こんにちは、ほんわかです。
今日は、「毎日同じ服ばかり着たがる」「着替えを嫌がる」といった子どもの“こだわり”についてお話しします。
「着たい服しか着ない」は、安心したい気持ちのあらわれ
「なんでこの服ばかり着たがるの?」
「もう少し違う服も着てほしいのに…」
そんなふうに思うこと、ありますよね。
でも実はそのこだわり、
子どもが「安心したい」「自分らしさを保ちたい」という気持ちのあらわれかもしれません。
服は子どもにとって“安心のスイッチ”
2〜4歳ごろになると、「これがいい!」「これはイヤ!」という“こだわり”が出てきます。
それは、自分の感覚が育ってきた証でもあります。
中でも「服」は、自分の感覚と結びつきやすいもの。
お気に入りの服を着ることで、子どもは“いつもの自分”を感じて安心できるんです。
・肌触りが気に入っている
・色や柄に安心感がある
・昨日と同じ服を着ることで、変化に戸惑わずにすむ
大人から見れば「こだわりすぎ」と感じることも、
子どもにとっては「安心のよりどころ」なんですね。
毎日恐竜Tシャツを着たがる子の話
3歳の男の子が毎日「恐竜のTシャツ」しか着たがらないことがありました。
洗濯中で乾いていない日は、他の服を出すと泣いてしまうそうです。
そんな時、私は
「着たかったねぇ。恐竜Tシャツ、いま洗濯してるから、乾いたらまた着ようね」と声をかけました。
“いつもの服が戻ってくる安心感”を丁寧に伝えることで、
子ども自身が気持ちを整えていけるようにサポートしたのです。
するとしばらくして、
「この服も恐竜いる?」と他の服にも目を向けるように。
安心が満たされると、子どもは自然と次の一歩を踏み出すんですね。
親御さんに寄り添った声かけ:できることと、無理しなくていいこと
ある日、お母さんが「毎朝、着替えさせるのが大変すぎて…」と涙ぐまれていたことがありました。
その時、私はこうお伝えしました。
「無理に着替えさせようとして泣いてしまうなら、
パジャマのまま登園してもらっても大丈夫ですよ」
園に来てから気持ちが落ち着いてから着替える。
それでも十分なんです。
すると翌朝、そのお子さんはお気に入りのパジャマのまま、
ニコニコ笑顔で登園してきてくれました。
親子の気持ちがラクになることが、何より大事だと改めて感じた出来事でした。
「でも毎日同じ服じゃ困る」その気持ちも大事に
「洗い替えが間に合わない…」
「さすがに毎日同じ服じゃちょっと…」
そんな親御さんの気持ちも、よくわかります。
だからこそ、こんな工夫を取り入れてみてください。
・同じ柄・素材の服を数枚用意してローテーション
・お気に入りのワッペンや刺しゅうを他の服にもつけてみる
・「今日はどっちにする?」と子どもに選ばせてみる
子どものこだわりと、大人の都合。
どちらも大切にしながら、心地よい落としどころを見つけていけるといいですね。
こだわりは“自分らしさ”を育てる第一歩
毎日同じ服を着たがるのは、「自分はこれが好き!」という感覚を育てている途中。
その気持ちを認めてもらえることで、子どもは自己肯定感を育てていくのです。
着替えを嫌がる日があっても大丈夫。
泣いたって、こだわったって、それもその子の大切な成長のひとコマ。
あたたかく、ゆったりと見守っていきたいですね。
もしかしたら…「強いこだわり」は気づきのサインかもしれない
今回のような服へのこだわりは、よくある成長の姿です。
けれどもし──
・着替えを極端に嫌がって泣き叫ぶ
・数か月間、1着しか着られない
・肌に触れる感覚を強く嫌がる
・着替えのことを考えるだけで不安が強く出る
など、日常生活に支障が出るほどのこだわりが続く場合は、
発達の特性が関係していることもあります。
それは「困った行動」ではなく、「困っているサイン」かもしれません。
そんなときは、一人で抱え込まずに
保育園、小児科や発達支援の相談機関などにお話ししてみてくださいね。
必要であれば、療育や支援の場へつなぐこともできます。
子どもが自分らしく、安心して過ごせるように。
大人が気づいてあげられることが、未来を育てる大きな一歩です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
お子さんの“こだわり”に困ったとき、このブログが少しでも心の助けになれば嬉しいです。