「やさしくありたい」と願う人ほど、自分を後回しにしてしまうことがあります。
人には優しくできるのに、自分だけは厳しくしてしまう——そんな思い当たるところはありませんか?
本当は、とても強くて繊細で、人を大切にできるからこそ起こる心の疲れ。
私は看護師として精神科・在宅ケアに関わる中で、
“優しい人ほど、自分を犠牲にしてしまいがち” という現実を何度も見てきました。
昔の私は、まさにそのひとり。
嫌われないために「いい子」を続け、空気を読みすぎて自分が分からなくなるほどでした。
この記事では、そんな私が“やさしさを大切にするようになった理由”を、静かに書き残したいと思います。
自分を責めがちな誰かの心が、少しだけ軽くなることを願って。
■ やさしい人ほど、自分に厳しくなる
私は昔、
「迷惑をかけてはいけない」
「ちゃんとしていないと嫌われる」
そんな思い込みを抱えながら生きていました。
人の気持ちばかり優先して、反対の気持ちがあっても飲み込んでしまう。
その積み重ねで心はぎゅっと固まり、息がしづらくなっていきました。
優しさは、本来とても美しい力のはずなのに、
その優しさが自分を苦しめることがある——
それを身をもって知りました。
■ 自分に優しくできなかった頃のわたし
私は「人には優しくしよう」と頑張っていたのに、
一番近くにいる“自分”への優しさを忘れていました。
そんなとき本や言葉に救われて、
心を整える心理学や、自分を責めない考え方に触れるようになりました。
そして少しずつ、
「そのままでいいんだ」
「完璧じゃなくていい」
そう思えるようになって、心の緊張がやわらいでいきました。
■ 看護師として学んだ「寄り添いの力」
精神科の看護師として働く中で、
たくさんの“言えない苦しさ”に触れてきました。
ただ話を聞くこと、
表面的な言葉の奥にある感情を感じ取ること、
必要以上に励まさず、ただ「ここにいるよ」と伝えること。
その瞬間、人がそっと回復していく姿を何度も見てきました。
“寄り添いは、力になる。”
それを仕事を通して深く実感しました。
■ 今、わたしが大切にしていること
それはひとつだけ。
「自分を責めてしまう優しい人が、安心して戻ってこられる場所をつくること。」
がんばらなくていい日があっていい。
泣いても、止まってもいい。
人に合わせられなくてもいい。
そのままのあなたで、大丈夫です。
生きやすさは、もう一度取り戻せる。
一緒に、やわらかい場所へ戻っていきましょうね🕊
まとめ
優しい人は、本当は誰よりも強い。
でも、その強さが自分を苦しめてしまう瞬間があります。
しんどい日こそ、自分に向ける言葉を少しだけ変えてあげてください。
「よく頑張ったね」「大丈夫だよ」と、そっと。
もし、心の奥の気持ちをことばにするのがむずかしいときは、
あなたの気持ちを丁寧に受け取り、“やさしい手紙”としてお返しするサービスもあります。
必要になったときだけ思い出してくだされば嬉しいです。
あなたのペースで、大丈夫。
今日もよく生きましたね🕊