【仕事のストレス】サービス残業でコンプライアンスを語る上司

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ビジネス・マーケティング
おはようございます。

今日は数年前に出向先で起きた面白い(?)エピソードを話させて下さい。

私は十数年のあいだ半導体製造の職場で働いていましたが、2019年の末くらいにまったく畑違いの「装置の組み立て」を行う子会社に出向になりました。

昭和の色感ただよう会社(職場)のユニークな対応

どんな会社や職場にもその場所独特の「色」というのがありますが、別会社となればやはり大きく違います。
新しい職場は20代の若者が多く、その点は輝いて見えましたが…。残念ながら風土は昭和の終わりから平成初期…といったところだったでしょうか。

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この組み立ての会社で働いて感じたことは多々ありますが、今回はその中でもとりわけユニークなエピソードを紹介しますね。

この子会社は組み立てという仕事の性質上、どうしても職人気質で属人的な個人のスキルに依存する職場風土でした。

しかし、時代の波や親会社からの圧力もあり、考え方を変えようという経営者側の意図と現場の風土がみごとにミスマッチしたとても興味深い職場でした。

うちの会社のグループでは定期的に「コンプライアンス週間」などと銘打って、社員全体のコンプライアンス(法令遵守)の意識を高める、という取り組みをしています。
このコンプライアンス週間中に社員を集め「コンプライアンスミーティング」と称した会議を実施し、管理職が司会をつとめて実例を交えながらコンプライアンス意識を高めていこう!という試みを行います。

そして我らが職場でもその「コンプライアンスミーティング」を実施したのですが…。

まず、開始時間が終業30分前に設定されました。
これは、一日の「組み立てのノルマ」は従業員にしっかりこなしてもらった後、今度は管理職の「ノルマ」であるコンプラミーティングを行う、という詰め込みスケジュールのたまものです。

内容は覚えていませんが(たしか、ある別の企業のデータ改ざんの不祥事とかのテーマだったかと思います)、すごかったのはもともと一時間くらいのボリュームのミーティングを30分で終わらせようとしていたのに、短縮するための工夫が何もされていなかったことです。

当然退社の時間に終わるはずもありません。
定時が過ぎてもミーティングを終わらせる気配がなく、熱心にコンプライアンスの重要性を語る部長にみなそれぞれの思いが現れた表情をしたのを見るのはとてもユニークな体験となりました。

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…そのミーティングは結局定時後15分位過ぎて終わりましたが「残業を付けて下さい」等のアナウンスもなく解散となりました。
当然の事ですがサービス残業の強要は違法です。

…どうやらその部長の中ではそのコンプライアンスミーティングは参加者が「自主的に自己啓発として参加した」ミーティングだったようです。

私は非常にシュールなギャグとしてとても貴重な体験ができましたので、むしろいいものを無料で見れて良かったと本気で思いましたが。

属人化されたストレス職場はなぜ変わらないのか

今回の例に関わらずですが…。この職場で率直に私が感じたのは「こりゃダメだな」という結論です。

いっそこの職場は社会に必要とされなくなるまで「昭和」で突っ走るのが最適解なのではないかと思いました。
これは皮肉ではなく、どんなに社会が変わっても昭和マインドの会社の需要は意外とずっと続くのではないかと思っています。

…個人的にはそんな船からは早めに降りるべきだと思いますが。

この職場について言えば現実的には従業員の属人的スキルと「滅私奉公(個人を犠牲にして職場に尽くす姿勢)」によって成果を上げるという動かしがたい基盤があります。

その上に今の時世に無理やり合わせたラッピングで取り繕おうとすれば当然こんなトンチンカンなことを大真面目にやることになります。

そしてもっとも問題なのはそこで働く多くの従業員が「属人的スキル」を身に着けさえすれば自分より「下」の人間にマウンティングできることに満足していることでした。
その既得権は例えサービス残業などの滅私奉公をしても守りたいものなのでしょう。…率直に言えば私もその気持ちはほんの少しだけ分かります。
この体質は容易に改革できるものではありません。


私は十数年いた職場でヌクヌクと過ごしていましたが、「このままではいけない」と思ったので出向の募集を受け入れました。
…が行った先の職場はもっと古い体質だった、という笑えない話しでした。
とんだ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をしたものです。

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悩みが多い属人化職場であなたはどのようなキャリアを描くべきか

このような職場で働いている方に言えるのは「できる限り早めに別の道を探した方が良い」というのが私の答えとなりますが…。

そうは行かない方はどうしたらいいでしょうか。

まずはあなたが今の仕事を楽しく、あるいはあまり苦にならずできているかどうかです。
体質が古い職場でも仕事に向き合い、スキルを高めていくことはあなたのキャリアに取ってマイナスにはなりません。
どんなスキルや経験がこの先あなたを助けるかは、わかりません。
職場の体質が古くても、自分の将来の糧となるスキルや経験が得られることもあります。
なによりも「作業内容が楽しい」とでも思えればそれは良い経験になります。

次に考えるべきはそういう職場にはパワハラが蔓延している場合が多いので、あなたがその被害にあわずに済んでいるかどうかです。
パワハラの被害の直撃を受けているならすぐに対策が必要です。
ただ、下手な対応をするとかえって被害を大きくする可能性がありますので、そこは慎重に行動して下さい。
できればあなたの状況を詳しくお聞きしてアドバイスしたいところです。

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耐えられないほどではないですが、嫌な人間がいる、というケースもあります。そういう人間にじりじりと心を削られていくのを防ぐ方法も考える必要があります。
信頼できる同僚がいて愚痴をこぼし合ったり協力し合ったりできるかどうかも重要です。


…私はその職場ではまったく仕事ができませんでしたからマウンティングがしたい「ハンター」たちのいい「標的」になりましたが、なんとか対応しました。
その時の経験はもしかしたらあなたのお役に立つかもしれません。
ぜひ電話でもチャットでもご相談頂ければ全力でお力添え致します。



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