ポンプの仕様が確定したら、ポンプを設置するための設計ステージに移行します。
1.P&ID作成
ポンプを設置するためのP&ID(Pipe & Instrument Diagram)を作成していきます。
吐出側に必要なアイテムは圧力計となります。圧力計は現場指示計で問題ないと思います。ポンプの立上には締め切り運転運転から立ち上げるのが一般的ですので、バルブを設けます。試運転時にバルブ締め切り運転してみて能力線図通りにポンプが稼働しているか確認できます。圧力計取付ノズルに液抜きバルブを設けておきます。立上の時にはポンプ内に液を充満させておかないとから運転となるので、液抜きバルブを設けておきます。
吸込み側は、ポンプのメンテナンスができるように液抜きバルブを設けておきます。ポンプに異物が嚙み込むと故障の原因となるので、ストレーナを設けることがお勧めです。ポンプメーカーの取扱い説明書に”40メッシュを設けてください"など書かれているので、それを参考にストレーナメッシュを選定することになります。
異常が一般的な遠心式ポンプのP&ID記載例となりますが、ギアポンプやプランジャーポンプなどのバルブ締め切りすると圧力がガンガンあがるようなポンプは、循環ラインを設けるなどP&IDが異なります。
2.配置計画
ポンプを設置する際のポイントとしては、ポンプをメンテナンスするための東西南北高さのスペースを確保することです。ポンプメーカーの取扱い説明書を参照することになります。
ポンプは基礎上に設置することになりますが、危険物輸送のポンプなどは防油堤やダイクと呼ばれるエリア内にポンプを設置することとなりますが、雨水でポンプが水没しないように基礎高さを設置する必要があります。また、ポンプの液抜き、ストレーナの液抜きができるように基礎高さを設計する必要があります。
据付はケミカルアンカーやJボルトなど様々だと思いますが、ポンプの水平度と振動させなないように据付します。
3.サクションストレーナ
吸込み側(サクション)ストレーナを設ける場合、Y型ストレーナの方が安価で省スペースなんですが、ストレーナメンテの時に必ず液が漏れます。従って危険物取り扱いには不向きです。危険物液の場合はバケットストレーナを設けるのが一般的です。上蓋を開放してストレーナメッシュを掃除できます。若干圧損が上がるので、ストレーナメーカーに圧損を確認します。サクション側の圧損はNPSHに効いてくるので、確実に確認しておきます。
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