“嫌われていないか何度も確かめたくなる”あなたへ。心理学が教える“安心を確認する心”の休ませ方

“嫌われていないか何度も確かめたくなる”あなたへ。心理学が教える“安心を確認する心”の休ませ方

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コラム

大丈夫と言われても、また不安になる

相手の返事が少し短かった。
いつもより表情が硬く見えた。
それだけで、「何か怒っている?」「私のこと嫌になった?」と確かめたくなることがあります。
相手から「何でもないよ」と言われると、その場ではほっとする。
けれど、しばらくすると「あれは気を遣って言っただけかもしれない」と、また不安になってしまう。
何度も聞けば相手を疲れさせると分かっていても、確認せずにはいられません。
これは、相手を疑いたいからではなく、関係が大丈夫だという確かな感覚を求めているのかもしれません。

確認すると、不安は一時的に小さくなる

臨床心理学では、不安を感じたとき、人は安心できる答えを得ようとすると考えます。
「嫌っていない」と言ってもらえれば、ひとまず心は落ち着きます。
ただ、その安心を相手の言葉だけに頼っていると、少し様子が変わるたびに、もう一度確認が必要になります。
確かめることが悪いわけではありません。
大切な関係だからこそ、失うことが怖いのです。
けれど、確認を繰り返しても不安が消えないなら、必要なのは新しい答えではなく、不安な気持ちを置いておける心の余白なのかもしれません。

すぐ聞く前に、不安の正体を見てみる

「嫌われたかも」と思ったら、すぐに確かめる前に、少しだけ立ち止まってみてください。
実際に相手から何か言われたのか。
それとも、表情や返事から自分が想像しているのか。
そして、「今、相手から何と言ってほしいのだろう」と考えてみます。
「大丈夫だよ」なのか。
「あなたを大切に思っている」なのか。
欲しかった言葉が分かると、関係への不安だけでなく、自分の寂しさや自信のなさが見えてくることがあります。

安心は、誰かと一緒に育てていける

不安を一人で我慢し続ける必要はありません。
ただ、相手に何度も答えを求める代わりに、「嫌われた気がして不安になっている」と、自分の気持ちとして伝える方法があります。
自分でも理由が分からないときは、関係の外にいる誰かへ話してみるのも一つです。
話しているうちに、現在の出来事よりも、以前傷ついた経験が重なっていたと気づくこともあります。
安心できない自分を責める必要はありません。
確かめ続けなくても関係は消えないと、心が少しずつ知っていける時間があってよいのだと思います。

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