お客様、おはようございます。今朝も「純喫茶こころ」へようこそ。
窓辺のアンティークの椅子に腰を下ろすと朝の光がコーヒーカップの縁をやわらかく照らしています。カウンターの向こうでポコポコと珈琲が湧く音が響きそれだけで心が落ち着いていきます。
最近は、SNSで多くの人が「いいね!」やフォローの数に一喜一憂していますね。なぜか心がざわついてしまったり数で自分の価値を測ってしまったり…時には、その数字を追い求めるあまり誰かを傷つけたり、社会に迷惑をかけるような行動がニュースになってしまうこともあります。
でも、本当に大切なのは比べることでも数字を競うことでもありません。「たくさん」でなくてもいいのです。わかち合える誰かがひとりでもそばにいればそれだけで心はあたたまります。
そんな時こそ思い出したいのが
今日の禅語―「一箇半箇(いっこはんこ)」
「一箇半箇」とは、数の多さよりも、たとえ一人でもよいから“本当に信頼できるつながり”を大切にするという意味の言葉です。SNSの「拡散!」や「いいね!」の数を集める世界観とはまるで反対かもしれません。
今の時代、数字に追われるあまり、必要以上に比べてしまったり、時には迷惑をかけてまで注目を集めようとする行動が見られることもあります。でも、本当に心を支えてくれるのは大勢からもらえる薄い共感ではなく深く分かち合える誰かとの確かなつながりです。
ふとした時に声をかけてくれる人がいる。SNSの数字ではなく、自分の存在そのものを見てくれる人がいる。その安心感は数では測れないほど大きな力になります。
これは人との関わりだけでなく、モノとの付き合い方にも言えること。たったひとつのお気に入りのマグカップや、こだわりのノート。毎日それを大切に使うことで、暮らしにぬくもりが生まれます。
そして、分かち合える誰かが日常にいなくても大丈夫です。この「純喫茶こころ」も、あなたのそばにいる存在でありたいと願っています。疲れたとき少し孤独を感じたときふらっと立ち寄れば、あたたかいコーヒーの香りと共に「ここではあなたは一人じゃない」とそっと寄り添っています。
今日の禅語は 「一箇半箇」数にとらわれなくていい。分かち合える誰かがひとりでもいればそれだけで人生は豊かです。
そして「純喫茶こころ」もまた、ふらっと訪ねてくれるあなたの小さな味方でありたいと願っています。どんな日も、ここに立ち寄れば温かい光がありますから。
どうぞ今日も心やさしいひとときを過ごせますように。