「ダイエットのために、毎日丁寧に料理を作らなきゃ」
「野菜もたんぱく質も意識したいけれど、忙しくてそこまで手が回らない」
「疲れている日は、つい適当なもので済ませてしまう」
そんなふうに感じたことはありませんか?
ダイエットというと、彩りのよい一汁三菜や、毎食きっちり計算された食事をイメージする方も多いかもしれません。
でも、実際にそれを毎日続けるのは大変です。
仕事、家事、育児、予定、体調、気分。
毎日同じように頑張れるわけではありません。
こんにちは。管理栄養士のさとうきびです。
実は私は、毎日のように野菜たっぷりの味噌汁を作っています。
そしてそこに、ご飯、納豆、卵、鯖の味噌煮缶、焼き魚、刺身、茹で肉などを合わせて、簡単な定食スタイルにすることが多いです。
こう聞くと、もしかすると
「さすが管理栄養士、ちゃんとしてる!」
と思われるかもしれません。
でも、見方によってはかなり地味です。
以前、義理の母親に食事を見られて、
「修行僧~!」
と言われたことがあります。笑
たしかに、華やかな料理というよりは、
ご飯、味噌汁、魚、納豆。
とても素朴な食卓です。
でも私は、この“修行僧ごはん”こそ、忙しい毎日でも体を整えやすい最強の食事だと思っています。
ダイエットを成功させるために本当に大切なのは、気合いではなく「勝手に続く環境づくり」なんです。
ダイエットの本質は「毎日続ける60点」
ダイエットで挫折しやすい方ほど、実はとても真面目な方が多いです。
「やるなら完璧にやらなきゃ」
「糖質は控えなきゃ」
「毎食、栄養バランスを整えなきゃ」
「外食したらもうダメだ」
このように、最初から100点を目指してしまうんですね。
もちろん、やる気があることは素晴らしいことです。
でも、100点の食事を3日だけ頑張るより、60点の食事を毎日続ける方が、ダイエットではずっと大切です。
なぜなら、体は1日で変わるものではないからです。
毎日の小さな積み重ねで、体重も、体調も、腸内環境も、食欲の安定も少しずつ変わっていきます。
完璧を目指しすぎると、少し崩れただけで、
「もう今日はダメだ」
「どうせできない」
と感じやすくなります。
でも、最初から「60点でOK」と決めておけば、疲れている日も続けやすくなります。
たとえば、
・野菜たっぷりの味噌汁を食べた
・納豆を足した
・卵を食べた
・ご飯を抜かずに適量食べた
・お菓子だけで済ませず、たんぱく質を足した
これだけでも十分、体にとってはプラスです。
ダイエットは、特別な日に頑張るものではなく、普通の日にどう整えるかが大切です。
管理栄養士さとうきび流・環境づくりのコツ
管理栄養士というと、毎日きっちり一汁三菜を作っているイメージがあるかもしれません。
でも、私自身も毎日手の込んだ料理をしているわけではありません。
むしろ、忙しい日でも食事が崩れすぎないように、できるだけ簡単に整う仕組みを作っています。
その中心にあるのが、野菜たっぷりの味噌汁です。
味噌汁は、本当に優秀です。
・野菜をたくさん入れられる
・温かくて満足感がある
・発酵食品である味噌を使える
・食事全体の満足度が上がる
・ご飯やたんぱく質のおかずと合わせやすい
忙しい時ほど、具だくさん味噌汁があるだけで食事の安心感が変わります。
入れる野菜は、立派なものでなくて大丈夫です。
冷蔵庫に残っている野菜、カット野菜、冷凍野菜、きのこ、わかめ、豆腐など、使いやすいもので十分です。
たとえば、
・キャベツ
・玉ねぎ
・にんじん
・大根
・小松菜
・きのこ
・わかめ
・豆腐
・冷凍ほうれん草
・冷凍ブロッコリー
このあたりを気軽に入れるだけで、野菜不足対策になります。
「野菜を食べなきゃ」と思うと大変ですが、味噌汁に入れてしまえば、自然と食べられます。
私も、毎日おしゃれなサラダを作っているわけではありません。
野菜は味噌汁にどんどん入れる。
それくらい気楽な形にしています。
この“頑張らなくても野菜が摂れる仕組み”が、ダイエットを続けるうえでとても役立っています。
「包丁を使わないたんぱく質」を常備しておく
もうひとつ大切なのが、たんぱく質を簡単に足せる環境を作っておくことです。
ダイエット中にありがちなのが、野菜だけ、サラダだけ、スープだけで済ませてしまう食事です。
一見ヘルシーに見えますが、たんぱく質が不足すると、筋肉量の維持が難しくなったり、満足感が続きにくくなったりします。
その結果、あとから甘いものが欲しくなったり、間食が増えたりすることもあります。
だからこそ、毎食「たんぱく質を1つ足す」ことを意識すると、食事の安定感がぐっと上がります。
とはいえ、毎回お肉や魚をイチから調理するのは大変です。
そこでおすすめなのが、包丁を使わずに用意できるたんぱく質を常備しておくことです。
たとえば、
・鯖の味噌煮缶
・卵
・納豆
・茹で肉
・焼き魚
・刺身
・豆腐
・ツナ缶
・サラダチキン
このような食材があると、忙しい日でも食事を整えやすくなります。
特に、鯖の味噌煮缶や納豆、卵は、調理の手間が少なく、食卓に出しやすい食材です。
「今日はもう何も作りたくない」という日でも、
ご飯、具だくさん味噌汁、納豆。
これだけでも、何も考えずに外食で済ませるより、ずっと体にやさしい食事になります。
華やかさはないかもしれません。
でも、体はちゃんと喜んでくれます。
義理の母親に「修行僧!」と言われたような食事でも、私にとっては、忙しい毎日を支えてくれる大切な土台です。
組み合わせるだけで完成する「60点健康定食」
私がよくおすすめしているのは、難しいメニューを考えることではありません。
基本はとてもシンプルです。
ご飯 + 野菜たっぷりの味噌汁 + たんぱく質を1つ
これだけです。
たとえば、こんな組み合わせです。
・ご飯
+ 野菜たっぷり味噌汁
+ 鯖の味噌煮缶
・ご飯
+ 野菜たっぷり味噌汁
+ 納豆と卵
・ご飯
+ 野菜たっぷり味噌汁
+ 焼き魚
・ご飯
+ 野菜たっぷり味噌汁
+ 刺身
・ご飯
+ 野菜たっぷり味噌汁
+ 茹で肉
これなら、手の込んだ料理をしなくても、主食、主菜、副菜がそろいやすくなります。
ご飯でエネルギーを補い、味噌汁で野菜や食物繊維を摂り、たんぱく質で体づくりを支える。
この形ができるだけで、食事の土台はかなり整います。
ダイエット中に大切なのは、食事を減らすことだけではありません。
必要な栄養をきちんと摂りながら、余分な食べすぎを防ぐことです。
食事の満足感が低いと、結局あとからお菓子やパンをつまみたくなることもあります。
だからこそ、温かい味噌汁とたんぱく質を組み合わせて、体も心も満たされる食事にしていくことが大切です。
家事もダイエットも、頑張りすぎない仕組みが大事
ダイエットが続かない原因は、意志が弱いからではありません。
多くの場合、続けにくい環境のまま、気合いだけで頑張ろうとしていることが原因です。
毎日手の込んだ料理をする。
毎食完璧なバランスを考える。
お菓子を一切食べない。
外食を全部我慢する。
これでは、いつか心が疲れてしまいます。
大切なのは、疲れていても回る仕組みを作ることです。
・野菜たっぷりの味噌汁を作っておく
・納豆や卵、魚の缶詰を常備する
・ご飯を抜かず、適量食べる
・完璧ではなく、まずは60点を目指す
このくらいのゆるさが、長く続けるためにはちょうどいいのです。
“修行僧ごはん”なんて言われるくらい地味でも、毎日続けられるなら、それは立派な健康習慣です。
ダイエットは、特別な料理を作れる人だけが成功するものではありません。
忙しい毎日の中で、どうすれば自分にとって続けやすい形にできるか。
そこを整えていくことが、リバウンドしにくい体づくりにつながります。
今日からぜひ、
「毎日続ける60点」
を目指してみてください。
まずは、野菜たっぷりの味噌汁を作る。
そして、納豆や卵、鯖缶など、手軽なたんぱく質を1つ足す。
それだけでも、あなたの食事はちゃんと前に進んでいます。
自分の生活スタイルに合った食事の整え方を知りたい方、忙しくても続けられるダイエット方法を見つけたい方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。