親子愛

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親子愛

今回の内容は親子愛について書いていきます。

前回に不登校ということで親子関係の内容を少し書きましたが、親が子どもの気持ちをわかってあげることができない問題は他にもあるのではないでしょうか。
最近カウンセリングでよく耳にするようになった言葉「ネグレクト」という言葉。知っている人も多いかもしれません。
ネグレクトとは訳すれば無視することですが、日本では保護者が子どもや高齢者に対して必要な世話や配慮を怠るといったことを指します。虐待の一種である育児放棄といった形で現れる場合もあります。

虐待ということで言えば、他にも身体的虐待や、心理的虐待、性的虐待という種類があります。
まず身体的虐待は、ニュースでも目にすることがあると思いますが、暴力により打撲やアザや骨折をさせるような行為のことです。虐待の中ではあとが残るため、最も表面化しやすい種類になります。
心理的虐待は言葉による暴力、恫喝、無視などをすることで心理的に傷を付ける行為のことです。
心理的な行為というのはあとが残らないため表面化しにくいのが特徴です。
今回は子どもに対する児童性的虐待ということで書きますが、親が子どもに対して性的ターゲットにすることで接触のある性的虐待と接触のない性的虐待に分かれます。
こういった虐待の行為を種類で分けていますが、どれかだけというよりも、重なり合ったケースが多くあるのです。

問題なのは、虐待をしている側である親が虐待をしているという認識が無い場合もあるということです。
親の立場からすると躾や教育といったことで行っている行為であっても、子どもの立場からするとその行為を躾や教育では受け取ることができず、単なる暴力でしか受け取ることができないことがあるのです。
親も人である以上全てが正しいわけではありませんが、感情のまま自分の思った通りにしようとする子どものペット化にしていることも問題としてあるのではないでしょうか。
そうなると、子どもは適切な愛情を知らないままに成長し、自尊心が低下することに繋がるのです。

本来であれば、親から適正な愛情を受け、また受け入れてもらう喜びを感じることで愛を学んでいくのです。
しかし生まれてから一番身近にいる親からの愛情が不足することで、自分がどうして欲しいのかということが鈍感になってしまうのです。
愛ということに鈍感になってしまうことで他人に対してどういった愛情を注げばいいのかわからず、コミュニケーションもぎこちないものになってしまうのです。
そうなると更に自尊心が奪われるといった悪循環に陥るのです。
親子愛というのは子どもが成長していく上でかなりの影響を受けることは理解できたと思います。
親子愛をもう一度意識してみてくださいね。


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