埼玉県といったら、私は「ゴルフ場が多い」というイメージがあります。
それは低山やまっ平らな地形という特徴がそうさせるのでしょう。
私は地図を見るのが好きなので、子供の頃には埼玉県と千葉県のゴルフ場の多さに驚いたものです。
実際、東京オリンピックで競技会場に使用された場所も、2017年11月にトランプ米大統領と安倍晋三総理のゴルフ外交の舞台となった、2017年まで女人禁制だった霞が関カンツリー倶楽部も、埼玉県川越市にあります。
そんな場所ですから。ホームページもいきなり。
「平安時代、入間川を見下ろす高台には関所があった。入間川の川面にたなびく春の霞が見下ろせ、やがてその美しい風景は和歌に詠まれるようになり「霞ヶ関」という歌枕になり、その後明治時代、この地域の村名になった。それが霞ヶ関カンツリー倶楽部の名称の由来である。」
と、いかにもセレブ。な雰囲気を出しているところでもあります。
まあ、ゴルフがそもそも貴族の遊びだったのですから致し方がありません。
とはいえ、そんな最重要要人御用達のゴルフ場であるにもかかわらず、周辺はやや守りは固いな。という程度で、鉄壁の印象はない。
それではほかのゴルフ場周辺も見ていきましょう。
何か気づくことはありませんでしょうか?
鴻巣市のゴルフ場の近く
嵐山町のゴルフ場の近く
霞が関カンツリー倶楽部の隣のゴルフ場
飯能のゴルフ場の近く
東松山市のゴルフ場の下
寄居町のゴルフ場の入り口
お分かりいただけただろうか?
現在は多くの山の平らな場所といったら、太陽光パネルで敷き詰められてしまうパターンが多いのですが。
小規模な太陽光発電所はあるものの、埼玉県はゴルフ場があるおかげで、山を崩されず、森林を伐採されずに済んでいるのです。
ゴルフ場はその性質上、必ず周囲が森林で囲われていますからね。
かつてゴルフ場は自然破壊の象徴のように言われていましたが。
今やその自然さえ残さず山を削ったままの太陽光発電所が、未だに一部の人たちからは「エコ」などと言われていますが。
その大規模自然破壊から守っているのですから何とも皮肉なものです。
ゴルフ場が自然を守ってくれたおかげで、周辺にはこんなに立派な苔まで生えているところもあるのです。
皆野町のゴルフ場横
とはいえ、やろうと思えば群馬県のように、問答無用でゴルフ場の隣にメガソーラーを作ったりするところもあるので、最終的には手を出さないという人の良心なのでしょう。
そんなわけで今回はかつての金持ちの道楽が、エコという名の自然破壊を防いだ。という面白い例でした。
次回は絶景と歴史をはらむ市立公園の数々です。
このシリーズは「#埼玉県民は埼玉の良い部分を知らなすぎるので、都民がその魅力を語る。」でまとめています。