🌸とある日の神社⛩️の狛犬の会話
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静かな朝の神社。
まだ人も少なく、
風の音だけがやさしく響いている。
その入口で、
いつものように並ぶ二体の狛犬。
左の狛犬が、ぽつりとつぶやいた。
「最近、少し疲れている人が多いね」
右の狛犬が、ゆっくりと答える。
「そうだね。でもみんな、
ちゃんとここまで来ている」
左の狛犬は、少し遠くを見ながら言った。
「不安そうな顔をしている人ほど、
本当は頑張っているんだよね」
右の狛犬が、やさしく微笑む。
「うん。だから私たちは、
何も言わずに見守るだけでいい」
少しの沈黙。
風がすっと通り抜けていく。
左の狛犬が、ふと聞いた。
「ねえ、人はどうして
すぐに自分を信じられなくなるんだろう」
右の狛犬は、少しだけ空を見上げてから言った。
「きっと優しいからだよ」
「優しい人ほど、
周りを大切にしすぎて
自分のことを後回しにしてしまう」
左の狛犬は、静かにうなずいた。
「だからこそ、
こういう場所があるのかもしれないね」
「立ち止まって、
少しだけ自分を取り戻す場所」
右の狛犬が、最後にそっと言った。
「大丈夫。ちゃんと戻れるよ」
その言葉は、
誰にも聞こえないはずなのに、
どこか、心に届くような気がした。
今日もまた、
誰かがここを訪れる。
迷いながらでも、
立ち止まりながらでもいい。
少しだけ顔を上げたその先に、
きっと光はあるから。
✨大丈夫、ちゃんといい流れに乗ってるよ。
きっと明日もいい日になる🐕