「うちはまだ人数も少ないし、出張規程なんて必要ないかな?」
小規模事業や起業間もない会社では、そう感じることもあるかもしれません。
出張が増えてきたり、人が増えたりすると、
「新幹線は自由席?指定席でもいい?」
「宿泊費はいくらまで会社負担?」
「駐車場代やタクシー代はどうする?」
そんな細かな判断に迷う場面が出てくることがあります。
毎回その都度決めていると、説明や精算に時間がかかることもあります。
そこで、あらかじめ考え方を整理しておく方法の一つが出張規程です。
今回は、出張規程を作る前に、まず整理しておきたいポイントをまとめました。
出張規程とは?
出張に関する社内ルールを決めておくためのものです。
例えば、
・交通費の考え方
・宿泊費の扱い
・申請や精算の流れ
などを整理しておくイメージです。
最初から細かく作り込む必要はありません。
まずは会社として考え方を揃えておくことが大切です。
① 出張に関する考え方を整理する
出張では、交通費だけでなく、宿泊や移動など、さまざまな場面が出てきます。
毎回その都度判断していると、
「この前は認めたけど、今回はどうする?」
「人によって扱いが変わってしまう」
と迷いや運用のズレにつながることがあります。
まずは、
・ どんな場合を出張として扱う?
・ 会社負担にするものは何か?
・ 申請や精算はどう進める?
このあたりを整理してみてはどうでしょか。
※具体的な金額設定や税務上の取扱いは、必要に応じて専門家へ確認しましょう。
② 人によって運用が変わらない仕組みを考える
人数が少ないうちは柔軟に対応できても、
人が増えると説明や運用が難しくなることがあります。
例えば、
・口頭だけで決めている
・担当者によって判断が違う
・以前の対応が基準になっている
こうした状態は、後から困る原因になることもあります。
完璧な規程を作ることより、
「まず考え方を言葉にしてみる」
ところから始める方法もあります。
③ テンプレを使う前に、自社の実態を整理する
最近は、インターネット上でも様々なひな形を見かけます。
便利な反面、
「そのままでは運用しづらい」
「うちのやり方と合わない」
ということもあります。
テンプレを見る前に、
・どんな場合を出張として扱う?
・誰が対象になる?
・申請や精算はどう進める?
この3つを整理しておくと、自社に合うルールを考えやすくなるかもしれません。
まとめ
出張規程は、会社が大きくなってから考えるものとは限りません。
一方で、最初から難しく考えすぎる必要もありません。
まずは、
「自社では何を決めておきたいか」
を整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。
迷ったときは、制度より先に、今の運用を書き出してみるのも一つの方法です。
実態を伺いながら、整理のお手伝いをしています。