その「アットホームな職場です」、応募を減らしているかもしれません

その「アットホームな職場です」、応募を減らしているかもしれません

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ビジネス・マーケティング
求人票を見ていただくと、ほぼ必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。「アットホームな職場です」「やる気のある方求めます」「頑張り次第で高収入」。どれも悪意のない、むしろ自信を持って書いている表現だと思います。でも採用担当として200〜300件の応募対応をしてきた立場から言うと、この手の言葉が並んだ求人票は、応募が集まりにくい傾向があります。

なぜこうなるのか。理由はシンプルで、求職者にとって「具体的にイメージできない言葉」だからです。「アットホーム」は会社によって定義が違いますし、「やる気のある方」は応募する側からすると「自分に当てはまるか分からない」と感じさせてしまいます。「頑張り次第で高収入」も、実際にいくら稼げるのか分からないので不安材料にしかなりません。求人票は自己紹介文ではなく、求職者が「自分に合うかどうか」を判断するための情報です。ここがズレていると、良い人材ほど応募をためらいます。

今すぐ見直したい表現チェック

- 「アットホームな職場です」→ 具体的な人数、年齢層、休憩時間の過ごし方などに置き換える
- 「やる気のある方歓迎」→ どんな経験・スキルが活きるのかを書く
- 「頑張り次第で高収入」→ 月収の目安やモデル年収を具体的に書く
- 「未経験でも安心」→ 入社後の研修期間や教える人の有無を書く
- 「明るい職場です」→ 職場の年齢構成や雰囲気が伝わるエピソードを入れる

「普通の言葉」を数字と場面に変えただけで変わった介護職の求人

これまで担当した案件で、介護職の求人票に「アットホームな職場です」「やる気重視」とだけ書かれているものがありました。応募はほぼゼロに近い状態が続いていたのですが、文章を次のように変えただけで応募が増えました。

「職員は20代〜50代まで幅広く在籍、未経験入社の職員が7割です」「入社後1ヶ月は先輩職員が業務に付き添います」。抽象的な言葉を、実際の職場の様子が想像できる文章に変えただけです。特別な表現テクニックを使ったわけではなく、ただ「曖昧な言葉を具体的な事実に置き換えた」だけでした。

美容師の求人でも同じことが起きます。「頑張り次第で高収入」ではなく「指名料は1件◯円、月◯件の指名実績がある社員は月収◯万円」と書いた途端、問い合わせの質が変わったという声も聞きます。曖昧な表現は、書く側は楽ですが、読む側の不安を増やしてしまうのです。

求人票を書くときは「この言葉を読んだ求職者が、頭の中で場面を思い浮かべられるか」を基準にしてみてください。思い浮かべられない言葉は、ほぼ削って大丈夫です。

応募が来ない原因は、媒体ではなく求人票の言葉選びにあるケースも少なくありません。「自社の場合はどうだろう?」と思ったら、お気軽にメッセージください。


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