こんにちは、松河沙奈(まつかわ さな)です。
占いや相談のお仕事をしながら、ブログでは「人生をちょっとラクにするヒント」を綴っています。
「前世が原因」って、ほんまにそう?
「こんなことを占い師さんに言われたんですけど…」
そんなご相談をよくいただきます。
その中でも、とくにしんどそうなお話がこちら。
「松河さん、私ね、占い師の先生に、
『こんなに現実が辛いのは、あなたの前世が犯罪者だったから。
そのカルマを解消するために今の人生を選んで生まれてきたんです』
って言われたんです…」
これを聞いた時、正直、私はめちゃくちゃモヤモヤしました。
スピリチュアルのつもりが、バラモン教化してない?
私は前世は見えませんし、霊感もありません。
ですのでお客様が「前世」という視点で物事をとらえていらっしゃる場合、その世界観を大切にし、カードからのメッセージとしてお伝えすることもありますが、「お客様の人生がよりよい方向に向かうために、その情報が救いになっているかどうか?」を何より大事にしています。
このご相談者さんは、
「前世のカルマ説」を複数の占い師に聞いて回ったけれど、
それぞれ言うことが違って、「どれが自分の本当の前世のカルマ?」と混乱してしまったそうです。
言った側に悪気はなかったとしても、
「辛い現実も全部あなたが前世で犯した罪が原因なんだから、
我慢するしかないわよ」
というメッセージに聞こえてしまった。
これって、誰が救われるんでしょうか。
ただ絶望を味わせてしまっただけのように思いました。
ここで登場、仏教の視点。
お釈迦さまが生きた時代、インドでは「バラモン教」が主流でした。
厳格なカースト制度があって、
「身分は前世の行いで決まる。
だからあなたが奴隷階級に生まれたのも前世のカルマ」
という考えが、当たり前だったんです。
でもね、お釈迦さまは、それを「ちゃうねん!」と否定したんです。
「前世がどうだったか」より、
「今ここを、どう生きるか」が大事なんやで!
せっかくお釈迦さまが「今ここ」を大切にしてくれたのに、
スピリチュアル界隈で「前世のカルマが〜」って戻しちゃうの、
バラモン教にリバースしてませんか!?って、私ちょっと怒りすら覚えてしまうのです。
仏教のキーワード4つ、ざっくり解説
● 中道(ちゅうどう)
「我慢しすぎも、欲にまみれるのも、極端すぎるねん」
→ ちょうどいいバランスで生きよう、っていう考え方。
● 八正道(はっしょうどう)
→ バランスよく生きるための8つのヒント(正しい見方、正しい言葉、など)
→ 心と行動のガイドライン。
● 縁起(えんぎ)
→ すべての出来事には原因と条件があって起きている。
→ 「自分が悪い」「運命のせい」だけで片づけないで、現実をフラットに見よう。
● 慈悲(じひ)
→ 自分にも他人にも優しくあろうとする心。
→ 苦しみを抱えている人に、そっと寄り添う在り方。
結論:「今ここ」を取り戻そう
スピリチュアルや占いが悪いわけじゃない。
前世を知ることで、心が救われることもあるでしょうし、納得感に繋がることもあると思います。
でも、「前世のカルマ」を根拠に
「しんどい今」を「あなたが前世で犯罪者だったから」で終わりは、違うと思うのです。
お釈迦さまの言葉を借りるなら、
「今の自分の行いが、未来をつくっていく」
というのが本質だ思います。。
前世のカルマがあるから自分はだめなんだ、不幸な人生なんだ、しょうがないんだ、ではなくて
「これから、どう在りたいか?」を一緒に考えていきたいですね。
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