黒船「Slack」
我が社は2020年までは業務連絡ツールは「Google一色」でございました。
Googleメール・カレンダー・Meet・Google chat…など。
メールはもちろん、WEB会議や予定管理は全部Google Workspaceで完結していたわけですな。
2020年コロナ中に我が社に来襲した黒船「Slack」。いきなり本社から
「slack」も活用するよう通達が!
所属部門では「slack」って何?Googleと何が違うの?GoogleやめてSlackに切り替わるの?!社内あるある議論が延々と続く。。
Slackとは
Slack はビジネスの基本システムです。人、プロセス、データ、エージェント、AI を 1 つの対話型インターフェイスにまとめることで、Slack は組織の目標達成方法を変革します。
(公式サイトから引用)
Google chatとは
GoogleChat は Google Workspace の一部で、Gmail、Google カレンダー、Google ドライブ、Google Meet、Google グループなどと統合でき非常に便利です。
比較
どちらも社内のコミュニケーションや業務効率化を実現するためのツールですが、ざっと比較してみました。まずは概要から・・・。
結論から言うと、両ツールの機能面に大きな差異はなさそうです。
プロジェクト管理(気軽な絵文字での意思疎通やワークフローの自動化)ならSlack、オンライン会議や共同作業といった面ではGoogle chat、といった感じでしょうか。
では操作性の面では・・・?
■書式設定
Slackは強調したい箇所が浮き彫りになるコードブロックや囲み処理ができるので「ぱっと見ただけで言いたいことが伝わりやすい」イメージです。
Google chatはどちらかというと一般的なメーラーと同じです。Slackと違って形状で差別化ができない分、文字の色を変えられる点ですかね。
■送信設定
これは明確です。SlackにあってGoogle chatにないもの。
”送信日時の設定”です。定期的な配信業務のある方はSlackに軍配が上がるのではないでしょうか?
それぞれのメリット(利点)
代表的なメリットを挙げてみます。
かなり省略した形なので説明が必要なのですが・・。
Slackはチャンネル内での「オープンなコミュニケーション」とチャンネル内でのやり取り(情報)が蓄積されていくことによる「ノウハウ」の検索や取得が容易になると主張しています。メールは限定されたメンバーでクローズされがちですし。情報のやりとりを(自分には直接関与してない案件でも)オープンにするのは有益な点もありますね。
加えて、勤怠報告や日報提出といった毎日のルーティーンを自動化(ワークフロー化)することでかなりの業務負荷が軽減されます。
余談:我が社の場合は勤怠・日報・経費・各種申請など全部ツールが違うのだ。それはそれは面倒くさいのだ。
一方Google chatはどうでしょうか。
上でお話した点は基本Google chatでもできます。違うのは、オンライン会議、カレンダー・資料共有・メール配信などの業務に必要なツールがすべてGoogleで完結できる点。Gmailを開きながらサイドパネルでchatやカレンダー予約ができるのはやはり便利。
AI機能については我が社の場合、どちらもエンタープライズでは未導入なので
あえて言及はしませんが、「要約」「提案」機能はあまり差がないんじゃないかと思っています。
我が社の不毛な論点
さてと、前置きが長すぎましたね。ようやく本題です。
冒頭でも説明しましたが、我が社の場合Slack導入前はGoogle一色でした。
よってこんな声が上がりました。
まずは本質的な論点から。
・クローズドな情報が蔓延してるからSlackを使って全社情報を開示していこう!
・全社のノウハウが蓄積されていないからどんどん情報発信しよう
・部署ごとに情報管理の手法が異なるから、水平化しよう!
・どんな仕事を誰がしているかよくわからない。可視化しよう!
・GoogleとSlackを使いわける理由は?
だったらどっちか1本にすればいいじゃない?
・Slackの使い方がわからない
・SlackにもGoogleにも金がかかるじゃない
・両方使うのが面倒くさい。
次に立場や部署の観点から。
・資料格納する場所がSlackとGoogle chatでバラバラになるのが危険。
・役職毎に閲覧・共有権限が違うからSlackの場合はチャンネル数が膨大になって管理できない。(Slack管理用の担当者が必要になる)
・情報発信が重複してしまう(無駄な通知が多くなる)
最後に会社組織ならではの「あるある論点」から
・部門長がSlackの使い方がわからないからGoogleにしてっていわれる
・slackの通知の多さに管理職がついていけない
・オープンな場で仕事を進めたくない人が一定数いる
・全員発信のSlackの通知に対して誰も反応しない(個別通知はする)
結論
いかがでしょうか?我が社の最大の課題はこれ。
「オープンな場で仕事を進めたくない人が一定数いる」
これが一番の争いといえるでしょう。
ということで、SlackだろうがGoogle chatだろうがDMや限られたメンバー限定のチャットスペースで引き続きクローズドな会話がつづく。。
これが個人情報や秘匿情報を扱う部門なら納得ですが、営業・販促部門もこの調子ですから。
よって導入から5年経過した現在でも我が社はSlack派とGoogle派が存在し
複雑多様化した情報とクローズド情報が両方存在しつつ業務を進めているわけです。
解決方法っていえば解決方法かも・・
組織の壁をなくすための試みなら、本社の一部門ではなく社長命令で「今日から業務は〇〇でやる!」と強い意志を発信しないことには変わらないもんです。
というわけで争いはつづく。。。。