやり取りしながら。
少しの沈黙のあと、彼女がぽつりとこう言った。
「私はヒトのことに興味がない」
彼は、「俺はヒトの気持ちを考えちゃうから興味ないとか言えない。でもヒトのことに興味ないって生きやすそう」と返す。
彼女はまた少し黙って、「そうでもないで」と言った。
…いや、男!ヒトの気持ち考えられてないやん!
目の前の彼女の気持ち、全然見えてへんやん!
「興味ない」って、その話題やめてって意味やん。難しないやろ。
カップルは締めに梅蘭の焼きそばを頼んでた。
彼は4分の1だけ食べて、残りは彼女が食べる。
先に食べ終わった彼は、無言でスマホ。
私の心の中:「まだ、他の女とやり取りしとるんかい!」
そして次の瞬間、なんと彼が寝始める。
衝撃すぎる展開。
彼が起きたのは、他の席の酔っ払いが店員さんに「ニーハオ」って話しかけたのを聞いて笑ったから。
笑いの沸点、低すぎるやろ。
彼女はまだ焼きそばを食べているのに、彼は卓上の酢を片付け始める。
いや男!気持ちだけじゃなく、目の前の彼女が何してるかも分かってないやん。
彼女、酢をかけながら焼きそば食べてるやん!
彼女が遠くに視線をやる。
彼「何見てるん?」
彼女「いや、お水欲しいねんけど、店員さん来なくて」
彼「あー、ね」→そしてスマホ。
おい!呼ばんのかい!
からの、また眠り。
おいおい!!
いや、男!ヒトの気持ちよ!
極めつけは、彼の一言。
「ここの焼きそばって、広島焼きっぽいな」
え??形と大きさしか似てなくない?!
こういうことって私にもあるな。
自分の気持ちや心の中のツッコミは山ほどあるけど全部出したら、
いや、一部でも出したら、「可愛げのない女」「ちょっと怖めの女」になるやん。
世の中の一部の人の想像力のない人の理想を具現化してあげるって大変ね。
そんなことせんでもいいっていう声も聞こえてくる。
好きでそうしてるって声も聞こえてくる。
でも、それって本当に自分の気持ちだけで決めれてるんかな。