こんにちは。子育て&教員のマインドサポーター、hanaです。
ようこそお越しくださいました。
私が学校に勤めていた頃、よく感じたのは、
「先生方って、本当に、休まないなあ・・・」
ということです。
かく言う自分も、全然年次休暇(有給休暇のことです)を使い切れず、毎年余らせていましたが。
休まない、のか、休めないのか。
それぞれに事情があるとは思います。
私の場合は、「休むと面倒なことになるから、休まない」でした。
かぜをひいても、熱があっても、それを周りに知られないように気遣いながら、出勤してしまっていました。
「ちょっと顔が赤いから、熱を測ってみたら?」と養護教諭に言われ、図ってみたら40℃越え、通院したら感染症だった、ということも何回かあります。
こういうのは、私に限った話ではありません。
何かふらふらするなあ、と朝思っていて、無理して出勤したら学校で倒れてしまった、という同僚も、何人も見たことがあります。
管理職が家族に連絡し、養護教諭が救急車を呼び・・・。
ご本人もつらかったと思います。
「最近妙に体が疲れるなあ、でも忙しくて病院に行く時間がないし、休むと迷惑かけちゃうからなあ」と周囲に話していたある先生は、出勤して職員玄関にたどり着いたところで意識をなくし、そのまま入院されました。
なぜそこまでして?と思いますよね・・・。
私は、先生方の責任感の強さが理由になっていると思うのです。
「自分がいないときは、誰かに代わりに学級担任の仕事をしてもらわなければならない。」
「教科の授業だって、誰かにやってもらうということはできないから、自習用の課題を作らないと学校を空けられない。具合が悪いときに課題を作るぐらいなら、無理してでも行って授業をしたほうがいい。」
「今日も明日も放課後は会議が入っていて休めない。」
「部活動の大会が近いから練習を休みにするわけにはいかない。」
そんなことを考えていたら、休めなくなってしまうのも無理はありません。
それだけではありません。
同僚への配慮(というか、思い込みかもしれない)も大きな理由になります。
自習課題を受け取って代わりに入ってくださる先生が、
「俺、今日2時間しか空き時間がないのに、1時間補欠授業に入るの? 仕事終わらないから、帰る時間が遅くなるなあ・・・」
「体調悪くて休んでる? また? そんなに具合が悪いなら、療養休暇とってもらって、代わりの講師に入ってもらった方がよくない?」
「本当に仕事できないほど体調悪いの?」
って考えていたらどうしよう、と不安になってしまうんですよね。
その結果、自分の立場が悪くなって、働きにくくなるんじゃないか、と思ってしまうのです。
それともう一つ、休みたくない理由として、「学校特有の習慣」があって。
休んだり出張したりして学校を空けた後、代わりに入ってくださった先生方一人一人に、
「お手数をおかけしました。」
「空き時間に補欠(自習監督)に入ってくださって、ありがとうございました。」
「生徒達がご面倒をかけませんでしたか?」
みたいに「お礼を言いに行く」する習慣(場合によっては謝罪も・・・生徒達が指示を聞かなかったとか、自習ができずに騒いでいたとかの場合)、あれが私は本当に面倒で・・・(常識だろ!と言われればそれまでなのですが、そこに時間をとられるのが嫌でした。逆の立場でも嫌でした。)
どの学校にも存在するのかわかりませんが、少なくとも私が勤務した中学校では全てありましたね・・・。
今、学校を離れてみて思うのは、「先生方は勤勉だから、休んで怠けているとは思わない。具合が悪いときや、ご家族の事情があるときには、後ろめたい気持ちを捨てて、休んでほしい。お互い様だから。」ということです。
小さいお子さんを育てていれば、「保育園から急なお迎え要請」が頻繁にありますよね。
申し訳なさそうに帰る先生に「親は代われないよ。」と私はよく言っていました。
実の親の介護のために休暇をとる先生には、「今しかできないことだと思うから、大変だと思うけど、頑張って。」「あなたが倒れないように、自分を労うこともしてあげてね。」とも伝えていました。
学年主任をしていたときには、朝、「体調が悪くなってしまったので、急ですがお休みをもらいます。」と電話がかかってくると、「何も考えずに一日よく休んでください。あと、必ず病院に行ってください。」と伝えました。
これらは全て、私が先輩の先生方に言っていただいたことです。
だから私も、ある程度のキャリアになってからではありますが(40歳を過ぎたあたりからでしょうか)、周りの先生には言うようにしていました。
そして、代われる仕事があれば、代わっていました。自分もそうやって助けてもらったからです。
だから、「お互い様」だと思うのです。
学校現場に人が足りないのは周知の事実ですが、だからと言って「現場の先生方が健康を害してまで無理をして働く」というのはリンクさせてはいけないと思います。
先生方がみんなで助け合って、支え合って、「お互い様」で働くことができたら、いい職場になりますし、きっとその姿が、生徒達の「見本」にもなると思います。
学校で働く皆さんにとって、今よりも働きやすい環境になることを願っています。