はじめに
今回の記事は、自分の人生なのに、他者の視点を持ちすぎて「やりたいことが分からない」と悩んでいる方に向けて書いています。
いつも誰かの評価が気になる。いつも他者と比較し、その度に一喜一憂する。そのせいで、自分自身のための自由な選択ができていない。
そうした気持ちがあると、自分の人生を真に前向きに進めることができていないようにも感じられます。
(他者と自分を比較することそのものが悪い訳ではありませんが、気分が落ち込むのは嫌ですよね)
特に新しい挑戦をしたい時や、大きな決断をするタイミングで、
・「周りにどう思われるだろう?」
・「社会から今よりもネガティブに見られてしまうのではないか」
・「これを選ぶ理由をちゃんと説明できるかな?」
・「家族にいい選択をしたと思われたい」
・「友達に自慢/胸を張って言いたい」
そんな風に考えてしまって、今の自分のキャリアに自信がなくなったり、これからの転職に一歩踏み出せなくなることはありませんか?
そんな時にぜひ出会ってほしい言葉がこのブログのタイトル。
「あなたは人生で誰にも何も証明しなくていい」
(私も早くこの言葉に出会い、噛み締めたかった。)
言葉の通りです。あなたの人生はあなた自身のもの。
その人生をもって、あるいはその人生の中で、誰かに何かを説明したり、証明したりすること自体に価値はないんです。
とってもとっても基本的なことなんですが、これを直視してほしい。
キャリアや結婚、お金の使い方や住む場所。。。いつも何かの選択をする時、常に誰かの顔が思い浮かんだり、「なんとなく」の社会の目を気にしていては、それを本当に自分の人生と言えるでしょうか。
とはいえ確かに、自分の人生なのだから、どう使うも自由。別に他者の機嫌を伺う人生にしてもいい。社会に迷惑をなるべくかけない人生にしたければそれでもいい。社会的な評価を高めることに最も集中する人生を、心から歩みたいと思うならそれでもいい。
どんな人生を選んだとしても、自分の人生は、自分が心から幸福で充実したものにしていきたいですよね。
自分の人生をもって誰かに何かを証明したいなら、誰もそれを止めないでしょう。(止められないと思いますが。)ただし、そうしなければいけないと思っているような節があるなら、少し気が楽になるかもしれません。
もし、今、誰かに何かを証明する、あるいは誰かに何かを認めさせたり、
すごいと思われようとして悩んだり、苦しんだりしているのであれば、
この言葉を思い出してくださいね。
やりたいことが見つからない理由かも
「やりたいことが分からない」と感じる時、それは自分の気持ちよりも周りの期待や評価を優先してしまっているのが原因であることが考えられます。
例えば、こんな風に感じたことはありませんか?
・親や友達が喜ぶ選択をするのが当たり前になっていた
・世間一般の「普通」に合わせてきた
・失敗したら笑われるかも…と不安になった
その場合、心理学でいう「他者承認欲求」の影響が大きそうです。
他人に認められることを意識しすぎると、自分の本当の気持ちが見えにくくなってしまいます。
大きな決断や行動を止める何かがあるとき、あるいは何か大きな制約を感じて、息苦しくなっている時は、
「私は今、誰に何を証明したいのだろう?」
「本当は、何をやりたいの?」
この問いかけをするだけでも、自分の心が少しずつほぐれていくかもしれません。
「本当にやりたいこと」への道は一歩ずつ
私たちの人生は、すぐにすべてが分かるようにできていません。
だから、「これがやりたい!」と思えることがすぐに見つからなくても焦らなくて大丈夫です。
小さな一歩からでも、行動していくことが大事です。
・少しでも興味があることをリストアップしてみる
・実際に一つ試してみる
・「これ好きかも」「これは違ったな」と感じたことを書き出す
・また一つ少しでもやってみたいことをやってみる
やってみることで初めて見えてくるものがたくさんあります。
逆に、「これ違うな」と感じることも、自分を知るための大切なプロセスです。
あなたの人生は、あなたのもの
他人に証明するためのものではありません。
焦らずに、自分がより自分の人生を取り戻す旅を続けていきましょう。
きっと子供の頃は、真に自分自身であることを、そして自分の興味のあることをがむしゃらに楽しめていた時間があるはず。その時には誰かに何かを証明する必要性を感じずに、あなたとして生きていくことを楽しめていたはずです。
誰に証明するためでもない、自分のための選択を少しずつ、今日からしていっていけると良いですね!