♠︎33 良い職場が崩れるときに起きていること
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「最近なんだか職員同士の空気が重くて…」
保育者がそう話した
大きなトラブルがあるわけではない
誰かが明らかに問題を起こしているわけでもない
でもどこかギクシャクする
報告が遅れる
意見が出なくなる
小さな不満が少しずつ積み重なっていく
保育プランナーは静かにうなずいた
「組織が弱るとき多くの場合は“人”が原因ではありません」
少し間を置いて続ける
「止めなかった行動が積み重なっているんです」
① 責任のあいまい化
プランナーはホワイトボードに書いた
「誰がやるの?」
「例えば」
・それ私の担当じゃない
・誰かがやると思った
・報告が後回しになる
「こういうことが増えると責任が見えなくなります」
そして続ける
「だから役割を明確にするんです」
「目標を共有するんです」
「事実をSBIで確認するんです」
例えば
「今回の確認は誰が最終責任を持つ?」
たったこれだけでも空気は変わります
② 陰口・分断
プランナーは少し表情を和らげた
「これはどこの園でも起こりやすいです」
・本人に言わない
・周囲にだけ話す
・相談のようで批判になっている
「本人がいない場所で話が進むと信頼は少しずつ減ります」
そしてこんな言葉を紹介した
「その話は本人にも共有する?」
「この一言だけで話の質が変わることがあります」
③ 被害者思考の固定
保育者たちが少し苦笑いする
・どうせ無理
・上が悪い
・人が足りない
「もちろん現実の課題はあります」
「でも、そのままだと前に進みにくくなります」
そこで使うのがコーチングの質問
「変えられる範囲はどこ?」
「明日1つだけやるなら?」
「全部は変えられなくても1つなら変えられることがあります」
④ 感情主導の指導
プランナーは静かに続ける
「怒りは悪者じゃありません」
でも
・人前で叱る
・いつも
・絶対
こうした言葉が増えると相手は考えるより防御に入ります
だからSBIを使います
「朝の準備で(状況)」
「人数確認が抜けた(行動)」
「私は安全が心配になった(影響)」
「感情ではなく事実で伝える」
それだけで受け取り方は変わります
⑤ 変化拒否
最後にプランナーはこう話した
「保育は変わり続けています」
・保護者の価値観
・制度
・働き方
・職員の世代
それなのに
・昔はこうだった
・前からこのやり方
・新人の意見をすぐ否定
これが続くと少しずつズレが大きくなります
「だからリーダーは」
✔ 支持する
✔ 支援する
✔ まず試してみる
「やる前に否定するよりまず小さく試す」
その積み重ねが組織を成長させます
最後に保育プランナーはこうまとめた
「組織を弱らせるのは、強い人でも弱い人でもありません」
「責任のあいまいさ」
「陰口」
「他責思考」
「感情任せの指導」
「変化を拒む空気」
そうした行動を
“仕方ない”で終わらせることです
「逆に言えば」
「行動は変えられます」
「だから組織も変えられます」
「良い組織は、特別な人が作るのではありません」
毎日の小さな行動を整え続けた結果です