突然ですが、『転職エージェント』ってご存知ですか?
ここ数年、TVCMもたくさん放送されているので、耳にされたことがあるのではないでしょうか。
転職を考えている人に対して求人情報を提供したり、転職活動の進め方を教えてくれたり、面接を突破するためのノウハウをアドバイスしてくれる企業を「転職エージェント」と呼びます。
たくさんの転職エージェントがあって「どんな転職エージェントを頼ったら良いのか」「活用するにはどうしたら良いのか」と悩むことはありませんか?
そんな悩みの解決するために、転職エージェントの事を深掘りしていきます!
転職エージェントの舞台裏
前回は転職エージェントの全体像について探ってみましたね。
今回はその枠組みの中で実際に活躍している人々に焦点を当てていきます。
「転職エージェントの中の人」と聞いて、どんな人たちが働いているか想像したことはありますか?
転職支援の裏側で活躍する多彩な人材について具体的にどんな人たちがいるのか、一緒に見ていきましょう。
<転職エージェントで働く人たち>
転職エージェントと一言で言っても、実はさまざまな役割・専門性を持つ人たちが協力し合って、転職希望者・採用企業をサポートしています。
あくまで一例ですが転職エージェントで働く人たちを図で表してみました。
エージェントによって名称(呼び方)が異なっている場合もありますが、概ね以下のような体制で運営されています。
※アシスタントやリサーチャーを採用しているエージェントは限られるかもしれません
今回はリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーを見ていきましょう!
<リクルーティングアドバイザー(RA)>
一言でいうと法人営業担当者です。
採用企業の強力なパートナーとして日々、人事/採用担当と密に連絡を取り合い、求人の獲得や採用実現に向けたコンサルティングを行っています。
転職エージェントの中では、採用企業のことを一番理解している存在と言えます。
具体的な業務内容は
・採用企業の新規開拓
・求人の獲得、そのポジションの採用の実現に向けたコンサルティング
・(自社に登録している転職希望者へ提供するための)求人情報の作成
・キャリアアドバイザーに対する求人の告知、連携
・採用企業へ転職希望者の推薦や面接等の日時の調整など
エージェントによっては「企業担当」「営業担当」と呼ばれ、求職者から企業・求人に関して踏み込んだ質問をされた時に、キャリアアドバイザーに代わって転職希望者に情報を提供する場合もあります。
<キャリアアドバイザー(CA)>
人材担当と言われ、転職希望者の転職支援・サポートを担当しています。
転職希望者の強力なパートナーとして面談・求人情報の提供・職務経歴書の添削・面接の対策といった転職ノウハウの提供など転職活動がスムーズに進むようにサポートをしています。
具体的な業務内容は
・転職希望者との面談、経験や希望のヒアリング
・求人の紹介
・応募書類の添削
・RAへ転職希望者の推薦、連携
・面接の対策及び日程調整
・転職決定後に入社までのフォロー
・スカウトサイトを活用し転職希望者のスカウトなど
エージェントによっては、「キャリアコンシェルジュ」「キャリアカウンセラー」などの名称で呼ばれる場合もあります。
<転職エージェント内で行われていること>
ここまで見ていただくと気づかれると思いますが、分業型の転職エージェントにおいては、
RAは採用企業と
CAは転職希望者と
密にコミュニケーションを取っています。
しかし、この体制は特別なことがなければ
RAが転職希望者に連絡する
CAが採用企業に連絡する
ということはありません。
RAとCAが密に連携を取ることで、転職支援を実現しています。
<転職エージェントで働く人の背景 / 経験>
リクルーティングアドバイザー(RA)とキャリアアドバイザー(CA)として活躍する人は実に多様な経歴を持っています。
1.新卒からのキャリアスタート
フレッシュな視点と熱意を持って、新卒で転職エージェントに飛び込む人
2.豊富な経験 / 専門知識を持って飛び込む転職
他業界からキャリアチェンジで転職エージェントに転身する人も少なくありません。前職での経験を活かして、その職種特有の事情や現場への深い理解を活用しサービスを提供しています。
面談の際に自分自身の経験を深く理解してもらえると嬉しくなりませんか。
そういった意味からも多様なキャリアチェンジを受け入れています。
<転職エージェントの募集要項>
キャリアアドバイザーにはどんな経験が求められるのか。
実際に転職サイトに掲載されているキャリアアドバイザーの求人情報を見てみましょう。
【A社(未経験者向けの求人)】
<必須条件>
営業経験3年以上(個人 / 法人不問)
【B社(未経験者向けの求人)】
<必須条件>
新規開拓が中心の営業経験2年以上(個人 / 法人不問)
【C社(未経験者向けの求人)】
<必須条件>
営業経験(法人営業経験があれば尚可)
どの企業においても『営業』の経験が求められています。
RA / CAは毎月目標(内定承諾件数や成約手数料の金額など)を持って活動しています。その為、目標達成意欲の強い人や目標達成に向けて粘り強く工夫ができる人に適性があると考えるエージェントが多いからです。
エージェントによって「目標達成意欲の高さ」「専門性の高さ」など何か光った経験に着目した場合には、営業経験を持っていなくても採用する場合があります。
私も15年近く前に営業経験を持っていなくて採用された1人です。
このことは転職エージェント業界が多様な背景を持つ人材を歓迎していることの証といえるでしょう。
キャリアアドバイザー=キャリアコンサルタント?
キャリアアドバイザー=キャリアコンサルタントと思っていらっしゃる方のお話を聞くことがあります。
実は勘違いなんです。
キャリアコンサルタントは国家資格であり、国家資格に合格した人だけが名乗れる独占名称です。
キャリアアドバイザーのお仕事に就いている人であっても、国家資格に合格していない人は名乗ることができません。
時折、転職エージェントの求人を見ると「キャリアコンサルタント」の募集を目にします。しかし、募集要項には国家資格の事が一切書かれていません。
書かれているのは「営業経験」などキャリアドバイザーに求められること。
きっとその転職エージェントではキャリアドバイザーのことをキャリアコンサルタントと呼び、転職支援を事業としながら独占名称ということをご存知ないのだと思います。
今回はリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーを深掘りしてきましたがいかがでしたでしょうか。
次回は『転職エージェントで働く人(その2)』と題しまして、アシスタントやリサーチャーの事を深掘りしていきます。
ご期待ください!