たびたび寄せられる声
僕のもとにはたびたびこのような声が届きます。
「最高に美味しいレシピを作ってください!」
「老若男女問わず最高に美味しいと言わせるレシピをください!」
「誰もが最高に美味しいと認める完璧なレシピをお願いします!」
この後、さらに声が続くのですが、高確率で同じ内容が続きます。
それは「安く売れば勝てる!」です。
断言します。残念ながらそれでは勝てません。
てか、それで勝てるなら僕はこの方々にレシピを教えませんよ笑
自分で販売して稼ぎます。
だって、最高に美味しくて安ければ勝てるんでしょ?
最高に美味しくて安いのに勝てない理由
最高に美味しくて、それでいて安いとなったら誰もが買ってくれそうな感じがします。でも、実際は勝てない(売れない)ことがよくあります。
理由は、高品質の薄利多売は成り立たないからです。
最高に美味しいについて深堀りすると、これらが出てきます。
・地産食材を使用
・食材に妥協しない
・最高の技術の伝授
つまり高品質な商品を作りたいということですね。
高品質な商品を安く売るということですよね?
そうなると、どうしても薄利多売という戦略を取らざるを得ません。
人の手で高品質な商品を作る以上、多売には限界があります。
そもそも薄利多売という戦略は資金力のある大手がやる手法ですので、個人や中小零細がやるべきではありません。
高品質な商品は
高品質の薄利多売は成り立たないので、安くしても勝てません。
美味しいから売れるわけではない
そもそもお客様は美味しいから商品を買うわけではありません。
「え?」て感じですよね笑
だけど、事実です。
人は、何か目的があって商品を買っているのです。
想像してみてください。
冷凍の唐揚げを買うのはなぜだと思いますか?
プロテインを買うのはなぜだと思いますか?
メッセージプレート付きのケーキを買うのはなぜだと思いますか?
全部美味しいから買っているのでしょうか?
違います。
なにか目的があるから買っているのです。
揚げ物が面倒だから冷凍の唐揚げを買うのです。
筋肉を育てたいからプロテインを買うのです。
誕生日をお祝いしたいからプレート付きのケーキを買うのです。
目的達成のために絞られた商品の中から最終的に選ばれるのが、美味しい商品だというだけなのです。
あなたの商品はどんな目的で買われていますか?
安さが商品の価値を落とす
商品の価値は何で決まるのか?
さまざまな要因がありますが、1つに価格があります。
例えば、高級レストラン
希少部位を使った最高級のステーキを売りにしているとします。
相場だと一皿100gで10,000円のところを3,000円なんて価格で売っていたらどうでしょうか?
安い分には嬉しいけど、なんだか怪しくないですか?
本当に希少部位を使ってるのか?
品質が悪いのではないか?
安ーい肉が出てくるのか?
など、なにかしら裏がありそうだと感じてしまうことでしょう。
高級なレストランなのになんだか一気に敷居が低くなり、特別感がなくなってしまいます。
商品に見合わない価格をつけてしまうと、このように良いことは何もないのです。
高級レストランは価値に見合った品質と価格だからこそ、高級感を演出でき、商品やサービスに対する自信を感じ取り、特別感を味わい、満足度に影響するのです。
同じサービス、同じ商品であっても価格によって感じ取れる価値には違いが生じます。
あなたの商品、サービスに価値があると自信を持って言えるのであれば、胸を張ってそれ相応の価格を提示するべきなのです。
物が良いなら良いなりの価格をつけましょう。
利益が出ない
そもそも、最初から最高に美味しくて売れる商品なんて物は作れません。
商品を育てるからこそ売れるようになるのです。
ここで言う育てるとは、顧客の声を参考にレシピやパッケージ、売り方、価格などを改善することです。
決して自分たちだけでもっと美味しいものを作るということではありません。
そして、商品を育てるために必要なのは、利益です。
利益があれば、研究開発ができます。パッケージやHPにもお金をかけれます。人材にだってお金をかけれます。
商品を育てるにはこういった投資が必要なのですが、高品質な商品を安く売ると当然の如く利益は出ません。
育てるからこそ売れる商品になるのであれば、利益が出ない状況で商品を育てることなんてできません。
育てることができないのであれば、売れる商品を作ることはできません。
売れる商品を作るためにも、利益をしっかりと取れる価格設定にしましょう。
まとめ
・最高に美味しくて安いのに勝てない理由
高品質の薄利多売は不可能
・美味しいから売れるわけではない
美味しいの前に目的がある
・安さが商品の価値を落とす
物が良いなら良いなりの価格を
・利益が出ない
利益が無いと改善すらできない
良い商品を作っているのであれば、良い商品なりの価格を、胸を張っていただきましょう!