愛着障害という言葉もすっかり有名になりましたね。
アタッチメント障害という言い方もします(愛着=アタッチメント)。
小さい頃(5歳未満まで)に適切に養育者から愛情をもらえないと
心が安定せず、その後の成長にもいい影響を与えないと言われています。
流行りですので、親とのイヤな思い出があるからと
「私、愛着障害だわ」と冗談めいて話すのもいいのですが
「愛着障害とは一体どういうものなのか」
それを知る事で、本当に愛着障害なのかどうかを含めて
きちんと自分自身を理解する事を強くおすすめします。
その方が、きっとあなたのためになるから。
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愛着障害を話すには、生まれた赤ちゃんが
どうやって人との信頼関係を築いていくかを知る必要があります。
一般的には4つの段階があると言われています。
①第一段階:前アタッチメント(0〜3ヶ月頃)
この頃の赤ちゃんは人を区別せずに
誰にでも笑いかけたり泣いたりする行動を見せます。
元々赤ちゃんが誰にでも笑いかける本能を持っている事から
逆に赤ちゃん側から養育者へ「この子を守ろう」という気持ちを引き出す
働きかけをしているとも言われています。
②第二段階:アタッチメントの形成(6ヶ月前後)
この頃から特定の養育者を見分ける様になります。
赤ちゃんの視力の発達が影響しているとも言われます。
養育者をきちんと見分けた上で、笑いかけたり声かけをする様になります。
ちょうど人見知りが出る頃ですよね。
③第三段階:真の愛着形成(6ヶ月〜2・3歳頃)
子どもが特定の養育者を自分の「安全基地」と認識していきます。
養育者にベッタリだった子どもが
養育者の周辺をハイハイで動く様になり、探索が始まる様になります。
探索中にふと不安になったり怖い思いをした時は
慌てて養育者のところに戻っていきます。
そして養育者の側で自分の安全を確認したら、また探索を始める。
こうやって自分自身の世界を少しずつ広げていきます。
また養育者と子どもの間でもコミュニケーションが進みます。
言葉の理解が難しい頃でも
お互いに笑顔を交わす事でコミュニケーションが成立します。
この頃は養育者の姿が見えないと不安になって
後追いや人見知りが目立つ頃ですが
少しずつ、養育者との信頼関係が生まれていきます。
④第四段階:目標修正的協調性(3歳以降)
養育者との信頼関係が安定し、それにより情緒も安定していきます。
相手の意図を理解できる様になり
養育者の姿が見えなくても、離れていても待てる様になります。
この4段階を通して、自分は愛される存在であるという自信が形成されます。
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これは、ボウルビィの愛着(アタッチメント)理論の話ですが
人間が信頼関係を育てていく話としては、結構有名です。
自分でネットで検索してみるといいかも。
「理論なんて実際と違うんじゃないの?」と
理論アレルギーの人もいるかもしれませんが
私は核心をついていると思っています。
ところどころ「養育者」という言葉が出てきますが
これは両親でなくてもよくて。
ただ、子どもに安全基地を提供出来る大人である必要があります。
現実には、子どもを育てていく人が「養育者」になっていくので
両親がいれば、やはり両親になっていくとは思いますが
もし実の両親がいなくても
例えば祖父母や養父母、ステップファミリーの義理両親など
安全基地を提供出来ていれば、問題ないのです。
ですので自分の手を胸に当ててみて
「安全基地をもらっていたなぁ」と思えるのであれば
まず第一段階として、それは愛着障害ではないのではと思います。
(別の何かがあるのかもしれませんが💦人生は色々あります)
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長々と書きましたが
愛着障害とは、
「養育者との関係が、赤ちゃんの頃からうまくいかず
人との信頼関係がうまく築けない・築き方が分からない
人との信頼関係が弱い」
その結果
「自分が愛される存在という自信が育っていない」
といったものになります。
次は、どの様な愛着障害のパターンがあるかを書いていきますね。