僕たちデザイナーはいつも、他にはないもの、目を引くものを考えています。
それは絶対的なものではなく、相対的なものです。
以前、漫画家の楳図かずおさんがご自宅の外壁を自身のトレードマークである赤白のストライプにしたところ、ご近所から苦情が来たという話がありました。
赤白のストライプ自体は別段珍しい図案ではありません。
ただ、家の外壁にするのは珍しいです。
その意匠が目立つかどうかは、それ自体の価値ではなく、周りと比較してどうかが一番問題です。
金貨の中に一枚の銅貨があれば、目立つのは銅貨です。
さて、同じ文脈で「誰でもテンプレートから簡単にデザインが出来る」を考えてみます。
皆様が何かの意匠を必要とした時に、費用を掛けてわれわれデザイナーに発注していた行為は、ある種の希少性を生み出していました。
要はコストをかける価値がある者だけで実施されていたからです。
ところが最近、色々なところで誰でも簡単にデザインが出来る、みたいな言葉を目にするようになってきました。Canvaなどのサービスでは、誰でもデザインが出来る・・・とこまではまだ行っていませんが、AIの実装がすすむとおそらく文字通り、誰でもデザインできるになっていくでしょう。
さぁ、そうなったとき。
誰でも作れるデザインは、果たして目立つでしょうか?
その片鱗はじわじわ始まっていて、最近のYoutube広告は明らかにAIで生成されたものが多いので、どれもこれも同じに見えて、ほぼほぼ印象が残らないです。ノウハウが流布されるだけなら再現できる人が限られるのでまだ特別でいられたのですが、AIさんはそういった再現が超得意です。
私とて、その先がどうなるかを予見して書いているわけではありません。
ただ、デザインは絶対的なものではありません。相対的なものです。
絶対的な基準があって100点をとればOKというものではないのです。
50点でも、まわりが10点しか無ければダントツ目立ちます。
逆に言えば、周りが90点を連発している中での100点は、おそらくそれほど価値はないでしょう。
悪目立ちを狙うようになっていくのか、200点、300点を狙うような新しいハイクオリティな見せ方が創造されていくのか?
AI(を使う人々)による既存のデザインの価値観の破壊は始まったばかりです。よく言われるように、情報がパーソナライズ化されていくというのはまず一つ間違いないとは思うのですが、それに付随して何が起きていくのだろうか。デザイナーはどういう役割を果たしていくのか。
変化の時こそビジネスチャンスと言いますし、この時代を楽しまないとどうにもならんですよね。
最後に、ブランディングの仕事で著名なデザイナーの佐藤可士和さんがとある動画の中で、AIについて「良いものにしていかないといけない」的なことをおっしゃっていて、この「いけない」といういい方に、さいちデザイナーはいつも、他にはないもの、目を引くものを考えています。
それは絶対的なものではなく、相対的なものです。
以前、漫画家の楳図かずおさんがご自宅の外壁を自身のトレードマークである赤白のストライプにしたところ、ご近所から苦情が来たという話がありました。
赤白のストライプ自体は別段珍しい図案ではありません。
ただ、家の外壁にするのは珍しいです。
その意匠が目立つかどうかは、それ自体の価値ではなく、周りと比較してどうかが一番問題です。
金貨の中に一枚の銅貨があれば、目立つのは銅貨です。
さて、同じ文脈で「誰でもテンプレートから簡単にデザインが出来る」を考えてみます。
皆様が何かの意匠を必要とした時に、費用を掛けてわれわれデザイナーに発注していた行為は、ある種の希少性を生み出していました。
要はコストをかける価値がある者だけで実施されていたからです。
ところが最近、色々なところで誰でも簡単にデザインが出来る、みたいな言葉を目にするようになってきました。Canvaなどのサービスでは、誰でもデザインが出来る・・・とこまではまだ行っていませんが、AIの実装がすすむとおそらく文字通り、誰でもデザインできるになっていくでしょう。
さぁ、そうなったとき。
誰でも作れるデザインは、果たして目立つでしょうか?
その片鱗はじわじわ始まっていて、最近のYoutube広告は明らかにAIで生成されたものが多いので、どれもこれも同じに見えて、ほぼほぼ印象が残らないです。ノウハウが流布されるだけなら再現できる人が限られるのでまだ特別でいられたのですが、AIさんはそういった再現が超得意です。
私とて、その先がどうなるかを予見して書いているわけではありません。
ただ、デザインは絶対的なものではありません。相対的なものです。
絶対的な基準があって100点をとればOKというものではないのです。
50点でも、まわりが10点しか無ければダントツ目立ちます。
逆に言えば、周りが90点を連発している中での100点は、おそらくそれほど価値はないでしょう。
悪目立ちを狙うようになっていくのか、200点、300点を狙うような新しいハイクオリティな見せ方が創造されていくのか?
AI(を使う人々)による既存のデザインの価値観の破壊は始まったばかりです。よく言われるように、情報がパーソナライズ化されていくというのはまず一つ間違いないとは思うのですが、それに付随して何が起きていくのだろうか。デザイナーはどういう役割を果たしていくのか。
変化の時こそビジネスチャンスと言いますし、この時代を楽しまないとどうにもならんですよね。私はオールドタイプの側なので、せめてこうやって俯瞰して眺めて自分を慰めているんです^^
※カバー画像:ChatGPTで生成