“楽しかったのに帰ると寂しい”あなたへ。心理学が教える“心の余韻”の受け止め方

“楽しかったのに帰ると寂しい”あなたへ。心理学が教える“心の余韻”の受け止め方

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コラム

楽しい時間のあとに、急に寂しくなる

友人と笑って過ごした。
久しぶりに楽しい時間を過ごせた。
それなのに、家に帰った途端、急に寂しくなることがあります。
さっきまでの会話を思い出しながら、静かな部屋で気持ちが沈んでいく。
「せっかく楽しかったのに、どうしてこんな気分になるんだろう」と戸惑う人もいるかもしれません。
でも、楽しい時間のあとに寂しくなることは、決して不自然な反応ではありません。

心は、急な落差に追いつけないことがある

臨床心理学では、人の心は周囲の雰囲気や人とのやり取りに影響を受けながら動いていると考えます。
誰かと一緒にいる間は、声や表情、会話の流れが心を支えてくれています。
ところが、一人になった瞬間、それらが急になくなります。
楽しかった時間と静かな時間の差が大きいほど、心は空白を感じやすくなります。
つまり、寂しさは楽しくなかった証拠ではありません。
むしろ、その時間が自分にとって大切だったからこそ、終わったことを強く感じているのです。

寂しさを急いで消そうとしなくていい

寂しくなると、すぐに誰かへ連絡したり、スマホを見続けたりして、気持ちを埋めたくなることがあります。
もちろん、それで少し落ち着くこともあります。
ただ、無理に寂しさを消そうとすると、かえって心が疲れてしまう場合もあります。
まずは、「楽しい時間が終わって、今は少し寂しいんだな」と認めてみてください。
温かい飲み物を飲む。
今日うれしかったことを一つ思い出す。
余韻がゆっくり静まるのを待つ。
そんな時間も、心には必要なのだと思います。

寂しさは、つながりを求める心の声

楽しい時間のあとに寂しくなるのは、誰かとつながることを大切にしているからかもしれません。
その寂しさを、恥ずかしいものとして隠す必要はありません。
「楽しかったから、終わるのが寂しかった」
そう言葉にするだけでも、気持ちの意味が少し見えやすくなります。
ひとりで抱えていると、寂しさが自分への否定に変わってしまうことがあります。
そんなときは、まとまっていなくても誰かに話してみることが、心を落ち着かせる助けになります。
寂しさは、あなたの心が弱いからではありません。
人との時間を大切にできる心に残った、静かな余韻なのだと思います。

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