#355 わが子が「厄介者」扱いされるケースも…
わが子が「厄介者」扱いされるケースも…発達障害児の親が「幼稚園・保育園」を選ぶときに大切なこと
幼稚園や保育園の多くは、特別な配慮が必要な子どもに対して、特別支援学級のようなものは設置していません。もし、わが子が発達障害児だったら、どんな園を選べばよいのでしょうか。
ママ友から「運動会を休んでほしい」と言われた
小学校に入学するまでは「義務教育」ではないので、幼稚園や保育園に入園させず、療育施設だけに子どもを行かせていても、「親が子どもに教育を受けさせる義務を怠っている」「子どもが、親から教育を受ける権利を奪われている」となることはありません。そのため、療育手帳を持っていなくても、受給者証をもらい、療育施設だけを利用する方法もあります。
しかし実際は、小学校入学までは、週に1回程度は療育に通わせていても、在籍する子どもの大半が定型発達児の幼稚園、保育園に行かせている親御さんが多いのではないでしょうか。 そんな園で、あからさまに言葉にされずとも“歓迎しない雰囲気”を感じることもあるかもしれません。
例えば、「ママ友からの理解がない」こと。“お受験系幼稚園”とは限りませんが、教育熱心な親御さんばかりが通う園で、手のかかる子がいると、他の保護者から「保育士がその子ばかりに関わっている」「うちの子の足を引っ張る厄介者」と思われてしまうケースが実際にあります。
また園側に、障害に対する理解がない場合、親も子も苦しい思いをします。現在は昔と違い、障害者差別解消法により合理的配慮をしなくてはならないので、園側もあからさまに拒否することはできません。ただ、「障害のあるお子さんを積極的
0