#22 個人店のインスタの始め方。最初の1ヶ月でやることを、週ごとの順番で

#22 個人店のインスタの始め方。最初の1ヶ月でやることを、週ごとの順番で

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ビジネス・マーケティング
お店のインスタを始めたい。でも、何から手を付ければいいのか分からない。個人店のインスタの始め方を調べるほど、やることが増えていって、最初の1ヶ月をどう使えばいいのか見えなくなっていませんか?

止まっているのは、やる気が足りないからではありません。やることの順番が決まっていないので、全部を同時に始めようとしているだけです。

この記事で分かることは、3つです。

・最初の1ヶ月で整えるものと、その順番 
・1週目から4週目まで、週ごとにやること 
・この1ヶ月では、やらなくていいこと

開業準備中のお店にも、開いたばかりのお店にも、アカウントは作ったのに止まっているお店にも使える順番です。まずは、なぜ最初の一歩で止まるのかから見ていきます。

【インスタを始めようとして、最初の一歩で止まる理由】

インスタの始め方を調べると、やることが次々に出てきます。短い動画を作る。ハッシュタグを研究する。毎日投稿する。数字を分析する。どれも大事そうに見えて、どれから始めればいいのかが分からなくなりますよね。

しかも、見つかる情報の多くは、すでに運用が回っているお店に向けたものです。フォロワーを増やす方法、再生数を伸ばす方法。まだ1本も出していないお店が、そこから始める必要はありません。

さらに、お店には営業があります。開業準備中なら、内装、仕入れ、届け出。開いたあとなら、仕込み、接客、片付け。インスタに使えるのは、そのすき間の時間だけです。

たとえば、カフェの開業を1ヶ月後に控えたあなた。アカウントだけは作ったものの、最初の投稿に何を出せばいいのか決まらず、そのままになっている。

ネイルサロンを開いて3ヶ月のあなた。仕上がりの写真を何枚か出したところで、「これで合っているのか」が分からなくなり、手が止まっている。

パーソナルジムのあなた。毎日投稿が大事だと聞いて、始める前から続けられる気がしない。

業種は違っても、止まる理由は同じです。限られた時間の中で、全部を一度に始めようとしている。その結果、どれも途中になり、投稿が1本か2本出たところで止まります。

必要なのは、やることを減らすことではなく、並べることです。1週間に1つずつなら、営業の合間でも進められます。次で、1ヶ月の全体の地図を見ていきます。

【最初の1ヶ月は「受け皿を整える月」。全体の地図】

最初の1ヶ月は、投稿を増やす月ではありません。お店を見に来た人が、迷わない状態をつくる月です。

インスタでお店を知った人は、投稿を1本見ただけでは来店を決めません。プロフィールを開き、並んでいる写真を見て、場所や行き方を確かめます。この受け皿が空のままだと、投稿がどれだけ良くても、そこで止まってしまいます。

だから、順番はこうなります。

・1週目:アカウントとプロフィールを整える 
・2週目:土台になる写真を撮り、最初の3本を出す 
・3週目:投稿の型を決めて、ハイライトを置く 
・4週目:続けられる形にして、最初の振り返りをする

先に受け皿をつくり、そのあとで投稿を足していく。逆の順番で始めると、せっかく見に来た人を取りこぼします。

この1ヶ月で、フォロワーや保存の数が大きく動くことは、あまりありません。見るのは成果ではなく、整ったかどうかです。数字がどう動いていくかは、#8に書きました。

【この1ヶ月では、やらなくていいこと】

・毎日の投稿 
・短い動画(リール)の作り込み 
・ハッシュタグの研究 
・フォロワーを増やすための企画 
・広告

どれも、意味がないわけではありません。ただ、受け皿が整う前に力を入れると、時間のわりに来店につながりにくくなります。2ヶ月目からで間に合います。

やらないことを先に決めておくと、「あれもやらなきゃ」という焦りが減ります。では、1週目から順に見ていきます。

【1週目:アカウントとプロフィールを整える】

1週目にやるのは、アカウントとプロフィールです。投稿は、まだ出さなくてかまいません。

まず、お店用のアカウントを、個人用とは分けて作ります。そして、お店やビジネス向けの設定(プロアカウント)に切り替えます。切り替えると、投稿がどれくらい見られたかの数字を確かめられるようになります。

次に、プロフィールです。書くことは4つに絞ります。

・名前の欄に、地域と業種を入れる(例:「店名|〇〇駅のカフェ」) 
・行ける条件を書く(営業時間、定休日、場所、予約がいるかどうか) 
・リンクは1つにする(予約ページ、または地図) 
・プロフィールの写真は、ロゴか、お店の外観にする

プロフィールは、お店の紹介文ではなく、初めての人が「行けるかどうか」を判断する場所です。こだわりや想いは、投稿で伝えられます。ここでは、行くために必要な情報を先に置きます。

開業準備中のお店は、決まっていることだけを書きます。「〇月オープン予定」「〇〇駅から徒歩5分」。決まっていないことは書かず、決まったら更新していけば十分です。

業種ごとの例を挙げます。

・カフェ:「店名|〇〇駅のカフェ」/10時〜18時・水曜定休/予約なしでどうぞ 
・ネイルサロン:「店名|〇〇の自宅ネイルサロン」/完全予約制/ご予約はリンクから 
・パーソナルジム:「店名|〇〇駅のパーソナルジム」/初回体験あり/平日は夜まで

1週目は、これで終わりです。物足りなく感じるかもしれませんが、ここが空のまま投稿を始めるお店は少なくありません。プロフィールの直し方は、#6で詳しく書いています。

受け皿の入口ができたら、2週目は中身を入れていきます。

【2週目:土台になる写真を撮り、最初の3本を出す】

2週目は、写真を撮って、最初の3本を出します。

撮るのは、初めての人が見たい3つの場面です。

・入口(道路からの見え方と、ドアの前) 
・中の様子(席や、施術する場所) 
・商品や仕上がりと、その大きさ

うまく撮る必要はありません。明るい場所で、縦向きで、背景を片づけて撮れば十分です。

そして、この写真を使って、最初の3本を出します。

・1本目:何のお店か(看板になる商品や仕上がりと、ひと言) 
・2本目:どこにあって、どう入るか(入口と、駅からの行き方) 
・3本目:どうやって来るか(予約の方法、営業時間、値段の目安)

この3本は、お店の自己紹介です。あとからプロフィールに来た人も、最初にここを見ます。インスタには、選んだ投稿をプロフィールのいちばん上に固定しておける機能があります。3本がそろったら、固定しておくと、新しい投稿が増えても埋もれません。

開業準備中で、まだ店内ができていないお店は、決まっていることだけで3本を作ります。場所、オープン予定日、看板にする予定の商品。できあがっていない部分を、無理に見せる必要はありません。

文章は、長く書かなくて大丈夫です。誰に向けたものか、なぜそうしているか、来るときに必要な情報。この3段で足ります。書く順番は、#19にまとめました。

ここまでで、プロフィールと最初の3本がそろいました。3週目は、このあとの投稿を楽にする準備です。

【3週目:投稿の型を決めて、ハイライトを置く】

3週目にやることは、2つです。投稿の型を決めることと、ハイライトを置くこと。

4本目からは、「次に何を出すか」で迷いやすくなります。毎回ゼロから考えていると、投稿は続きません。そこで、型を3つ決めておきます。

・条件を伝える投稿(営業時間、席の数、混む時間、ひとりで入りやすいか) ・判断を見せる投稿(なぜこの商品にしたのか、なぜこの方法なのか) 
・日常の投稿(仕込み、季節のもの、今日の様子)

型が決まっていると、「今週は条件の投稿を1本、判断の投稿を1本」と当てはめるだけになります。

ペースは、週2本で十分です。毎日出す必要はありません。無理のない本数を決めて、そのとおりに出せているかを見ていきます。型の中身は、#11に書きました。

もう1つが、ハイライトです。ハイライトは、ストーリーズ(24時間で消える投稿)を、プロフィールの上に残しておける場所。初めての人にとっては、お店のメニュー表のような役割をします。

最初に置くのは、4つで足ります。

・メニュー(何があるか) 
・料金 ・場所と行き方 
・予約の方法

2週目に撮った写真を、ストーリーズに出して、ハイライトにまとめるだけです。新しく撮る必要はありません。並べ方は、#15に書いています。

これで、受け皿はひととおり整いました。最後の週は、この形を続けるための準備です。

【4週目:続けられる形にして、最初の振り返りをする】

4週目は、続けるための形をつくり、1ヶ月を振り返ります。

続かなくなる理由の多くは、閉店後に全部をやろうとすることです。投稿に必要な作業を、営業の流れの中に分けて置きます。

・営業中:手が空いた瞬間に、撮るだけ 
・週に1回:写真を選び、文章を書き、予約投稿にのせる 
・忙しい週:予約済みの1本だけ、と下限を決めておく

曜日と時間を先に決めて、予定に入れてしまうのがコツです。「時間ができたらやろう」の時間は、なかなか来ません。作業の分け方は、#18に書きました。

そして、振り返りです。この時期に見るのは、2つだけです。

1つは、決めた本数を出せたかどうか。週2本と決めたなら、3週目と4週目で4本。成果の数字ではなく、続けられているかを見ます。

もう1つは、受け皿が伝わっているかどうか。お店に来たことのない家族や友人に、プロフィールを見せて聞いてみてください。「何のお店か分かる?」「どこにあるか分かる?」「どうやって行けばいいか分かる?」。3つとも答えられれば、最初の1ヶ月の目標は達成です。

4週目は、「これ、意味があるのかな」と感じやすい時期でもあります。数字がまだ動かないからです。でも、この1ヶ月で整えたものは、2ヶ月目からの投稿を受け止める土台になります。ここで止めないことが、いちばん大事です。

2ヶ月目からは、この土台の上に投稿を重ねていきます。反応があった型の投稿を増やす、短い動画を試す。そうしたことは、そこからで十分です。

【まとめ:今週やること】

インスタを始めようとして止まるのは、やることが多いからではなく、順番が決まっていないからでした。

・1週目:アカウントとプロフィール 
・2週目:土台になる写真と、最初の3本 
・3週目:投稿の型と、ハイライト 
・4週目:続けられる形と、振り返り

今週やることは、3つです。

・お店用のアカウントを、個人用と分ける 
・名前の欄に、地域と業種を入れる 
・行ける条件(営業時間、定休日、場所、予約)をプロフィールに書く

毎日の投稿、動画の作り込み、広告は、2ヶ月目からで間に合います。

【最初の1ヶ月の順番、一緒に決めます】
順番が分かっても、「うちのお店は、どこから手を付ければいいのか」は、お店の状況によって変わります。開業前なのか、開いたばかりなのか、アカウントが止まっているのか。

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