言いたくない家族のこと『どうすればよかったか?』

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先日、神戸 元町映画館にて『どうすればよかったか?』というドキュメンタリー映画を見てきました。

キャッチコピーは「言いたくない 家族のこと」。

ある時から統合失調症を患ってしまった姉と両親と自分の人生を記録し続けたという藤野知明さんによる作品です。

ご両親は可愛くてとても優秀だった自分の娘が統合失調症になってしまったことをおそらく本当の意味で受け入れることができず、彼女を世間の眼から隔離するために自宅のドアに南京錠までつけて、外に出ないよう閉じ込めてしまいました。

そうした前情報を知っていたので、映画を観てもただただ苦しいだけかもしれないと思って観ようかどうか少し迷いました。

でも、Xでフォローさせていただいている心理士の方がおすすめしたので観に行くことに。

この映画は反響が大きいようで、映画館には平日にも関わらずたくさんのお客さんがいました。

映画が始まって何故か涙がこぼれる私…

別に泣くようなシーンではないのですが、この映画はお姉さんのことを心から想い心配する弟さん(監督)の優しさや愛によって生まれたものなんだな、ということをすごく感じて、そこにとても感動していたのです。

家族の深い問題って、堂々めぐりで一向に解決する気配もなく、目を背けたくなるような苦しいこともたくさんあったはずです。

でも、映画の中で弟さんだけが一貫して現実を直視して、どうやったらこの状況を変えられるかを模索し続けていました。

ご両親は自分の娘に対する愛がないわけでも、コミュニケーションをとっていないわけでもないのですが、すごく賢かった娘に対して理想的な姿を押し付けて、こうであってほしいという期待を手放すことができてないのかもしれないと感じました。

それが、問題を直視するために第三者にサポートを求めることを長い間拒んで、現実を受け入れようとしない原因だったのでは、と思いました。



どうすればよかったか?

言いたくない家族のこと。

私は、言えない苦しさがあって、どうしても今は言う気になれない、そんな閉鎖的な気持ちを抱えてしまうのは仕方ないことでもあったな、と思います。

混乱しているときって、第三者が自分の心の部屋に入ってくることを誰もが恐れるものだと思います。

それはまるでとっ散らかった部屋に急にお客さんが入ってくるような感じで、心が整理できていないと気持ち良くそれを受け入れることができないものだと思います。

ご両親にとって可愛くて優秀だった娘の症状を受け入れることは本当にとても辛いことだったのだと思うし、心の整理ができないまあ、当時は今のようにインターネットの情報も豊富ではなくて、自分達がどういう状況に置かれているのかもよく理解できていなかったのかも、と思います。

ただ、問題を抱えているということを恥じてしまうほど、本来受け取ることができたかもしれない周りからのサポートも、専門家からのサポートも受け取れない状態になってしまったんだな、と感じました。

問題を抱えていることは恥ずかしいこと

そういう意識は私自身とても強い方で、だから、この映画のご両親のように問題を抱えた部屋の扉を閉じてしまうようなことを人生の中でし続けてきたように感じます。

そういう意味ではまるで自分の問題の一部を映画の中で見せられているような気持ちにもなりました。

でも、こんな風に扉を閉めて、自分たちを専門家のサポートや周りからの愛から隔離してしまうのは悲しいことだな、と思いました。



どうすればよかったか?

「問題を恥じないこと」ではないかな、と思います。

そして、問題だと思うものを恥じなくていい世界であってほしいなぁとも思います。

深く、もっと深く触れ合える世界だったらいいのにねって思います。

言いたくないことほど本当は語り合えたらよかったよね。

閉ざされた部屋に風も光ももっと送ってあげたい気持ちになったのでした。

隠そうと思えば隠してしまえる問題というのは、それを抱えて生き抜こうとする強さや決意を持つことができるか私たちに試しているような気がします。

隠そうと思えば隠してしまえるから、いつまでも変わらなくていいと思ってしまうし、いつまでも状況を変えようとする強さが出てこない原因になってしまう。

でもちゃんと決意できたときに、きっとあらゆるサポートを引き寄せることができるはずなのだと思う。

恐れずに、問題を抱えた自分たちを生きていくってとても大切なことですね。

そんなことを感じた映画でした。

ここに書いていない展開もありますので、興味のある方はぜひ劇場でご覧になってください。
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