第2回 テンプレを使っても、なぜか整わない理由
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デザイン・イラスト
電子書籍の表紙を、
自分なりに一生懸命つくってみた。
Canvaを使って、
配色も考えて、
文字も整えてみた。
それなのに、
「これで本当に大丈夫かな?」
「悪くはないけど、自信が持てない」
そんな気持ちになることはありませんか?
実はそれ、
表紙づくりに慣れてきた人ほど感じやすい悩みです。
このシリーズでは、
「失敗した表紙」の話ではなく、
“惜しいところまで来ている表紙”についてお話しします。
ほんの少し視点を変えるだけで、
表紙の伝わり方は大きく変わります。
今のあなたの作り方を、
否定する内容ではありません。
「ここを知っておくと楽になる」
そんなヒントを、3回に分けてお届けしする第2回目です。
Canvaのテンプレを使っているのに、
「なんだかしっくりこない」
「悪くはないけど、自信が持てない」
そんな感覚を持ったことはありませんか?
実はこれ、中級者に差しかかると多くの人が通る道です。
テンプレは「完成形」ではありません
まず大前提として、
Canvaのテンプレはとても優秀です。
色の組み合わせもきれいで、
文字の配置も整っている。
だからこそ、「これを使えば大丈夫」と思いますよね。
でもテンプレは、
誰かの本のために作られたものではなく、
“汎用的な型”です。
そのまま当てはめるだけでは、
あなたの本の内容や読者に
ぴったり合わないこともあります。
整わない原因① 文字を入れすぎてしまう
テンプレを使うと起きやすいのが、
●タイトルが長くなった
●サブタイトルを足した
●キャッチコピーも入れた
結果として、
文字同士がぶつかり合ってしまう状態です。
テンプレ自体は整っていても、
情報量が増えると、バランスは崩れてしまいます。
整わない原因② 配色を“意味”で見ていない
テンプレの色を
「なんとなく好み」で変えていませんか?
実は色には、
●安心感
●信頼感
●やさしさ
●緊張感
など、受け取られ方の違いがあります。
内容と合っていない色を使うと、
「きれいだけど、違和感がある」
という印象になりやすいのです。
整わない原因③ 自分視点で見続けてしまう
一番多いのが、ここです。
●作り手としての目
●がんばった過程を知っている目
この状態で見ていると、
どうしても「説明したくなる」表紙になります。
でも読者は、
たった一瞬しか見ていません。
この視点の切り替えが、
中級者から一歩抜けるポイントです。
テンプレは「土台」。仕上げで差が出る
テンプレを使うことは、悪いことではありません。
むしろ、土台としては最適です。
でも、
●情報を削る
●目立たせる場所を決める
●読者目線で整える
この「仕上げ」の部分で、
表紙の印象は大きく変わります。
次回は「プロはどこを見て直しているのか」
最終回では、
プロが表紙を見るときに
まずチェックしているポイントをお話しします。
「全部作り直す」ではなく、
「ここを整えるだけで変わる」
そんな視点をお伝えしますね。