どんな謎を解くの?
子どもって
「嫌だな」 「困ったな」 「不安だな」
などの『困り感』を感じている時
それをうまく伝えることができなくて
『困らせ言動』
を起こすことがあります。
なので
「何でこんな事する(言う)んだろう!?」 と
『困らせ言動』があった時
そのことを叱ったり注意したりしても何も解決せず
さらにエスカレートしてしまったりします^^;
厄介なのは
子ども自身が自分の『困り感』について
うまく説明できないどころか
隠そうとしていたり
自覚すらしていないことがあること!
そこで
☆名探偵 お母さん☆ 登場!
お子さんの『困らせ言動』が
・どんな状況の時に
・どんなことをきっかけに
起こっているのか
ということをよく観察し
お子さんの 特性、性格、生育歴、環境、最近の様子など から
『困らせ行動』の背景にある『困り感』を推理します。
そして
推理した『困り感』を解決する方法を
考えていくんです。
謎解きのメリットは?
推理から考えた
困り感解決方法がピッタリ当たると
『困らせ言動』が見る見るうちに消えていきます。
でも場合によっては
なかなかすぐには解決しない場合もありますよね(涙)
そんな時は
・推理が間違っているのか?
・推理は合っているが、解決方法が子どもに合っていないのか?
ということを考え
解決の糸口を探り直していきます。
ちょっと大変ですが
1番困っているのは “子ども” です。
どうしたらいいのか分からなくなっているのも
“子ども” です。
自分のことを理解してもらえないまま
意志に反して起こしてしまった言動だけを
叱られることが続くと
ますます荒れてしまうか
心折れてしまうかですよね(^^;;
例えうまく解決できなかったとしても
お母さんが『探偵』になってあげようとすることで
お子さんにも変化が出てきます!
自分の常識や先入観を捨て
お子さんにしっかり目を向けて
お子さんの目線で理解しようとしないと
推理できないからです。
一つでも解決できることがあれば
お子さんの『困り感』の傾向が掴めるので
今後の推理にも繋がりますよね^ ^
お母さんが
『探偵業』を積み重ねていくと
お子さんの中に
「お母さんは、わかってくれている」
という信頼感が生まれ
それが困難なことを乗り越える
原動力にもなっていきます。
実際にやってみると
子どもの『困らせ言動』に対して
どのように探りを入れ
隠れている『困り感』を見つけ出していくのか
そして『困り感』をどのように解決していくのか
私が実際に
やってみたことをお伝えします。
活動に参加しても
口を荒らしたり友達の邪魔をしたりするAさんの場合
①様子を観察
・運動療育にはよく参加するけど、邪魔をすることも多いな。
・他の活動には参加したがらず、することがないので他の子にちょっかいを出しちゃう。
・得意なことを任せると、生き生きとがんばってるな。
・結構気遣いができ、優しい面もあるな。
②『困り感』について仮説を立てる
・運動療育で、ルールがよく分からないのかな?
・やりたいことができない(思い通りにならない)のが嫌なのかな?
・自信がないから、困らせているのかも?
・本当はもっと活躍したいんじゃないかな?
③仮説を検証する
・ルールをわかりやすくしてみよう。
・どんな時楽しそうか(邪魔をしているか)、もっと観察してみよう。
・活躍できる場をつくってみよう。
・何を褒められると嬉しそうかな?
その結果…
Aさんに
得意な運動療育でリーダーを任せてみると
小さい子に優しく接したり
進んでお手本を示したりと
とてもいい力を発揮することができるように!
と同時に、生活の中でも落ち着きが見られるようになってきました。
Aさんの『困り感』は
『活躍して認められたいのにできない』ことなのかな!?
とわかってきました。
となれば
できるだけAさんに
得意なことや楽しいことを任せて
活躍の場を増やしてあげればいいですよね。
買い物に出かけた時にも
小さい子のエスコートを頼むと
一生懸命お世話してくれたし
とても落ち着いて活動できました。
もちろん、うまくいくことばかりではありませんが
Aさんへの理解が一つ深まったので
別の問題が出てきた時にも
推理しやすくなりました。
こんな感じで
お子さんの『困らせ言動』を
「何でこんなことばっかりするんだろう。困るわ〜」 と捉えず
「この子は何に困っているんだろう?」 と
寄り添った見方をしてあげると
いいんですね^ ^
何で逃げちゃうの?
子どもって
やらなければならないことから
逃げようとすること
ありますよね?
・嘘をついて逃げる
・後回しにして、一時的に逃げる
・暴言を吐いたり泣いたりして逃げる
・本当にその場から逃げていなくなっちゃう
など、逃げ方は様々ですが
『逃げる』=『自己防衛している』
ということ。
無理やり逃げられなくすると
別の問題に発展することもあるので
要注意!
とは言え
見過ごしておくこともできませんよね。
そこで
☆お母さん探偵登場!☆
①様子を観察
どんな時に、どんなことから、逃げている?
②『困り感』について仮説を立てる
・「遊びたい」など、他にもっとしたいことがあるんじゃないか
・飽きたり、めんどくさいと思っているのかも
・分からない、自信がない、不安だからかな
・その場に強いストレスを感じているのかも
③仮説を検証
・まず、やりたいことをさせてみたら…
・楽しくできるように、やり方を工夫したら…
・やる気が出るように、ご褒美を用意したら…
・分かりやすく手本を見せたら…
・不安が軽くなるよう、一緒にやると…
・逃げることを、認めてみたら…
わかりやすいように
具体例を挙げてみますね
文字の練習から逃げる1年生のBさんの場合
文字の練習が始まると
暴言を吐いたり泣き叫んだりして
なかなか練習しようとしないBさん
やっと書き始めたと思ったら
プリントをくしゃくしゃにする始末^^;
①様子を観察
手本をなぞり書きする時
ちょっとでもはみ出したら
パニックに。
②『困り感』への仮説
・はみ出してはダメと、強く思っている。
・思うように書けず、自信をなくしている。
③仮説を検証
「はみ出ても、いいんだよ。」 と伝えたが
「ダメなんじゃ!」の一点張り。
「ここ、上手だよ〜。すごいね。」 と褒めても
「下手なんじゃ。」と受け入れず。
「そんなに書きたくないんなら、もう書かなくていいよ。片付けよう!」
と言うと
血相を変えて「やる!」と言う。
↓
「しなきゃいけない」と言う気持ちは
十分あることがわかったので
「え?書きたくないんなら、やめていいんだよ?」 と
もう一度言ってみると
やっぱり
「やるんじゃ!」と言う。
「やりたくないことをやるなんて、すごいね〜。さすがだね〜。」
と褒めまくると
だんだん調子が出てきて
最後までがんばってできたんですね。
この子の場合
やらないといけないと思ってるけど
自分の思い通りにできないことに自信をなくし
グダグダになっていたんですよね
やろうとしている思いに気づいて
そこを褒めたことで
やる気スイッチを入れることができました。
こんな感じで
お子さんのこと
どんどん探ってみてください。
今まで困っていたことに
新たな対応方法が
見つかるかもしれませんよ♡
「自分では、どうしたらいいかわからない!」
「やってみたけど、うまくいかない」
「子育てが辛くなっている」
そう思うなら
ちょっと胸の内を
相談してみませんか?
誰かに話すことで
ぐちゃぐちゃな気持ちが整理でき
前に進むことができるようになりますよ✨