先日、思いきって“物理的な断捨離”をしました。
着なくなった服、使わなくなった雑貨、昔のぬいぐるみや思い出の品──
段ボールに詰めて、NPO法人ワールドギフトさんへ。
募金も添えて、世界のどこかで誰かの役に立つようにと願いながら。
不思議なもので、それだけのことなのに、
心の中の“もや”が少しずつ晴れていくのを感じました。
手放したモノの中には、
かつての思い出が詰まっているものもありました。
胸がちくっとしたり、懐かしさに涙ぐんだり──
でもそれも束の間で、
不思議と「これでよかった」と静かに思えるようになっていったのです。
モノって、実は“感情”と深く結びついています。
その時の自分、
その時の人間関係、
その時の夢や執着までも──
知らず知らず、モノに宿っている。
だから、モノを手放すと、
過去への未練や、もう必要なくなった感情も、
そっと一緒に流れていく。
私はこの経験を通して、
「心の断捨離って、モノから始めてもいいんだな」と思いました。
諦められなかったご縁、
なかなか手放せなかった気持ちも、
モノと一緒に、そっと遠ざかっていく。
そして気づくんです。
後ろ髪を引かれていたはずの何かが、
今ではもう、自然と“過去”になっていたことに。
手放したあとに残るのは、後悔ではなく
“今を大切にしよう”という静かな前向きさ。
断捨離とは、捨てることではなく、
「もう、ありがとう」と言って流してあげること。
それは自分自身への優しい癒しであり、
新しい流れを迎えるための“準備”でもあります。
今、あなたの周りにも
少しだけ手放してもいいモノや感情があるかもしれません。
無理にじゃなくていい。
でも、そっと見つめてあげるだけで、
心の中に静かなスペースが生まれていきます。
今日も、やさしく整えていきましょうね🌿