決めたはずなのに、また不安になる
やっと決めた。
これでいいと思った。
それなのに、あとから急に不安になることがあります。
「本当にこれでよかったのかな」
「別の選択のほうがよかったのかも」
「間違っていたらどうしよう」
そんな考えが浮かんで、せっかく決めたことまで揺らいでしまう。
決断したあとに不安になる人は、決して少なくありません。
選ぶことは、同時に何かを選ばないことでもある
心理学では、選択には必ず喪失感が伴うことがあると考えます。
何かを選ぶということは、別の可能性を手放すことでもあります。
だから、決めたあとに少し寂しさや不安が出てくるのは自然なことです。
それは、選択が間違っていたという証拠ではありません。
むしろ、自分にとって大事なことだからこそ、心が慎重に反応しているのかもしれません。
不安は、確認したい心の動きでもある
決めたあとに何度も考えてしまうのは、安心したい気持ちがあるからです。
失敗したくない。
後悔したくない。
誰かを困らせたくない。
そう思うほど、心はもう一度答えを確認しようとします。
ただ、いくら考えても完全な安心が得られないこともあります。
未来はまだ起きていないからです。
そのため、不安をゼロにしてから進もうとすると、かえって動けなくなってしまうことがあります。
“不安なまま進む”こともひとつの力
決めたあとに不安が出てきたら、「まだ心が揺れているんだな」と受け止めてみてください。
不安があるからといって、選択をすぐ否定しなくても大丈夫です。
少し時間を置く。
紙に書いて整理する。
誰かに話して、自分が何を大事にしたかったのかを確認する。
そうすることで、選択の意味が少し見えやすくなることがあります。
揺れながらでも進んでいくことは、弱さではありません。
それは、自分の人生を丁寧に選ぼうとしている心の動きなのだと思います。