言語は不便すぎる不完全なツール?・・・デザインとは竹中直人さんのネタです。

言語は不便すぎる不完全なツール?・・・デザインとは竹中直人さんのネタです。

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デザイン・イラスト
書き言葉は結構不便なツールです
俳優の竹中直人さんの「笑いながら怒る人」ってネタ、見たことありますか?
メディアの動画なので多分貼っていいと思いますので貼っておきます。


これなんか本当にわかりやすいのですが、果たしてこの人は怒っているのでしょうか?

ある意味怖いですが^^;
これを文字にすると、まぁ、怒りですよね。
「ふざけんじゃないコノヤロー!」

ですが、何か混乱しますよね。
文字通り受け取っていいのかわかりません。

なぜ、こんなエラーが起こるのでしょうか?

その原因は恐らく、ひとのコミュニケーション能力の進化の歴史にあると思います。
ひとのコミュニケーションは長らく文字のない状態で発達してきました。

文字を持つより、言葉を持つより、はるか以前よりコミュニケーションをしてきました。何億年の歴史があります。

その中でも我々は人類は、表情を持ち、ジェスチャーを持ち、音声を持ち、コミュニケーションを複雑化していきます。

徐々により多くの情報を伝えれるようになってきました。

ですから我々は本来、表情からも多くの「情報」を得るということが得意なんです。ジェスチャーやら態度から情報を読み解くのが得意なんです。

野生のシビアな環境でのんびりできませんから、それらは瞬時に判断できます。

だから、この竹中さんのネタは、我々の判断力にエラーをおこさせるわけです。
瞬時の判断では笑っているのに、文字情報としては怒っている。

これはつまり、文字情報とは別の価値判断を脳が行っているということです。

なんなら、服装や態度、シチュエーションなども加味されます。

人のコミュニケーション力は基本的に「言葉」だけでできるようには設計されていないのでs。

表情やジェスチャー、態度、声色。
それらの方がよほど雄弁に情報を伝えます。
実際にそういう実験もあります。

我々は本来、実に多くの要素からコミュニケーションするように進化してきました。

日本人なんかはもうそれを魔改造して「阿吽の呼吸」「空気を読む」など、言語外の情報交換を普通に日常的にやっていたりします。
僕はこの上級コミュニケーションスキルが好きです。

ドラマでもアイコンタクトで意思疎通できるシーンは盛り上がりますよね。

そもそも文字だけでは情報として性能不足なんです。

昨今はZOOMとか便利なものがありますから、ぜひ皆様もデザイナーさんとは顔を出してお話しください。

ヒアリング精度が上がります。
書き言葉はコミュニケーションには向かないと言いましたが、定義をするには向いています。一度決めたことを確認して記録するには、文字は断然高性能です。

言語(文字)がもつぶっ壊れ能力

とはいえ、その文字には恐ろしい能力があります。
われわれが生物としては恐らく唯一、その個体の外に記憶を蓄積できるようになりました。
すごくないですか?
今までは脳の中にしか保存できなかった情報を、体内の外に保存できるようになったんですよ。
それは保存、蓄積、再生できるようになって、こんなにも複雑な社会を作り上げることになりました。

この極めて強固なツールは、やがて人社会の根幹になっていきます。
それが文字が作った構造の最高峰だと、私は思っているのですが、法律です。
AIが生まれるまでもなく、人はすでに自分たちが作ったものにその支配をゆだねているのです。

それはともかく、言葉は何か状況を定義したり、概念を整理するためのツールと言ってもいいと思います。

これがデザインのプロセスでもとても重要になってきます。

皆さんは「デザイン思考」という言葉をご存じでしょうか?
ホトンドのデザイナーが知らないので、ご存じなくても大丈夫です。

デザイン思考は、デザイナーの思考を一般の方が課題解決に使えるようにフレームワーク化したものです。
ですので、ビジュアル的なデザインを作る藻のためというよりも、課題を整理して解決策を見出すために整理されているので、その工程はほぼほぼ文字のみでも使えるフレームワークです。

その工程は以下のようになっています。
1.共感
2.定義
3.概念化
4.試作
5.テスト
で、1に戻る、というサイクルになっています。

私のコーポレートサイト制作では、
1はヒアリングに相当します。
私の場合は2、3もヒアリング時に行います。
3は宿題になる場合もあります。
4はデザイン案
5はお客様確認であったり、4で3の甘さがわかり1へというパターンもあります。

この、2~3は完全に文字で行います。
私の場合は、この工程では文章化せずに、キーワードだけを出していきます。
ここは私の考え方の問題で、こないだのメモには

「量産型キバ折られ」とか「賢やのに考えなし」とか書いてました。

結果的に提案書に書くときにはちゃんと200文字くらいにまとめたものが多いです。
本当は長文を書きたいのですが、多分それはだれも望んでいませんので^^;

もしご希望があれば、コンセプトシートを1万文字くらい書きたいという欲求は常にありますので。

あ、そうだ。
今度誰かの案件で勝手に書いて提出してみよう。

ひとまず、私も前提条件を整理するために文字を使います。


書き言葉の不完全さを補うのがビジュアルのデザイン

さて、ここからがビジュアルの話になります。
情報伝達ツールとしては「文字」はその情報を固定して構造化するという意味では高性能ですが、コミュニケーションをとるのは苦手です。

チラシやホームページはその両方の役割を持っているのですが、まずコミュニケーションから入ります。

はじめましての挨拶の部分ですよね。
インターホンをピンポーンと鳴らしての第一声。
名刺交換に入る前の目が合った瞬間。
ウインドーショッピングをしていて、店舗の外観が目に入ったその刹那。

つまりは、チラシやホームページを見た瞬間の印象。
それがすまわちコミュニケーションの部分。
デザインが必要な部分です。

諸説あるところかもしれませんが、
人は誰かと合ったとき、その人が好きか嫌いかは話し出す前の第一印象で決めてしまっていると言います。
話し始めて印象が覆ることはもちろんありますが、わざわざそんなハンデを背負うメリットはあんまりありませんよね。

デザインが果たすまず重要な役割は、適切な第一印象を伝えることです。

名刺交換後、もっと話をしてみようと思わせる第一印象からの第一声。

ここがデザインのビジュアルが担う、最大の役割です。
そこで伝えるのは、価値観であったりします。

当然、文字が不要というわけではありません。
ですが、長い文章は不要です。
人が瞬時に判断できるほどの文字量。
読まなくても目に入っただけで理解できるほどの量ですね。

竹中さんの例で言うと、
表情と言葉を合わせないと、人はエラーをおこします。

適切な言葉に適切なデザインを与えないと、情報はうまく伝わらないという好例ですよね。

そこにデザインの役割があるわけです。

情報を整理するのもデザイン

もう一つデザインには重要な役割があります。

LP(ランディングページ・・・特定の目的を持った1ページで完結する構成のサイトのこと)のデザインなど、第一印象では済まないですよね。

情報の整理はどちらかというと文字の仕事です。
文章の中身が上手くなければ、どうデザインしても情報は伝わりません。

第一関門の第一印象を突破してくれると、人は情報を読み解くために時間と作ってくれます。
ある程度文章も呼んでくれます。
図形や写真に目を落としてくれます。

とはいえ、そこでビジュアル的なデザインが果たす役割は、それをわかりやすく整理するとか、第一印象を壊さないように、むしろ補強するように、そして目的の行動を促すことです。

どんな情報を伝えるかは、もはや内容の構成次第です。

ちょっと整理しますと、
最初のぱっと見の印象が良いとそのあとを読んでくれる。
この段階では好印象(必要な情報があるに違いないと思われる)ことが重要。

そこがいい仕事をしないとお客様はそこで関心を失ってしまいます。
で、そこをクリアして、初めて内容です。
内容はその印象を強化するもの、不安を除去するもの、行動を促すものでなくてはなりません。
ここでは何かイメージを印象付けうるよりも、情報が問題なく十分に伝わるよう様にデザインします。

ここでも竹中さんのネタです。
お得ですよーって強調したいのに、お得感が出てないと台無しです。

まぁ、つまり、
デザインとは、竹中直人さんのネタなんですよ。
ビジュアルと言葉を如何にそれぞれでコントロールするか。
それぞれを如何に組み合わせて表現するか。

それで面白くもできますし、かっこよくもできますし、なんか怖くもできますし、そして、わけのわからないものにもできてしまえちゃうんです。

ちなみのこの投稿のサムネは内容を表せていませんwww






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