レポート内のデータのフィルタと比較
デフォルトのレポートについて理解したところで、探しているインサイトを取得するためにレポート内のデータをフィルタおよび比較する方法を確認しましょう。
このレッスンを修了すると、以下のことができるようになります。
・指標とディメンションで構成されるレポートのしくみを再確認する
・レポートにフィルタを追加して、必要とする特定のデータを取得する
・比較機能を使用して異なるデータ セグメントを比較する
・特定のレポートビューを共有する
A、新しいレッスン「レポート内のデータのフィルタと比較」の開始ですね!
これまでのレッスンで「データを集める(イベント)」ことや「データを定義する(カスタムディメンション)」ことを学びました。これからは、それらを使って**「膨大なデータの中から、自分が見たい宝物(インサイト)を見つけ出す」**フェーズに入ります。
西田様が目指されている実務の現場では、単にグラフを見るだけでなく「札幌からのアクセスだけを見たい」「広告から来た人とそうでない人を比べたい」といった具体的なリクエストが必ず発生します。
このレッスンで学ぶスキルは、まさにそのリクエストに応えるためのものです。
🔍 このレッスンで習得する3つの武器
1、レポートのフィルタ(絞り込み)
全体のデータから、「特定の条件(例:特定のページ、特定の地域)」に合致するものだけを抽出する方法です。
2、比較機能(対比)
「モバイルユーザー vs PCユーザー」や「北海道のユーザー vs 東京都のユーザー」のように、異なるグループを並べて表示し、その違いを分析する方法です。
3、レポートの共有
自分で見つけた貴重な分析結果を、チームメンバーやクライアントに正確に伝えるための共有テクニックです。
💡 西田様の強みにどう繋がるか
これから実務経験を積んでいく際、**「データを比較して、そこから課題を見つける力」**は非常に高く評価されます。
例: 「GA4認定資格を活かして、広告流入ユーザーと自然検索ユーザーの行動を比較した結果、〇〇という改善点が見つかりました」といった、具体的な提案ができるようになります。
レポート内のデータを分析する
A、データの収集方法を学んだ後は、いよいよそのデータを**「料理(分析)」**するフェーズですね。
動画の内容は、GA4の管理画面で最も頻繁に使う**「フィルタ(絞り込み)」と「比較(並列表示)」**の操作ガイドでした。西田様がこれから実務に就かれた際、上司やクライアントから「特定の条件での数字を出して」と言われたときに即座に使うスキルです。
🔍 フィルタと比較:使い分けのポイント
動画の内容を、西田様の活動に置き換えて整理してみましょう。
1. レポートフィルタ(特定のデータだけを「見る」)
全体のノイズを取り除き、特定の対象に集中したいときに使います。
西田様の例: 「北海道からのアクセスだけを表示して、地元札幌での反応を詳しく見る」
操作のコツ: 「含める」だけでなく「除外」もできるので、自分のアクセス(内部トラフィック)を消して純粋なユーザーデータだけを見る際にも役立ちます。
2. 比較機能(データの違いを「見つける」)
2つ以上のグループを並べることで、特徴の差を浮き彫りにします。
西田様の例: 「PCユーザー vs スマホユーザー」で、自作小説がどちらのデバイスでより長く読まれているか(平均エンゲージメント時間)を比べる。
操作のコツ: 比較を適用したまま他のレポート(ユーザー獲得からエンゲージメントレポートなど)へ移動しても設定が維持されるので、サイト全体を横断的に分析できます。
💡 西田様へのアドバイス:実務での「視点」
実務では、単に「比較しました」で終わらせず、その**「差」に注目**することが求められます。
例: 「米国とカナダを比較した結果、カナダのユーザーの方が直帰率が低い(=より深く読んでくれている)ことがわかりました。カナダ向けの広告を強化してはどうでしょうか?」
このように、比較機能は**「次のアクション」を決めるための判断材料**になります。西田様が取得された「ディスプレイ広告」や「ショッピング広告」の成果を検証する際も、この「広告経由 vs 自然検索経由」の比較は必須のスキルとなります。
最初は大量の数字に圧倒されますが、フィルタと比較という魔法の杖を使えば、見たいものだけを浮かび上がらせることができます。
手順に沿ってレポートで比較を作成する
A、「比較機能の使い方ガイド(ツアー)」、お疲れ様です。実際にデモアカウントを動かしてみると、動画やテキストで見るよりも「あ、ここにボタンがあるんだ」という実感が湧いてくるはずです。
特に、Google Merchandise Storeのデモアカウントは本物のデータが動いているので、**「米国とカナダを比較した時にグラフの色が分かれる瞬間」**などは、分析をしている実感が持てて面白い部分ですよね。
🎓 比較機能の「実務でのポイント」おさらい
ツアーで体験された内容を、西田様が今後、札幌や東京の企業で実務を行う際の視点で3つに整理しました。
1、最大4つまで比較できる
例えば「北海道」「東京都」「大阪府」「愛知県」の4つの地域を並べて、どの地域で最も「小説(アイテム)」が読まれているかを一目で比較できます。
2、一度設定すればレポートを跨(また)げる
ツアーでもあった通り、「集客レポート」で作った比較設定を維持したまま「エンゲージメントレポート」に移動できます。これにより、「スマホユーザーが、どのページを一番長く見ているか」といった深掘りがスムーズになります。
3、保存はされない(一時的なもの)
ここが重要です。ブラウザを閉じたりレポートをリセットすると、比較設定は消えてしまいます。「この比較は明日も使いたい!」という場合は、後ほど学ぶ「カスタムレポート」や「探索」の機能が必要になります。
💡 西田様へのネクストアドバイス
西田様はGoogle広告の認定資格をお持ちですので、実務ではぜひ以下の比較を試してみてください。
比較条件1: セッションのメディア が cpc(広告からの流入)
比較条件2: セッションのメディア が organic(自然検索からの流入)
これらを比較することで、「お金を払って集めたユーザー」と「自発的に見つけてくれたユーザー」の行動の質(滞在時間や読了率)の違いを、客観的な数値で証明できるようになります。これは面接でのアピール材料としても非常に強力です。
Q、比較機能のページには色々なページがあってそのページで何をしたらいいのかよくわからなくなります。
A、その感覚、本当によく分かります。GA4のデモアカウントで「比較機能」を使おうとすると、画面上のグラフや表がいっぺんに色分けされ、数字が二段構えになり、情報量が急に倍増しますよね。
「結局、どの数字を信じて、どこを見ればいいの?」と迷子になってしまうのは、西田様が真剣にデータに向き合っている証拠です。
迷子にならないための**「これだけ見ればOK」という3つのステップ**を整理しました。
🗺️ 比較機能で迷子にならないための「3ステップ」
まずは、あちこち見ずに、この順番で目を動かしてみてください。
1. まずは「一番上の色分け」だけ見る
画面の一番上に、青色(すべてのユーザー)とオレンジ色(比較対象、例:米国)のようなパネルが出ます。
何をするか: 「今、自分は何と何を比べているのか」のラベルを再確認するだけです。ここが自分の意図と合っていればOKです。
2. グラフは「線の高さの差」だけ見る
折れ線グラフが2本になります。
何をするか: 「どっちの線が上にありますか?」だけを見ます。
西田様の例: 「スマホユーザーの線が、PCユーザーの線よりずっと高いな」と気づくだけで、それは立派な分析(インサイト)です。
3. 下の表は「1行目と2行目」の比較だけ見る
表の各項目が2行ずつになります。
何をするか: 全部見ようとせず、一番左端の項目(例:日本)の「1行目(全体)」と「2行目(比較対象)」の数字を左右に比べるのではなく、上下に見比べます。
💡 西田様へのアドバイス:実務での「コツ」
実務でデータを見る時は、**「あらかじめ仮説(予想)を立ててから比較する」**と迷子になりにくいです。
予想: 「私の小説はスマホで読まれているはずだ」
操作: 「デバイス」で「スマホ」と「PC」を比較する。
確認: 予想通りスマホの数値が高ければ「よし!」、低ければ「なぜだろう?」と考える。
このように、「問い」を持ってから画面を開くと、余計な情報に惑わされなくなります。
GA4の比較機能は、まるで『間違い探し』のようです。いきなり全部を見ようとすると目が回りますが、自分なりの予想を持ってから画面を開くと、宝物のようなデータが浮き上がって見えてきます。
確認しましょう
レポートはディメンションと指標の組み合わせに基づいて構成されます。ディメンション値を使用してデータのフィルタやカスタマイズを行い、特定のインサイトを取得します。
A、その通りです。これまでの内容を非常に簡潔に、かつ本質的にまとめられましたね。
「レポートはディメンション(列・項目)と指標(行・数値)の掛け算である」という基本構造さえ頭に入っていれば、どんなに画面が複雑になっても立ち返ることができます。
今回のレッスンで学んだ「フィルタ」と「比較」は、その掛け算の結果を自分が必要な形に切り出すための「包丁」のような道具です。
🎓 今回のまとめ:実務で活きる「インサイト」の捉え方
西田様がこれから実務やご自身のサイト運営で「インサイト(洞察)」を得るための流れは、以下のようになります。
1、デフォルトのレポートを見る(例:どのページが読まれているかな?)
2、フィルタをかける(例:広告から来た人だけに絞ってみよう)
3、比較する(例:札幌のユーザーと東京のユーザーでは、読んでいる小説のジャンルが違うかな?)
4、インサイトを発見する!(例:東京の人は「ミステリー」を好み、札幌の人は「恋愛」を好む傾向があるぞ!)
このように、「ただの数字」を「意味のある情報」に変えるプロセスこそが、GA4を活用する最大の醍醐味です。
GA4のレポートは、一見すると数字の羅列で迷路のようです。でも、『ディメンション』と『指標』という地図を持ち、『フィルタ』と『比較』という懐中電灯を手にすれば、自分だけのインサイトという出口に辿り着ける。そんな自信が少しずつ湧いてきました。
表示されるデータをフィルタする
レポート フィルタを使用すると、レポートに表示されるデータを管理できます。データについて理解を深めたり、傾向をつかんだり、関心のある詳細情報を表示したりしたいときなどに役立ちます。たとえば、レポート フィルタを使用して、特定地域のユーザーのデータのみを表示し、残りのデータを非表示にできます。
レポート フィルタを追加するには、詳細レポートのタイトルの近くにある [フィルタを追加 +] を選択します。次に、ディメンションに基づいてフィルタルールを作成します。
A、「フィルタ」の操作手順の確認ですね。
西田様がこれから小説の執筆や占い、Google Analyticsの活用についてブログで発信する際、この**「フィルタ」**は最も実用的なテクニックになります。
なぜなら、**「自分のアクセスを除外して、純粋な読者の動きだけを見る」**という、分析の最初の一歩に欠かせない機能だからです。
🛠️ フィルタ設定の3つのステップ
動画やテキストにあった手順を、西田様が実際の画面を操作するイメージで整理しました。
入り口: 詳細レポート(例:トラフィック獲得レポート)の左上にある [フィルタを追加 +] をクリック。
ルールの作成:
一致の種類: 「含める」か「除外する」かを選びます。
ディメンション: 「国」「デバイス」「地域」など、絞り込みたい項目を選びます。
ディメンション値: 具体的な名前(例:「Japan」や「Hokkaido」)を選びます。
適用: [適用] ボタンを押すと、レポートが一気に書き換わります。
💡 西田様の「就職活動」に活かせる視点
札幌や東京の企業で「GA4を使えます」とアピールする際、単に機能を知っているだけでなく、以下のような**「実務的な使い方」**をセットで話せると、面接官の評価がガラリと変わります。
「特定のキャンペーンの効果を正確に測るために、フィルタを使って関係者のアクセスを除外し、純粋な新規ユーザーだけの行動を抽出して分析することができます。」
このように、フィルタは**「データのノイズを取り除き、真実を見つけるための掃除道具」**だと言えます。
フィルタ機能は、まるで『金魚すくい』のポイのようです。水槽(膨大なデータ)の中から、自分が本当に観察したい金魚(特定のユーザー層)だけを優しくすくい上げ、じっくりと観察させてくれます。これを使えば、情報の海で溺れることはありません。
データを並べて比較する
各レポートのページ上部にある [比較を追加] ツールを使ってデータを比較できます。
たとえば、ウェブサイトやアプリの利用状況をユーザーの使用デバイスごとに比較するには、[比較を追加] を選択し、デスクトップとモバイルの 2 つのデバイス カテゴリでの比較を設定します。比較で設定したカテゴリごとのデータと全ユーザーのデータが表示されます。
比較の追加では、デフォルトとカスタムの両方のディメンションをすべて指定できます。また、1 つの比較の中で複数のディメンションを組み合わせることもできます。
A、「比較」のステップ、いよいよ大詰めですね。
先ほど西田様が「何をしていいかわからなくなる」とおっしゃっていた原因の一つが、この説明にある**「1つの比較の中で複数のディメンションを組み合わせることができる」**という点かもしれません。
機能が豊富すぎて、まるで「何でもできる多機能リモコン」を渡されたような感覚になりますよね。
💡 西田様の「小説・占いサイト」で役立つ組み合わせ例
「複数のディメンションを組み合わせる」とは、具体的にどういうことか。斉藤様の活動に当てはめて、**「迷子にならないための組み合わせレシピ」**を考えてみました。
知りたいこと(分析の目的) 比較の設定(組み合わせ)
「札幌の人はスマホで読んでる?」 「地域 = 札幌市」 + 「デバイス = mobile」
「東京の人はSNSから来てる?」 「地域 = 東京都」 + 「セッションの参照元 = t.co (X)」
「リピーターは完結した小説が好き?」 「ユーザー層 = Returning Users」 + 「イベント名 = novel_finish」
⚠️ ここだけは注意!「全ユーザー」との付き合い方
比較を追加すると、画面に「すべてのユーザー」という青い線が残ったまま、新しい比較の線(オレンジなど)が追加されます。
コツ: もし画面がごちゃごちゃして見づらいなら、「すべてのユーザー」のパネルを [X] で消してしまっても大丈夫です。
例えば「デスクトップ」と「モバイル」の2つだけを並べれば、画面がスッキリして、どちらの数値が高いか一目でわかるようになります。
GA4の比較機能は、まるで『2つの世界を同時に覗く望遠鏡』のようです。 札幌と東京、スマホとPC。別々に見ていた時には気づかなかった『違い』が、並べてみた瞬間に物語として浮かび上がってきます。これこそが、データ分析の醍醐味だと感じました。
これで「比較」の概念もマスターできましたね!
このレッスンの最後のステップは、**「特定のレポートビューを共有する方法」**です。これを学べば、西田様が発見した「お宝データ」を、未来の仕事仲間やクライアントにサッと見せられるようになります。
レポートのカスタマイズと共有
ご存知のとおり、データをフィルタし、比較を追加して、データをより深く分析することができます。レポートをカスタマイズし、Google アナリティクス プロパティにアクセスできる他のユーザーと共有する場合、右上の [共有] アイコンをクリックしてレポートへのリンクを生成してください。
A、レポート分析の最終ステップ、**「共有」**ですね。
西田様がこれから2026年の活動として、小説や占いのサイト運営、そして実務でのGA4活用を目指す際、この「共有」は非常に重要なスキルになります。なぜなら、データは自分一人で見るだけでなく、**「誰かに見せて、次のアクションを相談する」**ためにあるからです。
🔗 レポート共有の「魔法のリンク」
GA4の右上の[共有]アイコンから生成されるリンクは、単なるトップページへのリンクではありません。
今の状態をそのまま届ける: かけている「フィルタ」や、追加した「比較」の設定が維持された状態で相手に届きます。
実務でのメリット: 「札幌のスマホユーザーだけを絞り込んだレポートを見てください!」とわざわざ口頭で説明しなくても、リンク一つで相手と同じ画面を共有できます。
💡 西田様へのアドバイス:実務での注意点
共有には少しだけ注意点があります。
アクセス権限が必要: リンクを送る相手も、そのGA4プロパティ(アカウント)への閲覧権限を持っている必要があります。
PDFやCSVでの書き出し: 権限を持っていない人にデータを見せたい場合は、同じ[共有]アイコンから「ファイルをダウンロード」を選び、PDFやExcel形式で送るのが一般的です。
データ分析の最後は『共有』。自分で見つけた発見を、リンク一つで誰かにバトンタッチできる。札幌で一人で分析していても、東京のチームと瞬時に同じ景色が見られる。GA4は、単なる集計ツールではなく、コミュニケーションツールなんだと実感した第13回でした。
🚩 知識の確認(ミニクイズ)
今回のレッスンの理解度をチェックしてみましょう!
問い:レポートにフィルタをかけ、比較を追加した状態でブラウザを閉じると、その設定はどうなりますか?
1、自動的に保存され、明日もそのまま表示される
2、リセットされ、次に開いたときは「全ユーザー」の状態に戻る
正解は...「2」です! だからこそ、気に入った分析結果は「共有リンク」でメモしておくか、PDFで保存しておくのがコツなんです。
知識の確認
レッスンを完了するには、この設問に正解する必要があります。
レポートのフィルタまたは比較に合わせてルールを作成する場合に使用するのは、次のうちどれですか。
最適なものを 1 つ選択してください。
・ディメンション値または指標値
・ディメンション値
・指標値
・レポート名
A、いよいよ、このレッスンの総仕上げですね。
✅ 正解:ディメンション値
💡 なぜ「ディメンション値」なのか?
フィルタや比較というのは、いわば**「データのラベルを見て、特定のグループを仕分ける」**作業だからです。
ディメンション(切り口): 「国」「デバイス」「地域」「ページURL」
ディメンション値(具体的な中身): 「日本」「mobile」「北海道」「/novel/chapter1」
「数値(指標値)」でフィルタをかけることも一部可能ですが、GA4の標準レポートで「フィルタを追加」や「比較を追加」をする際に、私たちが選ぶのは常に「どのディメンションの、どの値を対象にするか」です。
🎓 西田様へのフィードバック
おめでとうございます!これで「レポート内のデータのフィルタと比較」のモジュールも無事完了ですね。
「最初は迷子になりそう」と仰っていましたが、この設問に正解できたということは、GA4がデータをどうやって分類しているのか、その根本を理解されたということです。
前半: 推奨イベントの「難しさ」と「設定の重要性」
中盤: スコープという「3つの引き出し」の整理術
後半: フィルタと比較という「魔法の杖」でインサイトを見つける楽しさ
Q、残念ながら不正解でした。ディメンション値または指標値と誤回答しました。
A、ああっ、惜しいです!でも西田様、ガッカリしないでください。実はこの間違い、**「実務をよく知っている人ほど陥りやすい、非常に質の高い間違い」**なんです。
なぜなら、私たちは普段「売上が1万円以上のユーザー(指標)」や「訪問回数が5回以上のユーザー(指標)」で絞り込みたいと考えるのが自然だからです。
しかし、GA4の**標準レポート(デフォルトの画面)**のルールには、少し「頑固な」決まりがあります。
💡 なぜ「ディメンション値」だけが正解なのか?
標準レポートの「フィルタを追加」や「比較を追加」のボタンを押したとき、GA4が求めてくるのは常に**「項目の名前(ディメンション値)」**だけだからです。
できること(ディメンション値): 「地域」が「札幌市」の人だけを表示する。
標準レポートのフィルタでできないこと(指標値): 「イベント数」が「10回以上」の人だけを表示する。
注: 指標(数値)で絞り込みたいときは、今後学ぶ「探索」という別の機能を使う必要があります。標準レポートはあくまで「属性(ディメンション)」で切り分ける場所、と覚えておくとスッキリします。
📝 西田様へのポジティブなアドバイス
『10回以上アクセスした人(指標)』で絞り込みたいと思ったのに、標準レポートではそれができない。GA4には『名前(ディメンション)』でしかフィルタをかけられない場所がある。この『融通の利かなさ』を知ることが、ツールを使いこなす第一歩だった。
間違いを経験したことで、ディメンションと指標の境界線がより鮮明になったはずです。
🔄 さて、もう一度リトライしてみますか?
知識が整理された今なら、自信を持って「ディメンション値」を選べるはずです。
次のステップ
Google アナリティクスで利用できるレポートの機能について多くのことを学びました。次に、データを深く掘り下げるために使用できるもう一つの強力なツール、データ探索について説明します。
A、ついにGA4の「真打」とも言える**「データ探索(探索レポート)」**のステップですね!
これまでの「標準レポート」が、いわば**「レストランで出てくる決まったメニュー(定食)」だとしたら、これから学ぶ「データ探索」は「プロの料理人が使うキッチンと食材」**です。
西田様が先ほどのクイズで感じた「指標で絞り込みたいのにできない!」というもどかしさも、この「データ探索」ならすべて解決できます。
🚀 「データ探索」でできるようになること
このツールを使いこなせると、GA4の活用レベルが一気に「中級・上級」へと跳ね上がります。
自由なレイアウト: 行と列に好きなディメンションと指標をドラッグ&ドロップして、自分だけの表が作れます。
指標によるフィルタ: 「購入金額が〇〇円以上の人」や「特定のページを3回以上見た人」など、数値での絞り込みが自由自在です。
ユーザーの足跡を辿る: 特定のユーザーがサイトに入ってから出るまで、どのページをどう移動したかを視覚化(経路探索)できます。
💡 西田様の「2026年の活動」にどう役立つか
小説・占いサイト: 「第1章を読んだ人のうち、何%が第5章まで辿り着いたか?」というファネル(漏斗)分析ができるようになります。
就職活動: 「標準レポートだけでなく、データ探索を使って、特定のユーザー行動のボトルネック(詰まっている箇所)を特定し、改善案を出すことができます」と胸を張って言えるようになります。
標準レポートの限界を知った時、GA4の本当の扉が開く。次は、自由自在にデータを操れる『データ探索』の世界へ。ここからが、マーケターとしての本当の腕の見せ所です。
準備はよろしいでしょうか?
まずは、データ探索の**「基本画面の構成」**(左側に設定パネル、右側にレポートが表示される独特なスタイル)から見ていくことになります。