診断書をもらって休職する事になった。
精神科に行く事に抵抗があって診断書はもらえていないが、
とりあえず有給などでまとまった休みをもらう事にした。
いずれにしても、何とか仕事から離れられる状況にはなった。
こんな時にやりがちだけど、
病気の療養にはタブーな事があります。
スポーツクラブに入会する。
仕事の勉強で専門学校に行く。
ランニングを始める。
こんな事は療養の初期には、絶対にやってはいけません。
他でも書いていますが、
うつは、バッテリー切れのような状態です。
充電しなおす前に負荷をかけて、
残りの電気を使ってしまったら、
回復に向かう力を取り戻す事も大変です。
充電に必要なのは休む事です。
眠るのが一番良いですが、
横になっているだけでも大分違います。
ごく初期であれば、数日。
拗らせて休職になってしまった場合は月単位。
とにかく休む事に専念する。
あせって辛くても、急がばまわれ。
休養が足りてくると、
自然に動いてみようかな、という気分になってきます。
焦りで、動かなくては、と感じるのと違う感覚です。
そうなって初めて動き始める。
それも、5~10分の散歩からです。
鬱の方は朝調子が悪いとおしゃる事が多いのですが、
朝日を浴びるのは回復の助けになります。
可能なら、朝コンビニにコーヒーを買いに行く事から
初めてみるのも良いかもしれません。
動いたら、それが無理でなかったか評価しながら、
少しずつ動く時間を延ばしていく。
辛かったら辛くない所まで一旦戻すのも大事なポイントです。
どうしてもあせって動いてしまって、
調子を崩す方は、
定期的にカウンセリングを受けていただくのが良いと思います。
うつの療養はアスリートの体づくりではなく、
リハビリのようなものです。
根性で突き抜けるのではなく、
様子をみながら体力をつけていくようにイメージしてください。