Web制作をしていると、お客様から「効果の出るランディングページ(LP)を作りたいんです」というご相談を非常によくいただきます。
そんなとき、私たちがデザインやキャッチコピーの話をする前に、必ず一番最初にお客様にお伺いすることがあります。
それは、**「このLPで、最終的にどうなりたいですか?」**ということです。
「いきなりそんなことを聞かれても…」と思われるかもしれませんが、実はこの「目的設定」、LP制作の成否を分ける最も重要な最初のステップなんです。
今回は、なぜ私たちがこれほどまでに目的設定を重視するのか、その理由と具体的な方法を、少しだけ制作の裏側をお見せするような気持ちでお話しさせていただきますね。
家づくりと同じ?LP制作も「設計図」が命です
少し想像してみてください。もしあなたが家を建てるとき、「どんな家に住みたいか」を決めずに、いきなり壁紙やカーテンを選び始めたらどうなるでしょうか?きっと、ちぐはぐで暮らしにくい家になってしまいますよね。
LP制作もこれと全く同じです。
LPにおける「目的」とは、まさに**家づくりの「設計図」**にあたります。「商品を買ってもらうための家」なのか、「お問い合わせをいただくための家」なのか。この設計図がしっかり固まっていないと、どんなに美しいデザインや、かっこいいキャッチコピーを並べても、ユーザーの心には響かず、成果の出ないLPになってしまうのです。
よくある失敗例:「全部盛り」LPが成果を出せないワケ
「商品も買ってほしいし、会社の認知度も上げたい。ついでにメルマガ登録も…」
LPで達成したいことがたくさんある、というお気持ちは非常によく分かります。しかし、1つのLPに複数の目的を詰め込むのは、実は逆効果です。
たくさんの選択肢を提示されたユーザーは、「結局どれを選べばいいんだろう?」と混乱し、考えるのが面倒になってページを閉じてしまいます。これではせっかくLPに来てくれた意味がありません。
だからこそ、「1LP=1目的」の原則がとても大切になります。 LPの役割を一つに絞り込むことで、ユーザーに伝えたいメッセージが明確になり、ゴールまでの道のりをスムーズに案内できるのです。
では、どうやって目的を決めるの?
「目的が大切なのは分かったけど、どうやって決めればいいの?」というお客様のために、私たちがいつも行っている簡単な2つのステップをご紹介します。
ステップ1:最終ゴール(KGI)を決める
まずは、あなたのビジネスにおける最終的なゴールを「具体的な数字」で決めます。これを専門用語でKGI(重要目標達成指標)と言ったりもしますが、難しく考えず「最終的に達成したい売上目標」と考えていただいてOKです。
(例)このLP経由で、商品の売上を月に100万円アップさせたい
ステップ2:中間目標(KPI)に落とし込む
次に、その最終ゴールを達成するために、LPで「何を」「どれくらい」達成する必要があるかを考えます。これがKPI(重要業績評価指標)と呼ばれる中間目標です。
(例) 商品が1個5,000円だとすると…
LPでの商品購入数:月に200件 (100万円 ÷ 5,000円)
仮にLP訪問者の1%が購入すると仮定すると…
LPへのアクセス数:月に20,000人 (200件 ÷ 1%)
このように数字に落とし込むことで、「LPで達成すべき目的は、月に200件の商品購入を達成することだ」と、やるべきことが非常に明確になります。そして、公開後もこの数字を元に効果測定を行い、改善を重ねていくことができるのです。
まとめ:最高のスタートを切るために
LP制作は、私たち制作会社とお客様との二人三脚です。最高のスタートを切るためにも、まず最初に「このLPで何を実現したいのか」という目的を、ぜひ私たちにじっくりお聞かせください。
その目的という名の「設計図」さえしっかりしていれば、必ず成果の出るLPを一緒に作り上げていけると、私たちは信じています。