こんにちは、ほんわかです。
保育士として、母として、そして祖母として──
子どもたちと過ごす中で、「なんでこんなことするんだろう?」と感じる行動に、深い意味が隠れていることに気づかされることがあります。
今日は「自己刺激行動」について、やさしく丁寧にお伝えしていきますね。
その行動、ちゃんと意味があります
子どもが同じ動きを何度もくり返したり、少し変わったしぐさをしているのを見て、
「クセかな?」「ちょっと変わってる?」と思ったことはありませんか?
実はそれ、“自己刺激行動”と呼ばれるものかもしれません。
これは、不安や退屈、ストレスを感じたときに、自分で自分を落ち着かせるための行動です。
いわば、子どもなりの“こころのセルフケア”なのです。
まだ言葉にできない「気持ち」の表現
大人なら「ドキドキするな」「緊張してるかも」と言葉で表現できますが、
子どもはまだ、自分の感情をうまく言葉にすることが難しいものです。
だからこそ、体を動かすことで心を整えているのですね。
それは、その子なりの“心のバランスのとり方”とも言えるのです。
こんな行動、見たことありませんか?
・髪の毛をくるくる巻く
・ぴょんぴょん跳ねる
・一人でぐるぐる回る
・手をひらひらさせる
・同じ言葉や音をくり返す
たとえば、私が関わった子の中には、園庭に出る前にジャンプを10回する習慣がある子がいました。
そのリズムで気持ちを整え、安心して外に出る準備をしていたのです。
「やめさせた方がいいのかな?」と心配になったら
「ずっと続けているけど大丈夫かな?」
「クセになったら困るかも…」
そんなふうに不安になることもあるかもしれません。
でも、無理にやめさせようとすると、かえって不安が強くなってしまうこともあります。
まずは、
「この行動には、どんな意味があるのかな?」と、
やさしいまなざしで見守ることから始めてみてください。
安心できる環境が整ってくると、自然とその行動が減っていくことも多いのです。
発達の遅れかも…と感じたときは
たしかに、発達に特性のあるお子さんに自己刺激行動が見られることもあります。
ただ、その行動があるからといって、すぐに「発達の遅れ」と結びつけてしまうのは早いかもしれません。
大切なのは、その子の全体像をしっかりと見ていくことです。
日常生活で困っていることや、ほかに気になる行動があるかどうかなど、
周囲の大人があたたかく丁寧に見守りながら、子どもの成長を見ていくことが大切です。
ひとりで悩まないでくださいね
「この行動、大丈夫かな…?」
「他の子とちょっと違うような…」
そう感じたときは、どうかひとりで抱え込まずに、身近な人に相談してください。
保育士さんや、発達支援の専門家に話してみることで、
気持ちが軽くなったり、新しい視点が見つかることもたくさんあります。
子どもを大切に思うからこそ、不安になるのは自然なこと。
だからこそ、大人にも“安心できる場”が必要なのです。
おわりに
自己刺激行動は、子どもが自分の心を守ろうとする、大切なサイン。
その意味に気づき、やさしく受けとめてくれる大人の存在が、
子どもの安心と信頼につながっていきます。
子どもの行動には、すべて意味があります。
そのサインに気づけるまなざしを、これからも大切にしていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたと、あなたのお子さんの日々が、もっとあたたかく、やさしく包まれますように。