転職今昔物語 ~ 転職エージェントの種類・仕組み ~

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ビジネス・マーケティング
転職エージェントと聞いて思い浮かぶ会社は何社ありますか?
そのエージェントの特徴・サポートの体制などを「転職今昔物語」と題して、私が感じていることをお話させていただきます。

このブログは私の人事・転職エージェントとしての経験を元に、私の身近で起きた採用・転職に関わることを綴って参ります。
業界・企業規模など特有のケース・事例が出てくるかもしれませんが、「そんなこともあるんだ」という暖かい目で見ていただけますと幸いです。
皆様の身の回りでは起こりえない事であってもご容赦ください。
採用の現場ではいろいろなことが起きているんです(笑)

貴方は転職エージェントと聞いて思い浮かぶ会社は何社ありますか?

そのエージェントの特徴・サポートの体制のことをご存知ですか?


今回は転職エージェントの種類・仕組みについてみていきましょう。
※2024年7月時点の情報です。

まず『転職エージェントの種類』から見ていきましょう。
私は転職エージェントの種類を『求人の取り扱い』から3種類に分けています。

 1.業界問わず求人を取り扱う(総合型)

 2.特定の業界 / ハイクラスなど求人を絞っている(特化型)

 3.業務委託・副業(フリーランス)に絞っている


総合型は企業規模が大きく知名度の高い企業でよく見られます。
大手ではなく小規模なエージェントは特定の業界に絞ったり、ハイクラス / エグゼクティブなど職位を絞るケースが多くあります。
「ヘッドハンティング」「ヘッドハンター」と言われる企業も特化型に含めています。
最近、特に増えてきているのが『業務委託・副業』(フリーランス向け)のエージェントです。
ITエンジニアだけでなく、マーケター、営業、人事など職種軸で『プロの力を借りよう』と謳っています。

ここからは転職エージェントの仕組み(サポート体制)に着目してみましょう。
転職エージェントの体制は大きく分けて2種類に分かれます。
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転職エージェント内で「キャリアアドバイザー(人材担当)」と「営業(企業担当)」に担当業務を分けている分業型。
1人のコンサルタントが一気通貫に採用企業・転職希望者の双方にコンタクトを取る両面型(両手型)。

それぞれにメリット / デメリットがあるので、一概にどちらが良いと言えないのですが、年齢 / ご経験により使いやすさ / 適切なサポートを受けることができるかが変わってきます。

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※私が個人的に感じるメリット / デメリットです。

また、参考程度に転職エージェントの稼ぎ方についても見てみましょう。
多くの紹介会社は転職希望者は無料で活用することができます。
求人情報を紹介して貰い、転職に向けたアドバイス・支援を受けても無料なんです。
これは『有料職業紹介事業』という厚生労働省の許認可が必要な事業で、採用企業から『紹介手数料』を得るビジネスモデルとなっているからです。

2024年7月時点では経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業で、「転職希望者が有料講習を受講し転職する」というケースがございます。
管轄省庁が異なっている(リスキリング=経済産業省、有料職業紹介=厚生労働省)こともあり、複雑になってきております。
活用されるサービス・制度によって異なりますのでご注意ください。

ここまで『転職エージェントの種類・仕組み』を見てきましたがいかがでしたでしょうか。
「どこを活用したら良いのか」と悩まれることもあると思います。

私は転職エージェントとの出会い、コンサルタントとの出会いも『縁』だと考えています。
転職を実現するために「たくさんのエージェントに登録したら良い」というわけでもありません。
※同じ企業・求人を複数のエージェントから紹介される場合もあります。
たくさんのエージェントに登録され、困惑されている方をたくさん目にしてきました。

どのエージェント・コンサルタントは信頼できるか / 頼りになるか
という点でエージェントを選ぶことをおススメいたします。

エージェントの活用方法・転職活動の進め方に悩まれた時にはキャリアコンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。
貴方のご経験・希望にマッチした転職活動の方法が見つかるかもしれません。









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