freee活用講座vol.18【よくある間違いとその修正方法とは?】〜「現金」項目について〜

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法律・税務・士業全般
こんにちは!
freee専門の開業・経理サポーターの春崎なるみです。

これまで100名以上の個別サポートをしてきた中でもっとも多かった間違いとその修正方法についてお話していきます。



あなたはfreeeの「現金」という項目は使用していますか?



今回はこのfreeeの「現金」の項目についてです!
・現金で仕入れや経費の支払いをした際は「現金」の項目を使って登録で合ってるよね?
・「現金」の残高ってマイナスでも大丈夫なのかな?
・どうしても「現金」の残高がマイナスになるけど、その場合はどうしたらいいの?
・簿記の知識ない私だけど、このままで確定申告って大丈夫なのかな?

そんなあなたはぜひ最後まで読んでいってくださいね〜



はじめに

freeeの「現金」の項目は、事業用とプライベート用(私用)でお金を別財布を使うなどして完全に分けて管理している際に「事業用の現金」という意味で使用する項目となります。

そのため事業用とプライベート用とお金を分けて管理していない場合には、現金で支払っていたとしても、「現金」という項目を使わず、代わりにfreeeでは【プライベート資金】という項目を使用することとなります。

なので事業用とプライベート用でお金を分けて管理していない場合には「現金」項目の残高は0円となっているのが正しい状態となります。


また事業用とプライベート用と必ずしも分けなければいけないのか?というと...

法人の場合はいくら1人社長であっても、会社と社長個人とでは税務上は別の人間という扱いになります。なので会社のお金と個人のお金はきっちり分けて管理する必要があります。

ですが、個人事業主の場合は事業の売上もあくまで個人の収入となるので、無理に事業用とプライベート用でお金を分けて管理する必要はなく、分けていなかったとしても特段問題はないのでご安心くださいね♪



ここまで読んでくださっている方の中にも、これまで現金での支払いは「現金」の項目を使って登録してきてしまった...という方も多いかと思うので、ここからは「現金」項目から【プライベート資金】に変更する方法を実際のスクリーンショットを使ってご説明していきます!

現金を一括で変更する方法


1. ホーム画面から「現金」をクリック
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2.「取引」をクリック
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3.「〇〇件」をクリックして、最大の「500件」を選択
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4. 「一括編集」をクリック
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5.「取引内容を編集」をクリック
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6.「決済口座を変更」を選択
スクリーンショット 2025-10-14 12.40.14.png

7. 決済口座は「プライベート資金」を選択
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8. 赤丸部分をクリックして、表示されている全件を選択
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9.「変更」をクリック
スクリーンショット 2025-10-14 12.54.02.png

10.「変更」をクリック
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これで「現金」項目を【プライベート資金】に変更完了となります!



また今後、現金で仕入れや経費の支払いをした際には、下の画像のように口座を【プライベート資金】で登録していただければ大丈夫です◎
スクリーンショット 2025-10-14 12.59.44.png


ここからはさらに

freeeがなんで簿記の知識がなくても簡単にできると言われているのか?

ここをご紹介していきます!
(私はfreeeからお金をもらっているとかではないので、ただfreeeが簿記の知識がない方にも優しくて私が便利で好きなので勝手に語っています。笑)

簿記の知識がなくて不安なあなたはぜひ最後まで読んでみてくださいね〜
(会計の専門用語の解説とかも盛り込んでお話していくので、読み終わった頃には「簿記の知識なんてないし、専門用語の意味も読み方もわからない」というあなたの不安も減っているかもしれませんよ!笑)


いうことで今回のfreeeの「現金」項目の話を例に簿記の観点から、そしてなぜfreeeが簿記の知識のない方にも優しくて簡単なのか?その理由をお話していきます。


今回はfreeeでは事業用とプライベート用(私用)で別財布などでお金を完全に分けて管理していない場合には「現金」という項目を使用せず、【プライベート資金】という項目を使うというお話をしました。

【プライベート資金】は会計的には「事業主借(じぎょうぬしかり)」「事業主貸(じぎょうぬしかし)」という勘定科目のことを示しています。


◆「事業主借」とは
事業側からすると事業主(あなた)からお金を借りたということです。

なので事業用(freeeと連携している)銀行口座にあなたのお金を振り込んだ時、仕入れや経費をあなたが立て替えた(freeeに連携していない口座やプライベートなお金から支払った)時などに使用します。
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◆「事業主貸」とは
事業側からすると事業主(あなた)にお金を貸しているということです。

なので事業用(freeeと連携している)銀行口座から私用のためにお金を引き出した時、事業用(freeeと連携している)銀行口座やクレジットカードで仕入れや経費以外の私用のものを購入した時などに使用します。
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会計や簿記の知識のない方からすると、「事業主借」「事業主貸」って馴染みのない言葉なので知らない専門的な言葉ばかりで、いまいち頭に入ってこないですし、似たような言葉なのでどっちがどっちだかわからないとなってしまいがちです。

だからこそfreeeにはそんな難しい言葉やルールを知らなくても取引を登録ができるように工夫されているんです。

どちらも私用(プライベート)なお金の移動、目的、使用があった際に、手動で登録するときは【プライベート資金】を使用すればOK!
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自動で経理から登録するときは【プライベートな出金(もしくは入金)として処理】を押せばOK!
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このように簿記の知識がない方にもわかりやすいように工夫されています。


本来であれば下の画像のように
スクリーンショット 2025-10-14 13.15.21.png

仕訳(freeeで明細や取引を登録することを会計の世界では「仕訳(しわけ)」といいます)が必要となってきますが、freeeではそもそもこの左側の借方(かりかた)、右側の貸方(かしかた)という概念がありません。

この借方と貸方という概念が必要ないのがfreeeの1番の特徴で他の会計ソフトとの大きな違いでもあり、簿記の知識がない方にも簡単で優しい会計ソフトとしておすすめできるポイントでもあります!


またfreeeではインターネットで確認できる通帳履歴や利用明細をfreeeに自動で取り込み、明細それぞれを登録していくことでリアルタイムで経営状況を把握することが可能となっています◎


銀行口座の通帳履歴やクレジットカードの利用が多いと、明細ひとつずつの登録に伴う事務処理が増えてしまいますが、それを考慮して事務処理を軽減するためにfreeeでは自動で明細を登録できる機能があります。



「自動で経理」から明細を登録する際に【自動登録ルールとして設定】に✓をつけて登録することで、次回から似たような明細があった際に自動で登録してくれるというものです!
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さらにこれはAIが学習していくので、日々明細が取り込まれていき、登録が増えれば増えるほど精度が上がっていくようになっています。




また経費処理をしていく上で一番迷うのがどの勘定科目を使用するのかといったことがあるかと思います。


freeeでは購入したお店や金額から勘定科目を自動で推測してくれるようになっています。


さらには一般的に使われる勘定科目が一覧から選択できるようになっているので、勘定科目に迷ったとしても別の画面を開きながら調べるといった手間もかかりません。
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このようにfreeeには簿記の知識がない方にもわかりやすいように、簡単にできるように、さらには経理を効率化することで自由(freee)になって欲しいという熱い想いが詰まっていると私は感じています。



freeeに込められた熱い想いと同様に、
私はあなたに
・確定申告で悩んで調べて大切な時間を無駄にしてほしくない!
・経理が苦手で事業を辞めて欲しくない!
・悩んで調べる時間を自由時間に!事業発展の時間に使って欲しい!
・毎年訪れる確定申告という不安や恐怖、焦りから解放されて自由に幸せに生きていって欲しい!
そう心の底から強く本気で思っています。



どうすればあなたから確定申告の不安を取り除けるのか?


その答えはやはり、
①私の持っている知識をインストールしてもらう
②わからない時や行き詰った時はいつでも気軽に聞ける環境を用意する
この2つだと考えました。


私はあなたにあなた自身で確定申告ができるようになっていただくためにも、このブログのように操作手順や設定方法だけでなく、会計・簿記の知識をサポート内でも惜しみなく、お話しています。


あなたに寄り添いたった1人のサポーターとして、誠心誠意サポートいたします。


▼いつでも気軽に聞ける環境をあなたに!▼
ちょっとでも気になる方はぜひご覧くださいね~


▼確定申告の提出までを7STEPでまとめた手順書▼
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おわりに


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。


「freee活用講座」ではあなたの「この場合はどうしたらいいの?」「私にあてはまるケースが見当たらなくて…」といったお困りごとを少しでも解消できるよう、freeeに関するお役立ち情報を発信していきます!


もし何か知りたいことや聞いてみたいことなどありましたらお気軽にDMよりリクエストをお送りいただけると幸いです。出来る限りリクエストにお応えして記事にしていきます。


ではまた!春崎なるみでした~
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