こんにちは、薬剤師の青狐です。
先日ブログを始めようと意気込んでいたら、朝からなんだか左耳が詰まったような感じがするじゃありませんか。布団から出たのに布団被ってるみたいで変な感じ。
中耳炎か? 確かにちょっと耳痛い気もするし。そういや昨日頭から顎にかけて痛いと思ってたの、あれ耳か。
そうして近所の耳鼻科へGO。今の時代はいいですね、初診でもオンラインで予約がとれるのは嬉しいところです。
順番が近づいてきたところで、車で病院へ向かい問診票を書き書き。
『マイナンバーカードはお持ちですか?』
ごめん、ないです。すみません受付のお姉さん。私、物をなくす名人なので保険証とか運転免許証とかをマイナンバーカードに統合するのは個人的に管理が無理です。1枚なくしたら身分証明めちゃくちゃ面倒じゃないですか。パスポートも国内で身分証明に使えないので面倒です。
実際職場の薬局でもマイナンバーカードで保険証の手続きしている人はいますが、薬局に雷が落ちた時に復旧に時間がかかった時と、車椅子の方と、暗証番号を忘れて顔認証もうまくいかない人と、医療事務が毎度対応に出ているので正直眉をひそめています。患者様が悪いんじゃないんですよ。あのシステムもうちょっとどうにかならんかなと。
『お薬手帳はありますか?』
ごめんなさい家に置いてきました。患者には訊くのに薬剤師本人が持って行かない。そう、私ってこういう感じで忘れ物があるんですよ。だから統合なんてされたらまず紛失。捨ててはいないので家のどこかにはあるけれど出てくるのは数年後とかザラです。あああ。
先生(お医者様)とお話をして、耳を覗いて一言。
『中耳炎じゃないね』
なんだって???????? 若干痛いぞ。エッ。
いや、私11歳になるまでに中耳炎を頻回に繰り返していたので、右耳を11回、左耳を9回鼓膜切開しています。泣き叫んでいた記憶しかない。しかも切開だけじゃなかったんですよその昔のお医者さん、膿を吸引するんです。ずるるっと。痛い。まじしんどかった。
久々に聴力検査やりました。骨導検査は初めて。耳の後ろの骨がぶるぶるする。私骨伝導イヤホン欲しいんですけどいいやつは結構お値段するんですよね。
あとティンパノメトリーかな。後で検査名調べたんですがそれもやりました。鼓膜に空気をぷっ!って当てるやつ。
結果は写真の通り。あらららららら?
2000Hzが落ちているのは謎なんですが、低音が軽度難聴になっているじゃないですか左耳。えええ……。
先生がグラフを見て3秒。
『メニエール病かな。メニエールだね』
「目眩ないのに!?」
『うん、目眩なくても。片耳だけ低音下がるの、メニエールの特徴だからね』
「知らなかった……」
そういえばメニエール病の病態って、あんまり薬剤師の国家試験とかでがっちりやらなかったと今更思いました。せいぜい『ジフェニドール!』ってグリフィンドールみたいなノリで叫んでたくらいですね。あと『アデノシン三リン酸』。
お薬はなんと漢方が出ました。『柴苓湯(さいれいとう)』。小柴胡湯+五苓散の組み合わせの漢方です。
どちらかというと急性胃腸炎とか下痢とかで使うイメージのこいつですが、メニエールで出るんだ???
調べました。ガイドライン上では急性中耳炎とか滲出性中耳炎ではこいつ使うみたいですね。メニエールで使っている耳鼻咽喉科のHPもちょくちょく見かけたので、ああ、そうなのかーと。
五苓散はともかく下痢嘔吐の味方なのは、ちょっと漢方をかじると推しになるくらい使いやすさですよね。
小柴胡湯は風邪ベースで考えると、風邪の症状が出て3日以上経っていて胃腸に症状があるような時(発熱と咳と喉が痛い頭痛いみたいなのだと小柴胡湯はまだ出番はないです)にぴったりです。小柴胡湯そのものがステロイド様(ステロイドってことではないですよ!)の抗炎症作用があると言われています。
なので、柴苓湯を症状によってリウマチで使っていたりすることもあるんだとか。まだまだ勉強し甲斐があります、漢方。
確かに胸脇苦満(肋骨の下をぐーっと押し込むと痛い)、は昔からあるんですよね。肺とか胃あたりに炎症があるとそのあたりが痛いことが多いのだとか。……十中八九喘息のせいですね、私の場合は。
さて、次回は経過を書きたいなーと思っています。どうぞ皆様ご自愛くださいませ。