日本にいた頃、
なんとなく息苦しさを感じることがありました。
みんな同じように考えて、同じように行動することが、
どこか当たり前になっている空気があって、
「みんな違っていい」という前提があまり感じられず、
自分の意見を出すことに、少し躊躇してしまうような感覚がありました。
気づけば、自分の個性を少し押し殺していたのかもしれません。
もっと自分らしく過ごせる場所があるんじゃないか。
そう思って挑戦したのが、ワーキングホリデーでした。
そして、2カ国目に選んだのがニュージーランドです。
オーストラリアに比べると少しマイナーな印象があって、
でも日本と同じ島国だから、どこか似ている部分もあるのかな、というイメージを持っていました。
実際に行ってみて、まず驚いたのは、自然の身近さでした。
都市部に住んでいても、
少し足を伸ばせば、山や湖がすぐそばにある。
散歩をしていても、人とすれ違わないことも多くて、
まるで大自然をひとり占めしているような感覚になることもありました。
その静けさが、とても心地よかったんです。
そして、周りにはいろんな個性を持った人たちがいました。
国籍も性格もバラバラで、
それぞれが自分のスタイルで生きている。
そんな環境の中で過ごしていると、
自然と、ありのままの自分でいられるようになっていました。
人の喧騒から少し離れて、
自分だけの時間を過ごせることも多くて。
特に大自然の中にいると、不思議と自分を取り戻せるような気がしました。
「あ、これがいい」と思える瞬間が、何度もありました。
もちろん、すべてが理想通りだったわけではありません。
人間関係が思っていたよりシビアに感じることもあったし、
ニュージーランド人とのコミュニケーションに難しさを感じることもありました。
文化の違いからか、少し冷たく感じてしまうこともあって、
戸惑う場面も正直ありました。
それでも、ニュージーランドという場所が持つ空気感や、
自然との距離の近さは、やっぱり特別でした。
都会にいても、少し外に出れば、すぐに自然がある。
そんな環境は、なかなか他の国では味わえないものだと思います。
今でも友人がたくさん住んでいて、思い出もたくさんある場所で、
ワーホリを終えた今でも、また何度も行きたいと思える場所です。
振り返ってみると、
ニュージーランドは、私にとって「夢の国」だったんだと思います。
ただキラキラしている場所というより、
自分らしくいられる場所としての“夢の国”。
そう思える場所に出会えたことが、
私にとってはすごく大きなことでした。