その子にあった環境で、子どもは変わる。教育現場の“転換期”を生きてー
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コラム
子どもが不登校になりかけているとき、最も不安で苦しいのは、実は子ども以上に「親」なのです。
「どう声をかけたらいいのか分からない」
「甘やかしているのではないか」
「勉強の遅れは大丈夫?」
「このまま学校へ行けなくなるのでは…」
40年間、たくさんの保護者の方とお話ししてきましたが、皆さんやはり、同じような不安を抱えています。
しかし私は、保護者にこう伝えてきました。
“親がまず、落ち着いて安心してください。
学校の子どもの多くは、心が疲れ切っています。
そのうえ、家庭の雰囲気が「焦り」「不安」「苛立ち」に染まってしまうと、ますますしんどくなります。
逆に、親の気持ちが落ち着くと、家の空気が変わり、子どもが少しずつ動き出すことがあります。
私が保護者に勧めていたことは、決して特別なことではありませんでした。
・朝、笑顔で「おはよう」と言う
・無理に学校の話をしない
・できていることに気づいて声をかける
・子どもが安心できる場所をつくる
・親自身が休む
親が変わることで、子どもが変わる家庭を何度も見てきました。
子どもの回復は、親の心の回復から始まる。
私はそう信じています。