転職やキャリアのこと、誰に相談する?

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「このまま今の会社にいていいのかな?」
「もっとスキルを身につけた方が良いのではないか」
「もう30歳だし、転職した方が良い?」


若手の方はもちろん、どの世代の方も働く中で不安を感じる瞬間はあるはずです。

社内に相談窓口やキャリアコンサルタントがいれば、分かりやすいでしょう。
しかし、まだそうした窓口を持つ企業は多くありません。
大半の方は、モヤモヤを抱えながらも相談相手を探しているのではないでしょうか。

職場の上司・同僚や、友達、家族、第3者機関など、実は相談先はたくさんあります。
私のように、ココナラなどで転職活動のサポートを出品している人もいるでしょう。

しかし、転職活動は、仕事だけでなく、プライベートや人生設計にも関わる大きな転機です。
相談相手を選び間違えたり、偏った意見を鵜呑みにすると失敗してしまうことがあります。

そこで今回は、転職の相談相手の選び方と相談先について解説します。
各相談相手のメリット・デメリットを解説するので、これを読めば自分に合った相談相手を選べるのではないでしょうか。

■転職の相談相手を選ぶ基準

転職をすべきかどうか、そして実際に転職活動をどう進めていくか。
迷ったら、以下の3つを念頭に周囲を見渡してみてください。

1)転職をしてもしなくても関係が変わらない人
2)自分の業界・職種の転職やキャリアについてよく知っている人
3)自分が信頼できる人

さらに、意見を言われた時に客観的な根拠があるかも注意してみてください。
「転職なんか、するもんじゃない」「やっぱり1社で長く勤めることがいいことだ」といった、価値観や思い込みだけが根拠になっている場合は危険です。
鵜呑みにせず「そういう考え方もある」ぐらいにとどめておくのが良いでしょう。

■転職の相談に注意が必要な相手

(1)上司・同僚
社内の人は「転職」という言葉に敏感です。
転職しようかな、とこぼしただけで、引き留められたり、実際に転職活動を始めたときに突発的な残業を支持したりして、妨害に発展することも。

同期も、仲間を失ったり挑戦に対する嫉妬心から「やめときなよ」と無責任に引き止めるケースもあります。

また社内の人の場合、もし転職をしないと決めた時も気まずくなります。
「不満があるくせに辞めないの?」という態度に出られたり、次はいつ辞めたいと思うか、と警戒されたりする可能性があるからです。
社内の人には、転職(現職の退職)が決まってから話す方が良いでしょう。

(2)家族
家族は信頼できて、相談をしやすいかもしれません。
ただ、親世代の場合は転職に否定的な方も多く、現職を続けるよう勧められる可能性が高いです。

配偶者の場合は、世帯収入や生活リズムの変化を恐れてNGを出す場合もあります。
フラットに転職すべきかどうかを考えてくれそうであれば、積極的に相談しましょう。

なお、配偶者に対しては、転職することを決めたら早めに相談しておきましょう。
条件や配偶者の懸念事項を知っておけば、企業選びの視点が増えます。
また第一志望から内定が出たときにも、同意を得やすくなります。
相談するタイミングは、配偶者の方の性格や関係性を見極めて決めましょう。

家族を相談相手にする注意点として、親、配偶者いずれの場合も、転職のプロではありません。
そのため、自分の業界・職種のキャリアや転職市場について詳しい相談相手も確保しておきましょう。

(3)友人、恋人
友人や恋人は、転職経験があれば、体験談やおすすめのエージェントなど教えてもらいましょう。
生活圏が被らないからこそ、話しやすい、というメリットもあると思います。

ただし、家族と同様、業界や職種が違えば転職活動の戦略やキャリア形成の仕方も異なるので、詳しい相談相手も確保する必要があります。

■転職の相談をしやすい相手

(1)自社のOBやOG
元同僚・上司は市場価値も似ており、現職と他社のギャップについて教えてくれるでしょう。
また、転職市場の状況や、自社の立ち位置も含めた自身の市場価値の参考にもなるかもしれません。
そのため、転職しようか迷った時や、転職活動を始めようと思ったときには心強い相談相手になり得ます。

ただし、相手の方にも仕事がある以上、継続的に相談し続けることは難しいかもしれません。
また、選考が進むほど人生設計やプライベートにも関わるので、相談しづらくなっていく可能性があります。

(2)ハローワークや厚生労働省管轄の相談窓口
公共機関を活用すると、無料でキャリアについての相談に乗ってもらえます。
一般的な転職・就職活動に加え、若者向けや、育児中の方など、年齢や属性に応じた専門の相談窓口を設けています。

国家資格キャリアコンサルタントを持った相談員もおり、広い視野で相談に乗ってもらえる可能性があります。

ただし、相談の度に担当者が変わる可能性もあり、継続的な相談が難しい可能性もあります。

(3)転職エージェント
おそらく転職の相談相手としては最もメジャーな存在でしょう。
大手から中小企業まで様々な企業の採用事情を知り、転職市場に精通しています。
専属の担当者が、最初の相談時から、書類の添削や面接対策、内定時の相談まで幅広く乗ってくれます。

ただし、エージェントは同じ会社でも質のばらつきが大きく、自分に合うエージェントに出会えるかがポイントになります。
またエージェントとしては、自社の紹介求人で転職してほしいという思いがあるため、転職自体を悩んでいる場合は転職する方向に誘導されがちです。 また、内定時もポジショントークが入ってしまうので、中立性は欠けると考えられます。

(4)キャリアコンサルタント
前3つと異なり有料の場合が多いですが、ココナラなどにも、キャリアコンサルタントは多く存在します。
守秘義務があるので相談内容が外部に漏れることはなく、転職に限らず、多面的に相談者のキャリア作りを一緒に考えます。

利害関係のない相手だからこそ、中立かつフラットに相談に乗ることができます。
求人の紹介をしていないケースも多いですが、求人の探し方を教えたり、書類の添削や面接対策は対応している場合が多いです。

まとめ

以上、転職を考え始めた時の相談相手について解説しました。

身近な方から少し離れた人まで、色々な相談相手の候補がいることがわかったと思います。
それぞれメリットデメリットがありますので、うまく補いながら、自分にとって良い相談相手を見つけましょう。

キャリアコンサルタントであれば、ココナラにも素敵な転職サポーターやキャリア相談を行なっている方が沢山いらっしゃいます。
私も転職エージェントの経験をベースに、キャリア相談や転職のサポートを行っています。
ぜひお気軽にご相談下さい。


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