「受験会場に行けない」 子どもの涙で気づいた、親としての覚悟
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コラム
中学3年生の受験の日に、
私の中で大きな気づきがありました。
高校受験は2日間にわたって行われます。
1日目の受験が終わり、
帰ってきた子どもの表情を見ると
どこか浮かない顔をしていました。
「やっぱりここも無理だわ。
古い学校の感じが空気感で伝わってきて苦しい」
そう言いました。
その言葉を聞いたとき、
正直私はこう思いました。
「今さらここまできて、
受験をやめることなんてできないのでは…」
ここまで頑張ってきたのだから。
親としてそんな気持ちもありました。
その日の夜、
子どもとゆっくり話をしました。
これまでの出来事の中で
「分岐点だったかもしれない」と思うタイミングを振り返りながら、
その時に感じていた感情を
ひとつひとつ丁寧に言葉にしていきました。
出てきた言葉は
・このままでいいのか
・もっと違うことをしたい
・楽しかったな
という感情でした。
その言葉を聞いたとき、
今受験で感じている苦しさは
この子の中にずっとあった想いと
重なっているのかもしれない、と感じました。
そして迎えた受験2日目の朝。
子どもが泣きながら言いました。
「受験会場に行けない」
「行きたくない」
「行かなければいけないのはわかっている」
でも行けない。
その瞬間、
私の中で覚悟が決まりました。
「子どもの好きなように学校に行けばいい」
「普通の高校にこだわっていたのは
親だったのかもしれない」
そう思えたとき、
「頑張ってでも連れていかなければ」という気持ちが
ふっとほどけました。
子どもの人生は
親の人生ではありません。
子どもが楽しく、
いきいきと生活できること。
それが一番大切だと
改めて思いました。
私自身、4月から小学校で
心の相談員として関わることになりました。
子どもや親御さんと関わる中で
学んだことや気づきを
これからも少しずつお伝えしていきたいと思っています。
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