フリーランスにとって、自分自身が最大の資本。
やる気=パフォーマンスに直結します。
最初の数ヶ月は「自分、フリーランスじゃん!最高!」とテンションも高いですが、やがて日常になり、熱も徐々に落ち着いてきます。
私はこれまでに2度、計5年フリーランスを経験しています。
1回目はWeb集客。2回目はエンジニア(PMO)・ITコンサルタントとして。
今までいかにモチベを制御していたかを語ります。
今回は、そんなフリーランス生活における「やる気の保ち方」に焦点を当てたお話です。
前提:やる気は「ガソリン(消耗品)」である
「やる気は自分次第で無限に出せる」という意見もありますが、実際にはそうではありません。
やる気は時間とともに減っていく“ガソリン”のようなものです。消耗品です。
給油(=睡眠やリフレッシュ)を怠れば当然減りますし、車の整備(=仕事環境の整備)を怠れば燃費(=効率)も悪くなります。
モチベーションの維持において重要なのは、この“燃費”の部分。
環境次第で、同じエネルギーでも30km走れるプリウスにも、7kmしか走れないアメリカンピックアップにもなります。
給油自体を行ってない人はしっかり給油するようにしてください。
私も過去に経験がありますが不眠の場合には医者にいってしっかり眠れるよう相談しましょう。
リフレッシュ方法は人によりけりですが、案件を調整して1週間海外に行くなどして一定期間仕事から離れる事も重要です。
フリーランスがモチベを失いやすい3つの理由
■成長実感が薄れる
スキルアップを目指している人ほど、「成長できていない」と感じると一気にモチベが落ちます。
私自身、英語案件にアサインされた最初の1年は、会議で右も左もわからず苦戦の連続。
毎回録音して単語を調べ、少しずつ理解度が上がり、半年後には80%以上を把握できるように。
会議のファシリテーションまで任されるようになったのが後半です。
段々と仕事に慣れて行く中で緊張感は薄れて、刺激はなくなっていったものです。
とくに参画から1年を超えると、仕事に慣れて“新鮮さ”がなくなります。
案件の性質によりますが、1年も経てば大体その案件で得られる技術は80%は
身についてしまうものです。
最初1ヶ月頑張った結果、得られる成長が100だとしたら
1年後の1ヶ月では、得られる成長が10になっていることもあります。そうした減速感がモチベ下落に影響している可能性があります。
■孤独感・不安感が強まりやすい
正社員と違い、悩みを完全に共有できる相手がいないのがフリーランスの宿命。
SES営業が親身になってくれることもありますが、所属会社も異なれば100%忖度なく相談できる関係とは言えません。
たまに案件で飲み会にいって正社員が「同期のhogehoge君が今こんな仕事やってるらしい」という話をしていて
「ふぁ!?同期!?」といった感じで驚いた記憶があります。
もうそんな同期という概念を忘れるほどに転職してきたので、たまに「こんな人生の選択肢も時々羨ましく感じる」といった事もありました。
また、顧客からのフィードバックも曖昧になりがち。
最悪なのは、メンバーやPMから愛のないフィードバックを受け、心が折れてしまうケースです。
私はM気質なので「誰も怒ってくれる人がいない」と悩んだ事があります。
怒られるすぎるとメンタルやられますが何もネガティブなフィードバックがないのもストレスです。
改善への糸口がなく、自分自身の成長が停滞したかのような錯覚に陥ります。
単価が上がらない
長期間プロジェクトに貢献していても、単価が変わらなければ「頑張っても報われない」という気持ちになります。
これは想像以上にモチベを削ります。
というのも参画して最初3ヶ月、1年後では明確に自身のパフォーマンスが異なるからです。
どんな頑張っても報酬が同じであれば仕事の張り合いがなくなるというもの。
これもまた自然な感覚です。人間、報酬が同じなら同じである限りやる気はセーブしていくものだからです。
①のように成長の実感がなければ単価が上がらなければ尚更成長の実感が得られにくくなります。
モチベを維持するための習慣(実体験ベース)
成長を「見える化」する
私はフリーランス1年目、英語案件にて以下の目標を掲げていました。
半年以内:会議内容を80%以上理解する
半年以降:英語で会議をファシリテートできるようになる
どちらも達成できました。
これを明確に実感できたのは、毎日日記をつけていたからです。
毎日鏡を見ていると顔の変化に気づきにくいように、成長も記録しないと当たり前になってしまいます。
目標を可視化し、達成を記録する。これだけで、モチベーションは大きく変わります。
日記つけないと今の現状が「当たり前」「慣れの成果」となってしまいます。
慣れも含めて「成長」なのでしっかり記録しましょう。
日記をつけるのに大きな準備はいりません。まずは一行でも良いのでGoogleDocumentやNotionに記録しておきましょう。
同じ商流の社員・正社員と交流する
多くの場合、フリーランスは2次請け以下での参画になります。
であれば、1次請けの正社員や担当者と関係を築くのがポイント。
1on1でのランチはおすすめです。
飲み会よりも低コスト・短時間で済み、プライベートな一面も知れる。
互いのストーリーを知ることで、仕事も円滑に進み、モチベの源にもなります。
「仕事以外での交流はめんどくさい」と思うかもしれませんが、同じ業界にいるので結構有益な情報を得られるものです。
自分が35歳だとしたら35年分の人生があるわけではすが、それは相手も同じです。
30歳なら30歳、50歳なら50歳の人生があります。会話するだけで数十年分の人生を垣間見れるので結構楽しいです。
月1回でもおすすめです。
余談ですが、正社員から「どうやったらフリーランスになれますか?」とマジ顔で相談されたのは良い思い出でした。
総論だけお伝えした記憶があります。
単価交渉は「覚悟」をもって臨む
単価交渉は一種の“戦い”です。
「ちょっと上がりませんかね?」ではまず動いてくれません。
「このままでは案件を抜けます。他で内定も出てます」
くらいの本気度で伝えないと、営業・顧客は本気で考えてくれません。
過去、報酬の70%が中抜きされていたことを知ったとき、私は即交渉に踏み切りました。
「業務委託さんの未来を考えています」なんて綺麗事の裏で、しっかり利益を取っているのが現実です。
申し訳なさを感じるなら、仕事でバリューを出す、営業とのやり取りをスムーズにするなど、間接的に貢献しましょう。
お互いがWin-Winでなくてはなりません。
終わりに:モチベーションの変化は「転機」のサイン
ここまで、モチベーションの“燃費”を上げる方法を紹介してきました。
しかし、あらゆる工夫をしてもなおモチベが戻らない場合、それは「その案件を卒業すべきタイミング」かもしれません。
あるいは、職業そのものを変えるべき時期なのかもしれません。
私もかつてWeb集客でフリーランスを4年しており、最初2年は苦労しましたが、最後の2年間は成功して悠々自適に生活していました。
けれど、毎日YouTubeを6時間見て、週末だけ数時間働く生活に“飽き”が来ました。
数年後まで安定した未来が見えた瞬間、つまらなくなったのです。
私は自分を映画の主人公だと思ってます。結末が見えた映画に興味を持つ事はできません。
人は、成功確率20%・失敗確率80%、そして成功はランダムというギリギリの勝負に最もワクワクするそうです。
スマホゲームやギャンブルがハマる理由も、ここにあります。
職業を変えるのが極端なら、せめて案件を変える
それだけでも、日常に新しい刺激が戻ってくるはずです。
人生は一度きり。
密度の濃い人生を送るか、安定を選ぶか。
それを決めるのは、他の誰でもなく、あなた自身です。
それでは、また。
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