古より伝わる開運グッズの象徴的なものがパワーストーンです。
このあやしさ満点で、身につけている人がいたら「あっ…」と察してしまいそうなブツに大金を払ってしまう人は絶えません。
人はなぜパワーストーンを信じたいのでしょうか?
そしてパワーストーンに効果はあるのでしょうか?
例えばそのストーンが
①非常に値段が高く、あなたが信用している人が販売しているものである場合
②ふらっと立ち寄ったフリーマーケットで100円で販売されていた場合
で比べてみましょう。
多くの人が心から信じるのは①ではないでしょうか。
他の誰でもないあなたが信用する人が薦めている商品で、しかも高いお金を払って手に入れるのですから信じざるを得ません。というより信じないのであれば買うことはないでしょう。
一方で②の方は、なんとなくストーンが綺麗だったし100円ならいいかと思って手に取るくらいの感覚でしょう。
ポケットに入れたまま忘れてしまったり、どこかで失くしてしまっても大して気にしないと思います。
このように①と②が全く同じ石で作られたとしていても、その信じ方の度合いは全く違うのです。
つまり、ストーンそれ自体よりも手に入れた時、身につけた時の心の方があなたに影響を与えるということです。
ここからが核心なのですが、「こんなに高かったんだから、効果があるだろう」と考えている場合はストーンじゃなくてお金を信用しているということです。
そしてその販売している誰かを信用しているということです。
つまり、あなたの視点が一時的にストーンに移っただけで根っこの部分はお金とその人という信仰対象から変わっていないのです。
多くの人がパワーストーンを信じるも効果がないのはこういうことです。
残念ながら、ストーンではあなたは変わらないのです。
たまに、成功体験談みたいなお話がくっついている時があります。
もしそのお話が本当であるのなら、その人はストーンの効果があったのではなく、何かのきっかけでその人が変わったのでしょう。
私はただ、パワーストーンというものを一笑に付して馬鹿にしたいわけではありません。
今のお話から、人は信じる対象からストーンを購入すればそれをより深く信じることができるという傾向を持っています。
そしてその特性を使えば、最も信じるべき対象をより深く信じることができるのではないでしょうか?
あなたが最も信じるべき対象、それは他でもない「あなた自身」です。
あなた自身が自分を信じ、信じきれないのならパワーストーンを自分で作ってそれを身につければいいのです。
私が以前紹介したロンダ・バーン著『ザ・マジック』の中で「魔法の小石」というワークがあります。
どんな石でも構いません。庭に落ちているものでも河原で拾ったものでも購入したものでも良いのですが、手のひらに収まるサイズの石を一つ決めます。
そして毎晩寝るときに石を握りながらその日最高の出来事を思い浮かべるのです。そして「ありがとう」と唱える、というものです。
一見すればこれだってスピリチュアルでオカルトで眉唾なお話かもしれません。でも、これを毎晩毎晩続けていくとその石にパワーが宿ったような気分になるのです。
数ヶ月たち、あれだけ毎晩良いことを考えて感謝したのだから、その石が不意に転がってどこかで失くしてしまったら結構慌てると思います。
はい、気づけばあなた自作のパワーストーンの完成です。
そしてそのストーンが持つパワーの源はあなた自身です。
きっと簡単に失くしたり誰かにあげたいとは思わなくなると思います。
その石を信じるということはあなた自身を信じるということに変わります。
こうなると10万円出して買う天然石のブレスレッドよりも、あなたが「なんとなく河原で拾った、なんとなく綺麗な石」の方が価値を持ちます。
信じるものとは自分で作り上げるものなのです。
そしてもしかしたらいつか何かのタイミングで石を失くしてしまうかもしれません。でもその時は焦らなくて大丈夫です。
あなたはそんな石がなくても自分自身を信じることができる揺るぎないあなたになれているからです。