幼児に学べ!最強の英語習得法 ─ TOEFL・TOEIC・IELTS にも効く

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今日、興味深い記事を読みました。

▶️ Yahoo!ニュース:「しゃべらないのには理由がある」

です。この記事では、乳幼児の「サイレント・ピリオド(沈黙の時期)」について紹介されていますが、これは実は大人の英語学習にも大きな示唆を与えてくれます。幼児は言語習得の天才。天才からはどんどん学んでやれ、ということで学べることを下の順番でまとめてみました。お役に立つようでしたら幸いでございます。

🍼 乳幼児の言語習得で起きている「サイレント・ピリオド」とは?

「サイレント・ピリオド(silent period)」とは、言語を学んでいる最中に“聞き取りはできるのに、自分では話せない”期間のことを指します。

これは特に、幼児が母語を習得する過程でよく見られる現象で、たとえばこんな感じ👇

赤ちゃんや幼児は、1歳〜2歳ごろに周囲の言葉をどんどん聞いて覚える。

でも、すぐに話し始めるわけではない。

数か月〜半年ほど「話さない(またはほとんど話さない)」時期がある。ちょうどその時期にいるのがサザエさんに登場するイクラちゃんです。

ある日突然、まとまった単語や文章を話し始める!この「ある日」を迎えた後のの時期にいるのがタラちゃんです。

この、数か月〜半年ほど「話さない(またはほとんど話さない)」時期。これがまさに「サイレント・ピリオド」です。

🔁 大人の言語学習とどう似ているの?

実はこの「サイレント・ピリオド」、大人が第二言語(たとえば英語)を学ぶときにも起きる現象なんです。

たとえば…

TOEFL や IELTSのリスニング、リーディングは点数が伸びる。

でもスピーキングは壊滅的。

「聞こえるけど、自分では言えない」。

それでもインプットを続けていると、ある日アウトプットが急に滑らかに!

つまり、これは「英語ができない」のではなく、「英語がまだ“話し出す準備中”」なだけ。

🌱 だから、焦らなくていい

言語習得は「インプット → 沈黙の時期 → アウトプット」の流れ。

サイレント・ピリオドを「恥ずかしい」とか「才能がないから」と捉えるのはNG。むしろこれは、脳が言語を組み立てている大切な時間です。

この時期にやっておきたいのは:

たくさん聞く(良質な音声インプット)

真似して口パクする(シャドーイングの前段階)

読んだ内容を「自分の言葉」で説明する練習(話さなくてもOK)

🔇「サイレント・ピリオド」は大人にもある

英語を習得する過程で、「聞く・読む」はできるのに「話す」ができない時期がある思います。多くの日本の英語学習者が経験している状況です。

例えば、TOEFL iBTのリーディング(R)やリスニング(L)では高得点を取れるのに、スピーキング(S)になると極端にスコアが伸びない。まさにこれが「大人版サイレント・ピリオド」ではないでしょうか。

でもこれは、異常ではなく“自然な過程”なんです。幼児が言葉を話し始める前には半年から1年程度の期間があるようです。でもその期間中に、周りの人たちが話している言葉をじっと聞いて学んでいるのです。それと同じように、大人もアウトプット(話す・書く)には、「読む」「聞く」ことを出発点とした“熟成期間”が必要です。幼児と違うところは、大人は外国語を「聞く」ことよりも「読む」方が得意だということです。

📚 リーディングとスピーキングはつながっている

「話す」が苦手な時期におすすめなのが、

「読んだ英文の内容を、英語で、口頭で説明する練習」 です。

これを続けていると、リーディングでのスコアも一緒に伸びていきます。なぜなら、文章の内容を「自分の言葉」で言い換えるスキルが鍛えられるだけでなく、TOEFLの設問や選択肢で用いられるパラフレーズ(別の表現を用いて同じ内容を表す言い換え)にも敏感になるからです。例えば、

Original Text (元の文章):

"True faith is never overcome by disasters of this nature. There is something unconquerable about the faith we share."



Simplified Explanation (言い換えをした後の簡単な説明):

"Real belief can never be destroyed by disasters. The belief we share is strong and cannot be beaten."


のような感じです。

英文の単語をそのまま繰り返すのではなく、意味を理解して別の表現で伝えられるようになると、リーディングの設問が「読める」だけでなく「見えて」きます。

⏳ 「会話力」と「学習言語力」は全く別物

記事の中には次のような記述もあります。

「日常会話の習得には1〜2年、学習言語には5〜7年かかる」

これを大人の語学試験に置き換えると、TOEIC=日常会話、TOEFL=学習言語(academic English) とも言えます。確かにこの2つの試験は全く異なります。

そして、

「一見『話せている子』も、授業を理解できるわけではない」

これは、話せている=理解できているではないということ。TOEICレベルの英語ではスムーズに受け答えできる人でも、TOEFLのようなアカデミックな講義になると、理解が追いつかなくなるという現象は珍しくありません。これは、日本社会での雑談、職場での商談はできても、大学の哲学の講義になると聞いてもわからない、質問もできない、発言を求められても発言できない、という状態をイメージされると分かりやすいと思います。

🧠 「質問できない」=理解できていない

さらに記事では、

「わからないということを聞けず、その後の成績、将来に影響が出る」

という指摘も。これは大人の学会や専門外の授業で「質問すらできない」という体験と重なります。英語に限らず、専門性が高くなると“質問する力”も学ばなければならないのです。


🏡 幼児にとっての「語りかけ」=大人の「留学環境」

記事の最後には、

「保育園や幼稚園は、良質な日本語をたくさん浴びられる重要な場」

とありますが、大人が英語を身につける環境としては、語学留学、ホームステイ、仕事での海外出張などが該当します。たとえば、

(1) 語学留学では、「クラスメイトとの人間関係づくり」、

(2) ホームステイでは「ホストファミリーとの人間関係づくり」

(3) ドバイでの不動産視察では、「不動産用語満載の英語で不動産と金融上の説明を受け、それに基づいた多額の投資判断を行うこと」

(4) アフリカ出張では「政変によって発生した新たな関税を引き下げるための交渉を相手国政府に対して行うこと」

等が大きな動機となって、その場に必要な英語がどんどん身につくと言われています。

いづれの場合にも、「語りかけ」が繰り返される環境があり、それこそが、最も自然な言語習得の場なのです。


👶 幼児も大人も、言語習得の本質は同じ

幼児と大人は別物に見えて、実は同じ「人間」という種族。言語を習得するメカニズムには共通点があります。

インプットが先、アウトプットはその後。

一定期間、話せないのは自然なこと。

語彙の言い換えが理解を助ける。

質問する力も、学習言語の一部。

環境こそが最大の教師。

この視点を持って学ぶことで、TOEFL・TOEIC・IELTSに限らず、あらゆる英語スキルの習得がより「人間らしく」なっていくはずです。

これからの言語習得の「development(発達)」が楽しみですね。

次のチャレンジに向けて、準備を進めていきましょう!
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